違和感のない“紙ストロー”が実現!紙、パルプ製品の耐水性・耐...

違和感のない“紙ストロー”が実現! 紙、パルプ製品の耐水性・耐久性・強度を高める 天然成分100%のコーティング剤を開発

~ 廃棄後も100%土に還元、“脱プラスチック”を叶える新素材 ~

環境にやさしい最先端材料を研究開発する化学会社 GSアライアンス株式会社(本社:兵庫県川西市、代表取締役社長:森 良平博士(工学))は、コーティングするだけで、紙ストローなどの紙製品、パルプ成型品の耐水性、耐久性、強度を高める“生分解性樹脂コーティング材料”を開発いたしました。

このコーティング剤は、食品添加物などにも使われる100%天然の材料で作られており、人にも環境にも優しいものです。

また、耐久性や耐水性が高まるため、紙ストローにコーティングすることで味や舌触りの変化を感じにくくなります。今後、プラスチックの代替として紙製品やパルプ成型品が増えることが見込まれることから、今回、コーティング剤の一般販売を開始いたします。


パルプ成型品用コーティング剤を開発


■コーティングするだけで紙ストローの“耐水性・耐久性”が向上

使い捨てプラスチック製資材の削減や代替素材切替の機運が高まる中、これまで使っていたプラスチック製のストローを紙製ストローに変更する店舗も増えてきています。一方で、紙ストローは水に弱い、強度に弱いなどが問題とされており、実際に紙ストローを使用した感想も、紙の舌触りの違和感や紙の味がして飲み物の味が変わるなど、環境への配慮とわかっていても、まだまだ慣れない実情があるようです。


そこで、環境分野での最先端材料を研究開発する会社 GSアライアンスは、紙、パルプ製品の耐水性、強度を向上させる100%天然の材料で作った生分解性樹脂コーティング材料を開発いたしました。


これまで紙の表面をラミネート加工するという方法はありましたが、コストがかかるうえに再生紙にはなりにくいなど、環境負荷が高まるというデメリットがあります。このコーティング材料は、食品添加物としても使用されるもので作られているため、安全性はもちろん、環境にも優しく、通常の紙ストローにコーティングするだけで使用可能。天然成分でできたコーティング剤なので、廃棄後も100%土に還ります。


コーティングするだけで耐水性向上


舌触りの違和感も軽減


コーティングをすることで耐久性も向上させることができ、実際に(1)市販されている紙ストローと、(2)同じ紙ストローにコーティング剤をスプレーしたものを、30分室温で水につけた後、500gの重りを乗せた場合、(1)の何も手を加えていない紙ストローは重さでへこんでしまいましたが、(2)コーティングをした紙ストローはへこむなどの変化がありませんでした。



■“使い捨て食器”需要増でも、「環境負荷は少なく」を可能に

コロナ禍での衛生意識の高まりもあり、使い捨てのメリットもあることから、今後、紙ストローや紙容器、パルプ成型品といった食器用途、食器包装用途むけの活用も可能です。脱プラスチックへの取り組みを今後加速させるためには、使いにくさや面倒くささを我慢するのではなく、「気が付かないうちに、環境に配慮できる製品」を増やすこと。今後、GSアライアンスでは、パルプ製品の実用化が進む中、耐水性、強度を向上させることができる材料として、国内外への事業展開を加速していくとともに、環境分野での「脱プラスチック」を叶える新素材の開発を進めてまいります。



■GSアライアンスが生み出した新素材「NANO SAKURA」

植物を原料とした生分解性・天然バイオマスを100%使用した“石油ゼロ”の土に還る新素材です。セルロースナノファイバーや木、石を添加剤としていれることで、強度、耐熱性、成形性などを克服しました。石油ゼロ、天然バイオマス原料、廃棄後の排出なし、生分解性を兼ね備えた地球にやさしい新素材です。NANO SAKURAの製品で現在用いられている製品は、生分解性で最終的には土と二酸化炭素に分解されますが、耐久性もありますので水洗いをして再使用するなど、できるかぎり資源の無駄遣いとならないような使い方を推奨します。

また、カトラリーだけではなく、この新素材を使いその他の商品も販売しています。


NANO SAKURA その他の製品

・カトラリー

・歯ブラシ

・皿、コップ

・ペットボトル

・ネイルチップ

・マスククリップ など


環境に優しいECO歯ブラシ


土に還るネイルチップ


ネイルチップにカラーを載せたもの


土に還るプラスチックボトル


販売場所      : 楽天市場

Nano Sakura Shop URL: https://www.rakuten.ne.jp/gold/nano-sakura/



【開発者の想い】

兵庫県川西市にあるGSアライアンスは、プラスチックごみ問題を今後絶対に避けては通れない社会課題とし、自然に還る生分解性プラスチックの開発・研究を続けてきました。母体は、昭和13年創業の色材メーカーで、その4代目社長でもある森 良平が自社の商品も含め、今後もっと環境に配慮したものを、と「自然由来の、土に還る」素材にこだわって作っており、今後は、海洋問題とともに、食糧問題にも目を向け、非可食性の生分解性プラスチックでの製品づくりにも力を入れて参ります。GSアライアンスは現在国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指せるスタートアップ企業として採択されており(UNOPS GIC KOBE)、今後国連事業への採択を目指し、国内外の事業展開を進めてまいります。



【会社概要】

商号  : GSアライアンス株式会社

代表者 : 代表取締役社長 森 良平博士(工学)

所在地 : 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11

事業内容: 環境、エネルギー分野の最先端材料、技術の研究開発

URL   : https://www.gsalliance.co.jp/

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