「ホームページ」と「ランディングページ」にはどのような違いがある?

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    2020年12月28日 19:00
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    あるショップや企業の公式サイトにアクセスしたくて検索をしたら、2種類のWEBサイトが出てきたという経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    このような場合、おそらく片方がそのショップや企業のホームページ、もう片方がランディングページである可能性が高いでしょう。

    ホームページとランディングページにはどのような違いがあり、それぞれどのような役割を果たしているのでしょうか。こちらでは、ホームページとランディングページの違いについてお話していきます。

    ホームページ、ランディングページとはどんなもの?

    ホームページとは本来、ブラウザを起動した際に最初に表示されるページや、WEBサイトで最初に表示されるページのことを指します。しかし日本では、WEBサイト自体のことをホームページと呼ぶことも多いです。ショップや企業などが作っている自社のWEBサイトも、一般的にホームページと呼ばれることが多いでしょう。

    こちらではホームページについて、企業やショップなどが持っている自社のWEBサイトという意味でお話していきます。

    ホームページにはトップページがあり、多くのページから構成されています。ショップのホームページの場合、商品ページや会社概要のページ、お問い合わせページ、お買い物ガイドのページ、ショップのブログなどで構成されており、訪問者が求めているさまざまな情報を提供することができます。

    一方のランディングページとは本来、訪問者が最初に着地する(アクセスする)ページの事を言います。しかし、ホームページ制作においてのランディングページといえば「集客をすることに特化した縦長のWEBページ」のことを指すのが一般的です。

    ランディングページには商品やサービスについて必要な情報が掲載され、商品やサービスの注文、資料請求、問い合わせなどが1ページで完結するように工夫されています。大きくて目立つ注文ボタンや資料請求ボタンなどが設置されていることも多く、まさに訪問者にアクションを起こしてもらうことを目的に作られたページなのです。

    そして訪問者がページから離脱してしまうのを防ぐために、他のページへのリンクはほとんど設けられていません。

    ホームページとランディングページの特徴の違い

    ホームページとランディングページの特徴には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。こちらにまとめてみましょう。

    <ホームページの特徴>

    ・さまざまなページで構成されている
    ・訪問者が知りたい多くの情報が盛り込まれている
    ・リンクが多い
    ・SEO対策されている

    <ランディングページの特徴>

    ・ほかのページへのリンクがほとんどない
    ・縦長のWEBページである
    ・訪問者に伝えたい情報が伝えたい順番で書かれている
    ・商品やサービスの説明から注文、資料請求まで、1つのページだけで完結するようになっている
    ・画像や動画などが多用されている
    ・訪問者にアクション(購入、資料請求、問い合わせなど)を起こしてもらうことに特化したページである

    ホームページとランディングページの役割の違い

    複数のページからなるホームページと、ほとんどリンクが無く、商品説明から注文まで1つのページだけで完結するランディングページ。2つのページの構成には違いがありますが、もちろん役割にも違いがあります。ホームページ制作を行う上で、その違いを知っておきましょう。

    ホームページには、商品やサービスに関することだけではなく、そのショップや企業についての情報が数多く掲載されています。そのため、連絡先を調べたい、詳しい買い物方法を調べたい、このショップや企業がどんな理念を持っているのか知りたい、発信しているブログを読んでみたいなどという、訪問者が求めている情報を提供する役割を果たしています。

    さらに、ホームページはSEO対策が施されていることも多く、検索されたときに上位に表示されるように工夫されています。検索で上位に表示されることにより自社ホームページへの流入を増やすことができ、自社の商品やサービスに興味を持ってもらえる機会を増やすという役割も果たしています。

    一方のランディングページの役割は、訪問者に注文や資料請求などのアクションを起こしてもらうことに特化しています。

    ランディングページは一般的に縦長のページが多くなっていますが、これは訪問者に知って欲しい情報を順序立てて説明しているので、まるでセールスマンがセールストークをするように、ページ上で訪問者に語りかけます。そのうえで、同じページ上に目立つ注文ボタンや資料請求ボタンなどを設置し、その場でアクションを起こしてもらえるように工夫されているのです。

    ホームページ、ランディングページのメリットやデメリット

    ホームページ、ランディングページにはそれぞれメリット、デメリットがあります。この点も、ホームページ制作を行う上では押さえておきたいポイントです。

    ホームページには、

    ・検索エンジンからの集客に役立つ
    ・ブログなどの読み物がSNSなどでシェアされることにより、集客につなげることができる

    などのメリットがあります。

    しかし、ホームページには多くのリンクがあるため、訪問者が商品ページに行って注文ボタンを押す前に離脱してしまう可能性が高いなどのデメリットもあります。急いで商品を注文したい人にとって、商品の注文画面にたどり着くまでに時間がかかってしまう状況だとストレスを感じます。面倒に感じて注文をやめてしまうかもしれません。

    一方のランディングページには、

    ・1ページに情報を集約することで、訪問者に伝えたいことを効果的に伝えられる
    ・リンクが少ないためほかのページに離脱してしまう可能性が少なく、コンバージョンにつながりやすい
    ・デザインが自由にできる
    ・改善がしやすい

    などのメリットがあります。

    ホームページはブランドイメージに沿って作られるため、あまり派手な訴求をしてしまうとブランドイメージが崩れてしまう可能性がありますが、ランディングページならある程度自由なデザインで訴求をすることも可能です。

    また、商品紹介と注文ボタンが同じページ上にあり、ほかのページに移動する必要が無いため、訪問者はストレスなく商品やサービスを利用することができます。

    ただし、ランディングページの場合は検索エンジンからの流入はあまり見込めないなどのデメリットもあります。

    ホームページを持っていてもランディングページが必要?

    ホームページ上に商品ページや注文ボタンがあり,資料請求や問い合わせのページが設けられているのなら、あえてランディングページまで作る必要はないのではないかと思った方もいらっしゃるでしょう。

    しかし先ほどお話した通り、ホームページ、ランディングページそれぞれにメリットとデメリットがあります。ですから効果的な集客をするためには、ホームページとランディングページの両方のメリットを生かす必要があるでしょう。

    ランディングページは、通常のホームページ制作に比べてターゲットを絞ったWEBページにすることが可能です。ターゲットを絞り込むことによってそのターゲットに合った雰囲気のWEBページにすることができますし、それにより商品やサービスに興味を持ってもらえる可能性が高くなり、コンバージョンにつながりやすくなるでしょう。それぞれのターゲットごとにランディングページを作るのも有効です。

    また、動画制作を行ってランディングページに盛り込めば、より視覚的な訴求が可能になります。商品説明の文章を読むのが面倒だという訪問者にも、動画や画像によって視覚で訴えることによって、より商品について理解してもらうことができ、コンバージョンにつながる可能性が高まります。

    ホームページを持っていても、ランディングページのメリットを取り入れることは効果的な集客につながると言えるでしょう。

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