なぜ今チエホフなのか? 劇団「スタジオQ」第8回公演『端縫いのクニマス』 11/20~22@麻布区民センターホール
チェーホフの時代と同じ、不安で生き難いコロナ時代における男女の喜劇 舞台を秋田に移し今の日本を描く!
劇団「スタジオQ」は、第8回公演『端縫いのクニマス』を2020年11月20日(金)~22日(日)に、麻布区民センターホールにて公演いたします。
本作の脚本・演出は石黒健治(写真家)、企画・制作は高畠久(プロデューサー)。チェーホフにオマージュを捧げながら、舞台を秋田・田沢湖と西馬音内に移して、ニューノーマル時代を生き抜く我らに迫る、人間ドラマ(2幕の喜劇)となっています。
■公演日程
2020年11月20日(金)~22(日)
11月20日15:30/19:00
11月21日13:30/18:00
11月22日13:30/16:30
※11月22日港区在住・在勤・在学生無料(要予約)
会場 : 麻布区民センターホール(港区六本木5-16-45)
チケット: 4,000円(前売り&当日)
共催 : 麻布演劇市実行委員会・麻布区民センター・羽後町商工観光課
予約・お問い合わせ:麻布演劇市実行委員会
ショートメール: 070-5589-6312
Email : q716taka@gmail.com
<キャスト>
内田里美 加藤大騎 堀越健次 村山竜平 室岡佑哉 岩畑里沙 岩本巧 田中結 神山一郎 井吹俊信 大林ちえり 池田将 井吹俊信 高田大輝 西馬音内盆踊り手たち
照明:桜庭明子 音楽・音響:小森広翔 美術:高橋佑太朗
ダンス指導:社団法人中川三郎ダンススタジオ 協力:村山竜平(演劇団周)
宣材デザイン:橋本すみれ 西馬音内盆踊り指導:吉田幸子
<なぜ今チエホフなのか?>
チエホフが「かもめ」「桜の園」などを立て続けに書いた1890年代は、腐敗した貴族や中央官僚が倒されて労働階級が支配者になるロシア革命前夜、人々は希望と共に不安と絶望に晒されていた。今の日本はコロナによって、政治家や中央官僚の腐敗が見えてきて、人々は先が見えない不安に晒されている。
『端縫いのクニマス』はチエホフの時代と変わらない不安で生き難いコロナの現代を「かもめ」に習って、自分の欲望に忠実に、泣きながら生きる4人の女性と8人の男たち…きっと、あなた自身の物語である。
脚本・演出の石黒健治は写真集「広島HIROSHIMA NOW」で、市民の視点で原爆を投下された広島の日常を描き、「青春1968」では新しい時代を作ろうとする若いスターたちを撮った。同時に今村昌平監督「人間蒸発」の撮影担当、「サキエル氏のパスポート」の執筆刊行など、人間のドラマを学んできた。
プロデュースの高畠久は、そんな石黒健治監督で映画「無力の王」をプロデュース、1970年、唐十郎、緑魔子主演で劇画の映画化の先駆けになった「銭ゲバ」のプロデュースと脚本、ショーケンと水谷豊の存在を確立した「傷だらけの天使」の脚本など、こぼれ落ちた人間たちの視点で社会を描こうと試みてきた。その2人が組んで演劇にチャレンジする。
※麻布演劇市について
本公演は「麻布演劇市」248回公演となります。
麻布演劇市は、「麻布区民センター」という区の施設と、港区で活動しているアマチュア劇団との協力によって成り立っています。当番劇団を定めて公演を行い、その期間中の一公演を区民観劇日として無料で区民に提供することとし、区民センターは、必要経費の一部を劇団に補助するという仕組みで成り立っています。
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