<いじめのない社会をめざそう> 日本中をピンクに、日本最大4...

<いじめのない社会をめざそう>  日本中をピンクに、日本最大4万人アクション  2021年2月24日に「YMCAピンクシャツデー」を開催

~コロナ禍、不安や恐れが深刻な偏見や差別を生んでいます  私たちの行動、言葉、態度を今一度考えてみませんか~

世界最大のNGO「YMCA(キリスト教青年会)」のネットワークに連なる公益財団法人日本YMCA同盟(所在地:東京都新宿区、会長:川本 龍資、代表理事:田口 努)は、2月の最終水曜日に向けて、子どもから大人まで4万人以上が、いじめ反対運動「ピンクシャツデー」のアクションを起こします。


様々なピンクは多様性を表現



■恐れや不安がもたらす差別や偏見への気づき

新型コロナウイルス感染症が広がる昨今、感染症への恐れは、私たちに不安をもたらし、不安から逃れるために心ない差別や偏見を生み出しています。その心の構造にも目を向け、いじめ反対を呼びかけます。

日本赤十字社により製作されたアニメーション「ウイルスの次にやってくるもの」を、子どもたちやご家族でご覧いただけるよう親しみ易く、解りやすく紹介をしています。


製作著作:日本赤十字社

協力  :日本YMCA同盟、盛岡YMCA、YMCAせとうち



■“いまだからこそ”勇気と共感の輪を広げる日本のYMCA

いじめ。学校で認知された件数は、61万2,496件(文部科学省「2019年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」)。過去5年間最多件数を更新し、中でも小学校での増加は、5年間で4倍になっています。このいじめにより心身に重篤な被害を負ったり、長期欠席を余儀なくされたり、また命を落とすという深刻な結果に至った悲しい事件も報告されています。いじめにより多くの子どもたちの生命や尊厳が脅かされています。


いじめの問題は社会でも、インターネット上でも日常生活のごく身近に起きています。特にコロナ禍の今、医療関係者への中傷、医療関係者子弟の登園受入拒否、他県ナンバーの車への攻撃など差別の対象や内容は多岐に渡り、感染者やクラスターが起きた組織に向けられる差別は特に深刻で、個人の住所や職場が特定され、引っ越しを余儀なくされるケースも起こっています。


YMCAピンクシャツデーは、私たち一人ひとりが、いじめに対して「自分ごととして向き合うこと」、「多様性を受入れること」を学び、広く多くの方に伝え、ひいては、ピンクシャツデー運動の先に差別や偏見のない豊かな地域コミュニティーが生まれることを願い、運動を進めていきます。



■全国で実施される企画等

◆いじめを考える子どもかいぎ「ひとりひとりをリスペクト!」

2021年2月22日(月)日本YMCA同盟

自分にとってはなんでもないことでも、相手の友だちはどう感じるのかはわかりません。相手の気持ちを考えるためにはどんなことができるのでしょうか。子どもたちが身近な問題である「いじめ」について考え、自分たちのピンクシャツデーの取り組みを発表し合うオンラインミーティングを開催します。日本のYMCAは全国60拠点の学童保育に6,000人の子どもたちが在籍し、放課後の時間を過ごしています。全国の仲間と交流し、いじめ反対への願いを一つにする試みです。


◆ピンクシャツデー週間『シトラスリボンプロジェクト』

2021年2月15日(月)~24日(水)盛岡YMCA

子どもたちとともにシトラスリボン作りを通して、コロナ禍での差別や偏見について家庭や地域で考える機会を提供する。作ったシトラスリボンは、岩手県のシトラスリボンプロジェクトを進める活動団体(特定非営利活動法人RAY of HOPE)に寄附し、地域での運動を後押しする。

※シトラスリボンプロジェクトとは、コロナ禍で生まれた差別、偏見に対してシトラス色のリボンや専用ロゴを身につけて、地域への「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動です。


◆コロナのど真ん中で、いじめに向き合う。

今こそ、こころの手をつなごう~こどもの育ちを止めないために~(YouTubeLive)

2021年2月24日(水)YMCAせとうち

保護者や学校関係者、いじめ問題に関心のある大人が学び、子どもたちの育ちを考えます。


この他、全国各地で活動が展開されます。



■広がる共感の輪(2019年度実績)

ピンクシャツデーは文部科学省の後援をはじめ、各自治体、教育委員会、学校等教育施設、企業・団体にも共感の輪が広がっています。プロスポーツ選手による積極的なメッセージの発信などのご協力もいただいています。


◆行政機関

文部科学省(後援)、山梨県、奈良市、阿南市、山梨県教育委員会、大阪市教育委員会、前橋市教育委員会、阿南商工会議所、高槻市学校開放運営協議会など 19機関


◆教育機関

盛岡スコーレ高等学校、阿南市立椿町中学校、熊本大学教育学部附属中学校、四国大学附属認定こども園、所沢市立北野学童クラブなど 22校・園


◆公共施設等

益城町総合運動公園、御船町スポーツセンター、宇都宮市青少年活動センター、仙台市旭ヶ丘児童館、大阪総合教育支援研究所など 17施設


◆企業団体

グラムコ株式会社、デサントジャパン株式会社、ソフトバンク株式会社、ブルガリジャパン株式会社、日本女子プロ野球機構、奈良新聞社など 35社・団体


◆その他

ピンクシャツデーin神奈川、イタリア大使館、アイスランド大使館 以上3施設・団体



■世界的いじめ反対運動「ピンクシャツデー」とは

「2007年、ある日、ピンクのポロシャツを着て登校した少年が「ホモセクシャルだ」といじめられた。それを聞いた先輩2人が75枚のピンクシャツを購入し、インターネットで「明日、一緒に学校でピンクのシャツを着よう!」と呼びかけた。すると翌日学校は呼びかけに賛同した数百名の生徒がピンクのシャツや小物を身につけ登校。学校中がピンク色に染まり、いじめが自然となくなった。」

このエピソードはSNS等で世界中に広まり、今では180カ国以上でいじめに反対する活動が行われています。この出来事があったのが、2月の最終水曜日であったことから、以降、日本のYMCAは2月の最終水曜日を「YMCAピンクシャツデー」と定め、いじめについて考えるアクションを展開しています。


全国YMCAピンクシャツデーポータルサイト

https://sites.google.com/a/japanymca.org/pinkshirtday/



■団体情報

YMCAは世界120の国と地域で、およそ6,500万人の会員を有する世界最大のNGO(非営利組織)。本部はスイス、ジュネーブ。日本のYMCAは、全国34の都市、37の大学、260カ所以上に拠点があり、会員数は約14万人。社会教育団体として各種事業を展開し、活動は、保育園・幼稚園・子ども園等の幼児教育、学童・アフタースクール、水泳・サッカー・体操等スポーツプログラム、野外教育(キャンプ)、児童発達支援、オルタナティブ教育、専門学校、英語その他の語学教育、日本語学校、介護・福祉施設など幅広く、子ども・若者から壮年、高齢者に至るまでその成長にかかわり続ける。活動を通し、自分と違う他者を受入れる心を養い、互いの存在や個性を認め合い、高め合うことを大切にしている。

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