日本電子:電子ビーム金属3Dプリンター 「JAM-5200EBM」を販売開始  ~高品質で再現性の高い造形物の量産化を実現~

    企業動向
    2021年3月26日 08:30
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    日本電子株式会社(代表取締役社長兼COO:大井 泉、証券コード:6951)は、電子ビーム金属3DプリンターJAM-5200EBMを2021年3月26日から販売します。世界最高クラス性能の電子顕微鏡や半導体製造用電子ビーム描画装置の開発で培った技術を応用し、高出力、高速で、高密度造形ができる電子ビーム金属3Dプリンターを開発。長寿命カソード※1とヘリウムフリーによるコスト削減、高品質で再現性の高い造形物の量産化を実現しました。航空宇宙、産業用動力、医療など、高いレベルの品質が求められる分野での利用が期待されています。


    電子ビーム金属3Dプリンター JAM-5200EBM


    製品URL: https://www.jeol.co.jp/products/am/JAM-5200EBM.html



    ■主な特長

    1. 世界最長クラスのカソード寿命1,500時間以上※2により、生産性が向上

    カソードの寿命は1,500時間以上。カソード交換によるダウンタイムを大幅に短縮、生産性の向上を図ります。


    2. ヘリウムガス不要により、低コストで造形クオリティを最後まで維持

    粉末飛散防止のためのヘリウムガスが不要です。また独自の粉末飛散防止機構“e-Shield”により粉末飛散現象を回避します。ヘリウムガスが不要のため低コストかつクリーンな空間で造形できるだけでなく、カソード表面もダメージを受けにくくなるため安定した電子ビームを照射し続けることができ、造形クオリティを最後まで維持します。


    3. 電子ビーム自動調節機能により、高品質かつ再現性の高い造形を実現

    電子顕微鏡や半導体製造用電子ビーム描画装置で培った技術により、ビーム照射位置が変わっても電子ビームのフォーカスや形状の歪みを自動補正し、高品質かつ再現性の高い造形を実現します。


    4. 遠隔監視システムにより、造形および装置状況の確認が可能

    遠隔監視システムで造形状況や装置状況を24時間365日、確認することができます。


    ※1 電子を発生させる陰極

    ※2 2021年3月25日現在



    ■主な仕様

    造形方法       :パウダーベッド方式

    造形範囲       :最大φ250mm×400mm(H)

    電子ビーム出力    :最大6kW

    カソード寿命     :1,500h以上

    チャンバー圧力(溶融時):0.01Pa以下

    導入ガス(帯電防止)  :不要

    造形物冷却機構    :あり

    粉末飛散防止機構   :e-Shield

    ビーム補正      :自動調整(フォーカス・非点・位置歪)



    ■本体標準価格

    198,000,000円(税込)



    ■販売予定台数

    10台/年間



    ■会社概要

    社名  : 日本電子株式会社(JEOL Ltd.)

    所在地 : 〒196-8558 東京都昭島市武蔵野3-1-2

    代表者 : 代表取締役社長兼COO 大井 泉

    設立  : 1949年5月30日

    資本金 : 100億3,774万円

    事業内容: 理科学計測機器(電子光学機器・分析機器、計測検査機器)、

          半導体関連機器、産業機器、医用機器の製造・販売・開発研究、

          およびそれに附帯する製品・部品の加工委託、保守・サービス、

          周辺機器の仕入・販売

    URL   : https://www.jeol.co.jp/



    ■本件に関するお客さまからのお問い合わせ先

    日本電子株式会社 産業機器営業部

    お問い合わせフォーム: https://www.jeol.co.jp/support/support_system/contact_products-3dp.html

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