iPadアプリ『細川家の名宝』v1.01、12月15日リリース開始! 細川家に伝わる国宝や重要文化財など、700年間のコレクションを手のひらに

~ 絵巻をスクロール、陶器を回転、名作の簡単模写など次世代の美術鑑賞 ~ ~ Twitterへの投稿機能搭載でコミュニティの楽しさも倍増 ~

 株式会社CROSS BORDERS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:村上亮)は、旧熊本藩主・細川家に伝来する文化財を所蔵・展示する公益財団法人永青文庫(所在地:東京都文京区)と共同で、iPad向けのアプリ『細川家の名宝 The Hosokawa Family Eisei Bunko Collection』を開発し、ver.1.01を2010年12月15日より、アップル社が運営するApp Storeにて販売を開始しました。同時にTwitter、アプリと連動するウェブサイトもオープンしました。

専用webサイト  : http://japanart.info/
App Store URL  : http://itunes.apple.com/jp/app/id405913327?mt=8

 『細川家の名宝 The Hosokawa Family Eisei Bunko Collection』は、永青文庫が所蔵する陶器、古書画など、約6,000点の美術工芸品(うち国宝8点、重要文化財31点)のなかから、歴史的・美術的価値の高い品を、デジタル映像や解説を交えて紹介する定期刊行型アプリです。創刊ゼロ号では12点(うち国宝2点、重要文化財1点、重要美術品2点)を収録しています。
 茶碗や巻物などのコンテンツは、本アプリケーションの為に最新技術を駆使して新たに撮影した画像や動画で構成されています。20mもある絵巻物をエンドレスでスクロールしたり、絵画や書画を拡大して筆致を楽しんだり、触れることのできなかった貴重な陶芸品をあたかも手に持っているかのように回転させて360度観察したりと、iPadアプリならではの美術鑑賞が可能です。
 また、ユーザによる発見や質問などをTwitterに投稿できる機能も搭載し、コミュニティ参加がスムーズにできる、iPadアプリならではの楽しみ方も魅力です。
 総合監修は、永青文庫理事長であり、第79代内閣総理大臣、第18代細川家当主の細川護熙によるもので、本アプリでは、動画によるメッセージもご覧いただけます。また、それぞれの作品解説では、監修者の細川護熙による「裏話」も掲載しています。

 永青文庫では、美術的・歴史的価値の高い作品を、最新技術を駆使した新たなツールで紹介し、場所を選ばない新たな美術鑑賞スタイルを実現することで、作品の魅力をより広く伝えるという、美術館の社会的役割の強化を目指します。
 また、アプリにより新たなファンを獲得することで来館を誘導し、アプリで紹介した実物の所蔵品や、紹介しきれない他の作品を鑑賞いただく機会を促進し、美術との出会いの経験をより多く提供してまいります。本アプリは、今後も3ヶ月に1回程度刊行し、紹介コンテンツを増やすほか、英語版/フランス語版の刊行や、iPhoneを含めたスマートフォン向けの開発も予定しております。


◆◆『細川家の名宝 The Hosokawa Family Eisei Bunko Collection』概要
アプリ名称  : 細川家の名宝 創刊ゼロ号 パイロット版
カテゴリ   : ブック
対応機種   : iPad(iOSバージョン3.2以降)
発売日    : 2010年12月15日(ver1.01)
言語     : 日本語(今後、英語/フランス語版の開発を予定)
開発     : 株式会社CROSS BORDERS
価格(税込)  : 1,200円
専用webサイト: http://japanart.info/
App Store URL: http://itunes.apple.com/jp/app/id405913327?mt=8


◆◆一般の方からのお問合せ先
株式会社CROSS BORDERS ジャパンアートプロジェクト推進室
TEL  : 03-5766-3626


◆◆コンテンツ概要
■はじめに 細川護熙氏メッセージ
 永青文庫理事長であり、第79代内閣総理大臣、第18代細川家当主の細川護熙によるメッセージを動画でご覧いただけます。

■地図・年表
 作品の作者の出生地、所持した人の暮らした場所、物語の舞台など、ゆかりの地を表示したマップと、作品が作られた年代を示す年表で、本コンテンツの掲載作品を俯瞰的に紹介しています。

■作品紹介
【黒楽茶碗銘おとごぜ くろらくちゃわん めい おとごぜ】安土桃山時代(16世紀) ※重要美術品
【黄天目 珠光天目 きてんもく しゅこうてんもく】中国南宋~元時代(13~14世紀)
 時価数億円とも評される秀作を、全方位からの1,000枚近い写真の合成により、360度手に取るように、回転させて見ることができます。

【長谷雄草紙】鎌倉時代 ※重要文化財
【秋夜長物語絵巻】室町時代
 20mの絵巻を原寸大で収録。スクロールや拡大して、まるで室町時代の巻物を手にしているように、隅々まで見ることができます。あらすじと解説をスクリーンで紹介するほか、巻物について、発見、質問、感想をTwitterに投稿して、コミュニティで共有することもできます。

【白隠 達磨図】江戸時代(17世紀)
 臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧、白隠慧鶴による墨画。「達磨図」とともに、陶芸を手がける細川護熙が2010年に海外向けのポスターとして制作した油絵「達磨図」も紹介。また、本アプリでは、それぞれの「達磨図」を横にスクリーン上で模写を楽しめるよう、筆の太さや色彩を選びながら指で自由に絵を描けるページや、更にその作品をTwitterに投稿できる機能も搭載しました。

【能面 平太 / 翁(白武尉)/ 般若】 ※般若は重要文化財
 江戸時代前期(17世紀) / 室町時代(15世紀) / 室町時代(16世紀)それぞれの能面を解説。原寸近くまで拡大できるので、作品の迫力や細部の様子まで鑑賞するという、本アプリならではの楽しみ方ができます。平太のページでは、この面をつけて舞った貴重な能舞台のムービーも収録しています。

【時雨螺鈿鞍 しぐれらでんくら】鎌倉時代(13世紀) ※国宝
 螺鈿とは貝殻を切って漆で貼る技法で、日本の鞍の最高傑作といわれる国宝「時雨螺鈿鞍」は、慈円の和歌の文字が描かれています。本アプリでは、文様に隠された文字を、拡大図とともに解説します。(国宝に指定されている鞍は全部で4点あり、そのうち2点が永青文庫の所蔵)

【刀 金象嵌銘光忠光徳(花押) きんぞうがんめいみつただこうとく】鎌倉時代(13世紀) ※国宝
 当時17歳だった16代細川護立氏の目に留まり入手された作品で、入手のエピソードなど、細川護煕氏による裏話も掲載しています。

【源氏物語図扇面貼交屏風 せんめんはりまぜびょうぶ 】室町時代
【一の谷・屋島合戦図屏風 やしまかっせんずびょうぶ 】江戸時代前期
 それぞれの作品の全体図のほか、見どころの拡大図により、精緻に描かれた戦闘シーンや、きらびやかな金箔とカラフルな絵画など、細部まで鑑賞できます。


◆◆公益財団法人永青文庫とは
 永青文庫(東京都文京区)は、旧熊本藩主・細川家に伝来した文化財を研究、保管し、後世に伝えるために、16代細川護立<もりたつ>によって昭和25年(1950年)に設立され、平成22年(2010年)1月に公益財団法人に認定されました。「永青」の名は中世の和泉上守護家の祖・細川頼有<よりあり>以後、8代にわたっての菩提寺であった京都建仁寺 塔頭永源庵の「永」と、近世細川家の祖・細川藤孝<ふじたか>(幽斎<ゆうさい>)の居城 青龍寺城の「青」の二字をとったものです。幽斎の和歌資料や2代忠興<ただおき>(三斎<さんさい>)所有の利休ゆかりの茶道具、細川ガラシャ遺愛の品々や宮本武蔵の絵画など、その所蔵品は古文書類も含めると8万点を超える日本有数の文化財コレクションです。館長は竹内順一、理事長は第79代内閣総理大臣、第18代細川家当主の細川護熙。


◆◆株式会社CROSS BORDERS ジャパンアートプロジェクト推進室とは
 デジタルビジネスコンサルティングやwebサイト構築、ネットメディア開発を行う株式会社CROSS BORDERS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:村上亮)は、日本美術の魅力を広く伝えることを目的とした、ジャパンアートプロジェクト推進室を設立しました。日本の美術作品や所蔵文化財の鑑賞をよりリアルにお楽しみいただけるよう、最先端テクノロジーを駆使した上質なコンテンツを開発し、様々なライフスタイルに訴求するマーケティング活動を展開していきます。

株式会社CROSS BORDERS: http://www.xbs.co.jp/

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