『鬼滅の刃』にカタルシス効果!?強い自分をつくるヒントを炭治...

『鬼滅の刃』にカタルシス効果!?強い自分をつくるヒントを炭治郎たちに学ぶ

『鬼滅の刃』に魅了される理由は、ここにある

井島由佳著『『鬼滅の刃』流強い自分のつくり方』(アスコム刊)が6万部を突破しました。
『鬼滅の刃』は、「フィクションなのに、フィクションでない」背景とストーリー展開があるところに、人気の秘密が隠されている、と著者の井島さんは言います。

今私たちが直面している、目に見えぬコロナウィルスへの感染恐怖は、偶然にも「鬼滅の刃」で描かれる、いつ襲われ喰われるかわからない鬼への恐怖と重なります。

さらに、「鬼滅の刃」の鬼は、究極に利己主義な存在として描かれています。
身勝手で自由を奪う。大切なものを容赦なく壊す。嘘をつきだます。妬んで攻撃する。恐怖でがんじがらめにして支配する……まさに人間の醜い部分を炙りだしています。鬼は、人間の反面教師として描かれているのです。

強く共感できる理不尽さ

また、炭治郎たちが直面する理不尽さは、私たちも現実に経験しうるものなので、強く共感することができるのです。

突然の悲しみ、絶望、超えても超えても次々と立ちはだかる壁…。それでも、炭治郎は前を向き続けます。そして、人間として成長し、強くなっていきます。

炭治郎たちの行動には、ある意味「カタルシス効果がある」と言えるかもしれません。私たちの代わりに、困難に直面し、乗り越え、成長していく、その清々しい姿に心を洗われるのです。だから、私たちは、炭治郎の言動に、深く共感し、心を揺り動かされるのかもしれません。

この困難な時代に自分を強く持って生き抜くためのヒントがある

さらに、『鬼滅の刃』には、この困難な時代に自分を強く持って生き抜くためのヒントがたくさん詰まっています。

例えば、炭治郎の次のセリフ。
「失っても失っても生きていくしかないです どんなに打ちのめされようと」
(『鬼滅の刃』2巻第13話「お前が」より)
炭治郎が、婚約者が鬼に喰われたことを知りショックを受ける青年にかけた言葉ですが、私たちにも、刺さります。

理不尽な現実は変えられない。絶望せずに次の一歩を踏み出すこと。それが私たちに課せられた運命だ、と。

それでも心が折れそうになる時はあります。そんな時は、自分を鼓舞することが必要です。
「頑張れ 炭治郎 頑張れ!! 俺は今までよくやってきた!! 俺はできる奴だ!!
そして今日も!! これからも!! 折れていても!! 俺が挫けることは絶対に無い!!」
(同作3巻第24話「元十二鬼月」より)
炭治郎が自分自身に向けて発したこの言葉。心理学では、このように自分を鼓舞する方法を「自己宣言法」と言います。宣言することで、目標に向けた行動を考え、積極的にとるようになります。言葉が自分を強くする原動力となるのです。

頑張れ、やれる、できる、怯むな、落ち着け、集中しろ、あきらめるな、喰らいつけ―。
『鬼滅の刃』では、炭治郎をはじめとする登場人物たちが、自分を鼓舞するため、あるいは律するための言葉を、きびしい修行や戦いの最中で、よく口にしたり、念じたりします。まさに、「自己宣言法」の効果を最大限生かしているのです。
「そんなことで俺の情熱は無くならない! 心の炎が消えることはない! 俺は決して挫けない」
(同作7巻第55話「無限夢列車」より)
これは、鬼殺隊炎柱・煉獄杏寿郎の台詞です。柱になったことを父親に報告するも、喜んでもらえなかったとき、弟の千寿郎に向けて宣言した言葉。どんなことがあっても、自分を鼓舞することで、心の炎を絶やさず、どんどん強くなっていく姿がうかがえます。
『鬼滅の刃』には、こういった、強い力を宿したセリフやストーリーがたくさんあります。まさに、「折れない心を手に入れ、強い自分をつくるための教科書」と言えるのです。

ほかにはどんなメッセージが込められているのか。あのセリフは、あのときの行動は、心理学的にどう読み解けるのか。『『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方』には、「鬼滅の刃」をいっそう深く楽しめるヒントが満載です。

『鬼滅の刃』は、もしかしたら、困難な時代を生き抜くために、現代人に示された光なのかもしれません。
ぜひ作品からのメッセージを受け取ってください。
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