生産準備支援ソフト「Prometree(プロメトリー) (R)」の機能を強化

    ~オリジナルな技術でバーチャルな世界とアクチャルな世界を一体化~

    商品
    2010年3月17日 13:00

     株式会社テクノツリー(本社:兵庫県明石市、代表取締役:木下 武雄)は、生産準備支援ソフト「Prometree(プロメトリー) (R)」を使用されるユーザー様に効率良くシミュレーションを行っていただけるよう、構成モジュールの機能を拡充すると共にモジュール間のデータ連携を強化し、バーチャルな世界とアクチャルな世界を一体化いたしました。

    Prometreeの機能構成


    【「Prometree(プロメトリー) (R)」の開発と機能強化の背景】

     昨今、製造業様の生産活動の準備段階において、CADなどの新規設計データと実績のある製造データを連携させ、量産試作を行いたいというニーズが高まってきています。

     このような中、2009年7月に、株式会社レクサー・リサーチ(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:中村 昌弘)開発のバーチャル空間での仮想量産試作用ソフト「GP4」と、当社開発のアクチャルな映像を分析し編集できるソフト「Mastree」を融合させることで、量産試作段階において工程設計から製造用ドキュメント作成まで一貫して対応できる画期的かつ廉価な生産準備支援ソフト「Prometree(プロメトリー) (R)」を開発いたしました。

     今回当社は、海外へ工場を展開されている製造企業様をサポートさせていただくのを機にオリジナル技術を開発し、仮想量産試作用ソフト「GP4」とのデータ連携を強化する共に、当社製ソフト「Mastree」の構成モジュールである時間分析機能/映像編集機能/マニュアル編集機能を拡充し、ユーザー様の操作性と利便性を一層向上させることにいたしました。


    【オリジナル技術による機能強化のポイント】

    1.構成ソフトウェア間のデータ受け渡し機能
     アクチャルな情報を扱うソフトウェア「Mastree」と、バーチャルな情報を扱う仮想量産試作用ソフトウェア「GP4」との間を、CSV形式のファイルを介して、必要なデータを直接受け渡しできるようにしました。

     これにより、各種の必要なデータを容易に双方向へやり取りできるようになるため、ユーザー様がバーチャルな世界かアクチャルな世界かを意識することなくご利用いただけるようになります。

    ※参照: https://www.atpress.ne.jp/releases/14119/2_2.jpg

    2.混在映像編集機能とメイン/サブ映像編集機能
     当社開発のソフトウェア「Mastree」に、バーチャルなシミュレーション映像とアクチャルなビデオ映像を混在して編集し再生できる機能と、メイン映像とサブ映像を指定することでこれらを同時に再生できる機能を追加しました。

    ※参照: https://www.atpress.ne.jp/releases/14119/3_3.jpg

     また、従来の作業時間分析機能を、右手作業と左手作業といった並行作業を別個に分析できるよう強化いたしました。これにより、仮想空間での量産試作の一連の結果をビジュアルなマニュアルとしてアウトプットできるため、量産開始前にきめ細かなオペレータ教育が可能となり、スムーズに量産ラインを立ち上げることができます。

    ※参照:http://www.atpress.ne.jp/releases/14119/4_4.jpg

    ■「Prometree (R)」の機能構成
    ※参照: http://www.atpress.ne.jp/releases/14119/1_1.jpg


    【オリジナルな技術】

     今回の「Prometree (R)」の開発に当り、次の2件の特許を出願しました。
    ・特願2010-011784:生産準備活動プログラム
    ・特願2010-011785:生産準備活動プログラム及びその記録媒体
    また、「Prometree(プロメトリー) (R)」の登録商標を取得済みです。
    ・登録第5290238号


    【「Prometree (R)」の顧客/用途/導入効果】

    顧客  :
    自動車/家電など海外へ工場展開をされている製造企業様
    用途  :
    新規/改良製品の日本での工程設計、及び現地立ち上げ用の教育マニュアル作成
    導入効果:
    バーチャルな空間へ実績ある製造データを持ち込み、量産試作をシミュレーションできるため、工程設計を担当される生産技術者の負担を大幅に軽減します。
    また、工程設計の効率化と精度向上、量産ラインの垂直立ち上げに貢献します。


    【機能強化版の販売価格と提供時期】

    価格:10百万円程度
    時期:2010年4月1日より


    【販売目標】

    来年度(2011年3月まで)20セット、200百万円を計画