「若年者ED」が原因で性行為ができない20代・30代が増加?...

「若年者ED」が原因で性行為ができない20代・30代が増加? 10年間で延べ78万人※の治療実績を誇る専門治療院 ED患者の疫学実態調査結果を発表!

~基礎疾患や喫煙との関連性も明らかに~

ED治療専門の医療法人社団イースト会イースト駅前クリニックでは、2018年7月15日(日)に開催された「第18回日本Men' s Health医学会」にて、ED専門クリニック 初診患者における疫学的調査を実施し、リスクファクター等の実態調査を行った結果を発表しました。

本調査では、2018年1月4日(木)から3月31日(土)までの3ヶ月間、同クリニック新橋院に来院した患者の初診時問診票と電子カルテを用い、1,307症例から患者年齢、基礎疾患、治療歴(併用薬等含む)、喫煙・飲酒等を調査しています。

※(2008年~2017年延べ)


年代別ED患者数(イースト駅前クリニック新橋院の患者数年代内訳)


【本調査のポイント】

■初診患者1,307症例の平均年齢は、47.8±34.2歳。

■若年者EDが増加傾向にあり、本調査でも20代・30代合わせて全体の27.2%。

■全初診患者の30%は基礎疾患での治療有り。

高血圧症(36.3%)、糖尿病(14.3%)・高脂血症(4.5%)・高尿酸血症(3.7%)など“メタボリック症候群”の合併が多数。また、睡眠時無呼吸症候群の患者も増加傾向。

■慢性疾患への治療薬剤(降圧剤、抗糖尿病剤、心療内科・精神科系薬剤等)による、「薬剤性ED」が加齢リスクに重複していることも示唆された。

■喫煙者は全体の33%。全国平均の28%(2017年 JT調査)よりも多く、禁煙教育も重要。

■PDE5阻害剤無効例(ノン・レスポンダー)も増加傾向にあり、今後は積極的に性腺機能検査(テストステロン等)、非薬物治療とED剤併用の検討も示唆された。

■ED患者の疫学実態調査紹介ページ: https://www.eastcl.com/society/


1. 来院したED患者の平均年齢は47.8歳 20代・30代で約3割と若年層が増加

▼年代別ED患者数(イースト駅前クリニック新橋院の患者数年代内訳)

来院者1,307名の平均年齢は47.8歳。患者年齢は最年少20歳、最年長が82歳。20代・30代が全世代の27.2%を占め、若年者のEDは近年増加の傾向。自慰行為はできても性行為ができない若者の相談も増加傾向。心因性などを含めたEDの低年齢化、多様化が示唆されました。



2. 生活習慣の見直しが重要!ED患者の約3割は高血圧や糖尿病などの基礎疾患を併発

全初診患者のうち、30%が基礎疾患をかかえていました。基礎疾患の種類としては高血圧症が(36.3%)と多く、次いで糖尿病(14.3%)・高脂血症(4.5%)・高尿酸血症(3.7%)など、“メタボリック症候群”との合併症状が多くなっています。原因の一つとして、基礎疾患に対する治療薬剤(降圧剤、抗糖尿病剤、精神科系薬剤など)による、「薬剤性ED」が加齢リスクに重複していることも示唆されました。薬剤投与による「薬剤性ED」を減少するためにも、生活習慣の改善を図る必要性があります。また、睡眠時の呼吸停止による夜間酸素飽和度の低下や、過度な交感神経の緊張により、血流の流れが悪化することでEDを引き起こしやすくなる、睡眠時無呼吸症候群の患者も増加傾向にあることも見受けられました。



3. 喫煙者は患者全体の33% ED対策としての禁煙教育にも注目

喫煙者は、全初診患者の33%に達していました。タバコに含まれる有害物質は、血管内の細胞を傷つけ、血管内皮障害を引き起こすため、血管内で一酸化炭素(NO)が減少し、陰茎周辺の動脈硬化によって血流を滞らせ、EDが引き起こされます。また、ニコチンには末梢の動脈を収縮させる作用もあり、これによっても陰茎周辺の血流は悪化するため、EDを引き起こしやすくなります。そのため、ED剤の投与に加え、禁煙教育も重要といえます。また禁煙することでED症状の改善が報告されています。



4. 成人男性の3人に1人はED患者 延べ78万人の治療実績を誇るED専門外来「イースト駅前クリニック」

1998年に行われた調査によると、日本のED患者数は1,130万人。勃起せず常にセックスができない方が260万人、ときどきセックスができない中等度の方が870万人という結果になっており、男性の約24%がED患者だったということになります。また、2000年に行われた、全国30~79歳の既婚男女3,854人を対象としたEDについてのアンケートでは、29.9%の男性が「EDの自覚あり」と答えており、現在は推定1,800万人の患者がいるともいわれております。


イースト駅前クリニックは、2008年に新宿に開院後、現在は全国に13院を展開。患者数も年々増加し、延べ78万人の患者様を治療してきた実績があります。イースト駅前クリニックでは、男性のED治療に関する悩みを患者様の視点で一人一人真摯に向き合い、リーズナブルな費用で医学的根拠に基づいた適切な治療法をご提案しています。


■医療法人社団イースト会イースト駅前クリニック: https://www.eastcl.com/

▼イースト駅前クリニック 年度別患者数推移

▼イースト駅前クリニック新橋院



5. 本調査を担当した加藤淳医師からのコメント

加藤 淳(かとう じゅん)

イースト駅前クリニック新橋院 院長、日本製薬医学会認定医、日本医師会認定産業医

【略歴】:防衛医科大学校卒業後、防衛医大附属病院・共済組合三宿病院で研修医、海宝胃腸科外科病院、札幌いしやま直腸肛門科病院、Epworth Hospital (豪州、メルボルン)、外資系製薬企業医師を経て2017年12月イースト駅前クリニック新橋院 院長就任。


「当院の調査から、加齢に加えいわゆるメタボリック症候群の合併が多く、動脈硬化がEDの大きなリスクであることが再認識できました。これら基礎疾患に対する治療薬による薬剤性起因のEDもリスクとして挙げられるでしょう。また、喫煙者に対しては禁煙教育を同時に実施する必要があり、ED薬剤の効果維持のためにも重要です。また最近はED症状で悩む若者も急増しており、いわゆるメンタルによる原因も軽視できません。当院の課題は、ED薬無効例に対するテストステロン検査やお薬以外の非薬物治療の検討があります。いずれにしても適切な食生活と運動、禁煙、慢性疾患への管理は、メンズのQOL=生活の質向上のための基本です。ED治療を通して、日本の男性諸氏が常に元気に社会貢献できるサポーターのクリニックを目指していきたいです。」

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