鏡をめぐる美術とその魅力に迫ります 「鏡中之美 ー 鏡が映し...

鏡をめぐる美術とその魅力に迫ります 「鏡中之美 ー 鏡が映しだすもの」を開催します

~東アジアの鏡や絵画に描かれた鏡、鏡を納める漆箱など約80 件を展示します~

近鉄グループの文化事業である大和文華館では、8 月21 日(金)から10 月4 日(日)まで、「鏡中之美ー鏡が映しだすもの」を開催いたします。

鏡に映し出される姿は真実か幻か…。光を反射し、ものを映す鏡は、古来、人々にとって不思議な力を持つ存在であり、鏡は姿見としての役割(日常具)のほか様々な場で用いられてきました。鏡は光を放つとも考えられ、真実の姿を映し出す魔力を持つとされて、辟邪や護法の道具として用いられました。日本において鏡は神の依り代ともなり、鏡に神仏の姿が見いだされました。一方では、自らの姿を鏡面に映して人生や男女の恋心を投影することも行われ、文学においても鏡は重要な素材として取り上げられています。

現在、日常で使用される鏡はガラス製ですが、江戸時代まで金属製(青銅)の鏡が使われていました。日本には朝鮮半島や中国から鏡が伝来し、古墳時代には中国鏡を模倣した仿製鏡が製作されています。中国では戦国から漢時代にかけて金属製の鏡が盛行し、隋から唐時代にかけては形や文様が華やかに展開します。

鏡の背面には美しい文様があらわされ、時代によって様々な意味や人々の願いを込めて飾られてきました。

本展覧会では、大和文華館が所蔵する中国・日本・朝鮮半島で作られた鏡や絵画に描かれた鏡、鏡を納める漆箱など約80 件を展示し、美しい文様で飾られた鏡に映し出された、人々の様々な想いを紐解きます。


 <重要文化財 日吉曼荼羅図 日本・鎌倉時代>



<重要美術品 銅製貼銀鎏金双鳳狻猊文八稜鏡 中国・唐時代>


<展覧会について>
1.名称 「鏡中之美 ー 鏡が映しだすもの」
2.会期 令和2年8月21日(金)~10 月4日(日)
  月曜日休館
  (ただし9月21 日・22 日(祝)は開館し、9月23 日(水)が休館)
3.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
4.入館料 一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料
5.主催 大和文華館
6.出陳品数 約80 件


主な作品 (◎重要文化財、○重要美術品)
【第一章 神仏をあらわす鏡】
方格規矩四神鏡 中国・漢時代
神人車馬画像鏡 中国・漢時代
◎常暁請来目録 平安時代後期
◎日吉曼荼羅図 日本・鎌倉時代
子守明神 日本・南北朝時代
六字経曼荼羅図 日本・南北朝
多武峰曼荼羅図 室町時代


【第二章 照鏡ーかがみにてらすー】
十王図 日本・南北朝時代
六道図 中国・元時代
伊勢物語下絵梵字鏡 日本・鎌倉時代


【第三章 鏡を飾るー時代をうつす文様ー】
十二支文鏡 中国・隋時代
○銅製貼銀鎏金双鳳狻猊文八稜鏡 中国・唐時代
海獣葡萄鏡 中国・唐時代
伯牙弾琴鏡 中国・唐時代
花枝文鏡 中国・唐時代
双魚文鏡 中国・金時代
銀製毛彫忍冬双鳳文輪花合子 中国・唐時代
松喰鶴舞蝶文鏡 日本・平安時代
◎蒔絵籬菊文机 日本・室町時代
金貝蒔絵鳳凰唐草文鏡巣 鎌倉時代



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