公共交通のDX推進施策で 熊本県のバス事業者5社とLINE Fukuokaが協働  LINE公式アカウント限定の1日乗り放題デジタル乗車券を販売

    データを用いて快適な公共交通サービスの提供と利用者の定着を目指す

    サービス
    2022年1月6日 10:30

    LINE Fukuoka株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役社長CEO:鈴木 優輔、以下 LINE Fukuoka)は、熊本県のバス事業者5社で組織する共同経営推進室(以下、共同経営推進室)と協働し、公共交通利用者の定着化を目的として、2022年1月29日(土)「バス・電車 子ども無料(大人100円)の日」にLINE公式アカウント限定の1日乗り放題デジタル乗車券を提供することをお知らせいたします。


    LINE公式アカウント『熊本電車バス』/1日乗り放題デジタル乗車券を利用するメリット


    1日乗り放題デジタル乗車券は、本日2022年1月6日に利用開始となるLINE公式アカウント『熊本電車バス』限定の企画です。


    2022年1月29日(土)に、熊本県内の全てのバス・電車(※1)が180円で1日乗り放題になります。当日は、1乗車あたりの大人料金が100円のため、大人が2回以上乗車する場合は必ず割安となります。

    また、利用前にアンケートに回答すると、利用日以降も利用者に合った情報を受け取ることができます。


    昨今、コロナ禍の影響も受けて、地方公共交通機関の利用者の減少は事業者にとって大きな課題となっています(※2)。

    利用者に今後も安定して公共交通サービスを提供し続けるために、事業者がデータを活用して利用者の属性や利用状況の把握と分析を適切に行うことがますます重要視されています。

    今回は、乗車券をデジタル販売することを通して取得した利用者データを元に、その属性や需要に合わせた利用後の継続的なコミュニケーションを行うことで利用者の増加や定着を目指します。


    ※1:対象路線はホームページ参照( https://jmpo.kumamoto-toshibus.co.jp/2021freeday/ )

    ※2:九州沖縄地方の公共交通において輸送人員が50%以上減ったと回答した企業は約半数以上となっている

    出典:公共交通経営実態調査報告書(令和2年11月25日)(p.10)

    https://ryobi.gr.jp/wp-content/uploads/2020/11/3f72df24c9fc26af7cc141294e30d338.pdf



    ■LINE公式アカウント『熊本電車バス』について

    LINE公式アカウント『熊本電車バス』は、バスの現在地の確認やデジタル乗車券の購入ができる、熊本県下の電車・バス共通(※1)のアカウントです。

    2022年1月29日(土)の「バス・電車 子ども無料(大人100円)の日」では、限定の1日乗り放題デジタル乗車券を購入することができ、利用日当日は画面を運転士に見せるだけで簡単に乗・降車が可能です。

    友だち登録時に簡単なアンケートに答えると、イベント情報やダイヤ改正時の案内(※3)など、利用者に合った便利な情報を受け取ることができ、より快適に交通サービスを利用することができるようになります。

    ※3:現在検討中


    LINE公式アカウント『熊本電車バス』友だち登録~1日乗り放題デジタル乗車券利用の流れ


    LINE公式アカウント名: 熊本電車バス(共同経営推進室)

    ID         : @kumamotodensyabus

    友だち追加リンク  : https://lin.ee/elsKCDI/prmt/a/3


    QRコード


    ■協働施策に至った背景


    共同経営推進室とLINE Fukuoka


    LINE Fukuokaでは、交通領域でのサービス展開はオンライン・オフラインが融合した新しいユーザー体験の創出が可能であると捉え、これまでにも「九州における移動のDX」として、西日本鉄道株式会社、福岡市地下鉄、株式会社mobby ride、SUNQパス運営委員会など複数の交通事業者と積極的に協業を実施しています(※4)。

    LINEを用いた電車やバスの混雑情報の提供、デジタルきっぷミニアプリ、電動キックボードの実証実験など様々な取り組みを行う中で、利用者の分析と結果に合わせたコミュニケーションがもたらす効果が実証できる更なる機会を模索していました。


    共同経営推進室では、2019年の検討会発足以降、バス交通が担うべき役割を将来にわたって維持し、利便性・生産性を最大限向上させるため、会社間の垣根を超えて様々な検討と施策を実施しています。

    特にデータを用いた利用者の分析に力を入れており、2019年に実施した1日限定イベント「バス・電車無料の日」でも産学各方面と連携し、一斉アンケートなどの統計データを元に効果測定を行いました(※5)。

    前回はイベント当日に多くの方に利用いただいたため、単発のイベントとしては公共交通を利用するきっかけづくりになりました。しかし、当日の利用者について、実際にその後公共交通利用が定着化したのかまでは把握する事は出来ませんでした。また、日常的な利用促進の施策についても、バス車内や自社HPの告知が主で、バスを普段利用していない見込み顧客へのアプローチは課題として残っていました。


    このたび共同経営推進室がデジタル化推進の一環でLINE公式アカウントの開設を決定したため、「バス利用者の増加と定着」のための利用者との接点の拡充施策としてLINE公式アカウントでのデジタル乗車券販売というかたちでの協働に至りました。


    ※4:・西日本鉄道株式会社とLINE Fukuoka株式会社、LINEを活用した西鉄グループのDX推進に関する連携協定締結。

    https://linefukuoka.co.jp/ja/pr/news/2021/021515

    ・全国初 鉄道事業へのLINEミニアプリ導入。

    https://linefukuoka.co.jp/ja/pr/news/2020/102815

    ・LINE Fukuoka、電動キックボードのシェアリングサービス「mobby」と協業。

    https://linefukuoka.co.jp/ja/pr/news/2019/102415


    ※5:「熊本県内バス・電車無料の日」実施レポート

    https://www.sankobus.jp/busportal/wp-content/themes/sankobus/pdf/report_20190914.pdf



    今回の取り組みの結果とそれを踏まえて継続的に検討していく今後の施策が、バス利用者の増加と定着にとどまらず、ひいては熊本県の地域経済の活性化にも寄与すると考えております。


    LINE Fukuokaはこれからも、LINEの先端技術やプラットフォームを生かしてまちや市民や企業の問題解決に取り組み、九州をより豊かで便利な未来志向のまちにすることを目指してまいります。



    ■本件に関するお問い合わせはこちらから

    https://linecorp.com/inquiry/smartcityproject/form.html



    【LINE Fukuoka会社概要】

    社名       : LINE Fukuoka株式会社

    本社所在地    : 福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル12F

    代表者      : 代表取締役社長CEO 鈴木 優輔

    資本金      : 490百万円 (2018年1月時点)

    設立日      : 2013年11月18日

    主な事業内容   : LINEおよび関連サービスの開発・クリエイティブ・

               運営・事業企画など

    コーポレートサイト: https://linefukuoka.co.jp/ja/

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