草津宿本陣から新選組の所有物など江戸時代の人々の忘れ物発見!...

草津宿本陣から新選組の所有物など江戸時代の人々の忘れ物発見! 8月1日より草津宿街道交流館にて展示開始

草津宿・田中七左衛門本陣を江戸時代に利用した人々の「失念物(忘れ物)」と記された資料が発見されました。中には、幕末期に京都で活躍した新選組の持ち物とみられるもの、本陣の利用について記録された「大福帳」の記載と一致するものも含まれ、本陣の運営の実像とともに、江戸時代の旅をリアルに物語る非常に貴重な資料です。


発見時の引出


■資料の概要

●資料:18点

●時代:江戸時代後期

●内容:「煙管入れ」「守袋」「矢立」「脚絆」など小物類


※これらの資料は、8月1日(木)から草津宿街道交流館にて展示いたします。



■発見の経緯と史料的価値について

●H30年6月から行っている「草津宿本陣歴史資料調査」の過程で発見。

●草津宿本陣の土蔵内に保管。

●日付や利用者名が墨書きされた紙製の札が結び付けられていた。

・旅人の持ち物とみられること

・札の付け方、記入の仕方がいずれもよく似ており、その中に「御失念物」「御本陣」と書かれているものがある。


以上から江戸時代以降、田中七左衛門本陣で預かられてきた、利用者の忘れ物と判断


この件につき、近世交通史研究の渡辺和敏先生(愛知大学名誉教授・草津宿本陣歴史資料調査調査委員長)は、「江戸時代の“忘れ物”が、このような形で残されている例はほとんどないのではないか。本陣当主・田中家が、利用客を非常に大切にしていたことがうかがえる」と評価されました。


■新選組の「煙管入れ」

煙管入れと付属の袋。慶応元年(1865)年の大福帳には、新選組隊士のうち、土方歳三以下幹部4名を含む32名から謝礼とろうそくが渡されたとの記録がある。



■特別展「草津宿本陣の“わすれもの”」を開催します!

●会期 : 令和元年8月1日(木)~18日(日) ※8月5日(月)・13日(火)休館

●時間 : 9時~17時(入館は16時30分まで)

●場所 : 草津市立 草津宿街道交流館(滋賀県草津市草津3丁目)

●観覧料: 通常の入館料

      大人200円(160円)、高大生150円(120円)、小中学生100円(80円)

      ※( )内は20名以上の団体料金

http://www.city.kusatsu.shiga.jp/kusatsujuku/oshirase/20190725_wasuremono.html



【本件に関するお問い合わせ先】

草津宿街道交流館

担当:冨田

Tel :077-567-0030(月曜休館)

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