イーシー・ワン、ネットショップ構築パッケージ 「EC-Rider」をオープンソース公開

株式会社イーシー・ワン(本社：東京都港区、代表取締役社長(CEO)：最首 英裕、以下 EC-One)は、Ruby言語で開発したネットショップ構築パッケージ「EC-Rider(イーシー・ライダー)」をオープンソースソフトウェア(以下 OSS)としてリリースいたしました。昨年よりOSS化の準備を進め、この度の公開実施となりました。

【EC-Riderとは】
EC-Riderは、これまで多くの大規模ECサイト開発を手がけてきたEC-Oneのノウハウを盛り込み開発されたネットショップ構築パッケージで、近年普及率の向上が著しいRuby言語によって記述されています。OSS化することにより、より多くのネットショップやECシステム構築企業にご利用いただき、時代にマッチした機能や特性を持ち続けるパッケージとして継続的に成長していくことを目指しています。また、大規模ECサイト構築には、有償パッケージの活用やゼロからの受託開発が主流となっており、EC-Oneでは、高機能なOSSであるEC-Riderを基盤に構築を進めることで数百万円～数千万円の開発コスト削減を見込めると考えています。

EC-Riderのソースコードは、OSSの開発・ダウンロードサイトであるSourceForge.JP(ソースフォージ・ジェイピー http://sourceforge.jp/ )から無料でダウンロードすることが可能です。またEC-Oneでは、EC-RiderをAmazon社が提供するクラウド上で稼動させ、ネットショップ事業者向けにサーバインフラの運用もあわせて提供するASPサービスも展開中です。

EC-Rider ダウンロード： http://sourceforge.jp/projects/ec-rider/
EC-Rider ASP　　　　 ： http://www.ec-rider.net/asp/

【EC-Riderの特長】
1.　企業発のオープンソースソフトウェアだからサポート体制は万全、安心して利用可能！
OSSですので、ソフトウェアそのものは無料でダウンロードして自由にお使いいただくことが可能です。有償のサポートメニューもご用意していますので、システムに詳しくないネットショップ事業者でも安心してご利用いただくことが可能です。また、EC-Riderをカスタマイズし利用することも可能です。今回EC-RiderをOSSとして公開致しましたが、今後もEC-Oneは機能の充実、品質の維持向上のための体制を維持し、継続的な改善を行っていきます。さらに、開発のロードマップや進捗状況をオープンにしたユーザグループ(コミュニティ)の組閣、運営を行いEC-Riderの成長を加速させていきます。ユーザグループの組閣は現在準備中で、ネットショップ事業者をはじめ、開発に協力頂ける企業や個人を募る予定です。

2.　ネットショップの売上向上、運営効率アップを実現する多彩な機能を搭載！
EC-Riderは、LPO対策機能、クロスセリング対応機能、セット販売対応機能、ポイント対応機能など、サイト訪問から購入リピートまでの消費者行動に合わせた売上向上のための機能を備えています。
その他、各種決済手段との連携機能や国内主要運送会社の送り状印刷ソフト連携機能、会計データ入出力機能、運営効率を高める強力なCMSなど、大規模なネットショップでも安心してご利用いただける充実の機能を搭載しています。

3.　海外向けネットショップ開設に向けて多言語、決済、物流などに対応する機能が充実！
昨今、海外市場に向けたネットショップの開設が増加傾向にあり、今後も更にその傾向は強まるものと予想されています。その中でも特に市場の拡大が見込まれる中国向けに、決済(アリペイ決済)や物流(株式会社スコア・ジャパン社の運営する中国流通王)などの外部サービスとの連携機能を充実させており、また、翻訳やデザインなども合わせて請け負うことが可能です。これから中国市場向けにネットショップ開設を目指すお客様へ、EC-Riderはワンストップで支援を行います。

4.　クラウドのメリットを追求！リソースの最適化を実現しインフラコストを削減します！
EC-Riderは現在、Amazon社が提供するクラウドサービス「Amazon Web サービス」上での稼動を実現しています。また、国内のクラウドデータセンター内での稼動検証も進行中です。
大規模なネットショップの運営でしばしば課題となるのが、キャンペーンなどにより顧客からのアクセスが集中する時間帯・時期に備えて事前にハードウェアやネットワークの増強を強いられることです。EC-Riderは、クラウドコンピューティングの特長である伸縮性を活用して、必要に応じたインフラパワーを獲得することを実現いたします。(オートスケーリング機能、2010年夏リリース予定)

【EC-Riderの提供形態とEC-Oneのサービス】
1.　OSSとしての提供
EC-RiderはOSSとして提供されていますので、ソースコードをダウンロードし、無料で利用することが可能です。開発の生産効率が高いRuby on Railsで作られており、カスタマイズや独自の機能を付加する(アドオン)ことが可能です。(EC-RiderはGNU GPLv3の条件のもとで公開のため、カスタマイズを加えた箇所については公開義務が生じます。非公開での利用を希望される場合は、有償ライセンスがございますのでEC-Oneまでご相談下さい。)
既存の有償パッケージにも劣らない豊富な機能を無料で手に入れ、独自性の高い部分に投資を集中したいネットショップ事業者に最適なご利用形態です。カスタマイズ、アドオン開発も承りますので、ご用命ください。

2.　ASPサービスとしての提供
OSSとしての提供のほかにも、EC-Riderは、申し込みだけで利用を開始できるASP(ソフトウェアの期間貸し)サービスとしての提供も行っています。ASPサービスはAmazon社が提供するクラウドサービス「Amazon Web サービス」上で稼動していますので、サーバやミドルウェアなどを自前で用意する必要がありません。月額10万円からご利用いただくことができますので、ネットショップの早期立ち上げや運営コストの削減を検討される方にお勧めです。

3.　ネットショップの運営委託
EC-Oneでは、EC-Riderの開発ノウハウや、自社で開店しているネットショップ(*)の運営ノウハウを生かし、ネットショップ事業者の運営全般を一括して請負い、売り上げに連動した報酬を頂くサービスを開始致しました。これまで、大手ネットショップモールへの出店を中心に行っていて、今後は独自ドメインでもネットショップ展開を狙いたいネットショップ様向けに最適で、低コスト、低リスクで開店することが可能です。詳細については、EC-Oneまでお問い合わせください。

(*) EC-Oneでは、EC-Riderを利用して、日本で流通している育児用品を厳選して中国市場と国内市場向けに販売するネットショップ「朝陽市場(あさひいちば)」( http://www.asahi-market.com/ )を運営しております。

【ネットショップ運営の“ツボ”セミナー(1) のご案内】
下記の日程でセミナーを実施いたします。EC-Riderを活用したネットショップ運営についてはもちろん、外部からのスピーカーも招き、成功するネットショップ運営のノウハウなどについての講演を予定しています。

日時 ： 2010年3月17日(水) 14:00 - 17:00
定員 ： 25名　(お申し込み多数の場合は抽選)
費用 ： 無料
場所 ： 株式会社イーシー・ワン本社 カンファレンスルーム
　　　　(JR線・京浜急行 品川駅港南口より徒歩7分）
内容 ： ＜講演1＞
　　　　　　売れるECを支援する！
　　　　　　EC市場動向とEC-OneのECサービス「EC-Rider」(仮)
　　　　　　　　株式会社イーシー・ワン 常務取締役　　川手 正己
　　　　＜講演2＞
　　　　　　本当は教えたくない！売上アップに繋がる『情報設計』ノウハウ
　　　　　　　　イノセンス株式会社 代表取締役　　牛尾 昭昌
　　　　＜講演3＞
　　　　　　EC-Riderで始める、0円からスタートする“いまどき“ネットショップ構築のススメ
　　　　　　　　株式会社イーシー・ワン　　小田 欣一
　　　　　※講演タイトル、及び内容につきましては一部変更の可能性がございます。あらかじめご了承下さい。

ネットショップ運営の“ツボ”セミナー(1) は、こちらのウェブサイトにてお申し込みを承っております。
満席になり次第、締め切らせていただきますので、ご興味のある方はどうぞお早めにご検討ください。
https://www.ec-one.com/event/seminar/event_security.php?t=ec-rider

本プレスリリースに記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

【会社概要】
会社名　： 株式会社イーシー・ワン
所在地　： 〒108-0075　東京都港区港南1-6-34 東京日産港ビル
代表者　： 代表取締役社長(CEO)　最首 英裕
設立　　： 1998年(平成10年)4月14日
URL　　 ： http://www.ec-one.com/
EC-Rider 紹介サイト： http://www.ec-rider.net/

1998年設立以来、一貫してJavaによるコンポーネント開発を手がけ、流通業や製造業を中心に多くの実績を積んでいます。また、Rubyによる技術やビジネスのノウハウを作り出し、共有することを目的としたコミュニティ「Rubyビジネス・コモンズ」などの、Java・Rubyコミュニティの支援も行っています。
ソフトウェア資産を共有化し、再利用可能にすることで、ソフトウェア業界をより高い生産性・想像力が発揮できる知識集約的な事業へ転換するべく、システム開発・コンサルティング・開発支援を行っています。