『牛車で行こう!―平安貴族と乗り物文化―』を 7月6日(木)発売
車種は?スピードは?嫌なやつと同乗したら? 1,000年前のカーライフから、平安貴族社会と都市文化を読み解く!
安政4年(1857)創業、歴史書専門の出版社、吉川弘文館(所在地:東京都文京区本郷、代表取締役社長:吉川道郎)では、平安貴族の移動手段「牛車(ぎっしゃ)」の魅力を余すところなく語ったユニークな一冊『牛車で行こう!―平安貴族と乗り物文化―』を、2017年7月6日(木)に発売します。
車種は?スピードは?嫌なやつと同乗したら?平安貴族の移動手段「牛車(ぎっしゃ)」とは、どんな乗り物だったのでしょうか。古記録や古典文学、絵巻物を素材に、乗り降りの作法、生きる動力=牛の性能、乗車定員やマナーなど、失われた日常生活を豊富な図版とともに生き生きと再現。牛車に魅せられた著者が、その魅力を余すところなく語ったユニークかつ必読の書です。
【著者紹介】
京樂真帆子(きょうらく まほこ)
1962年、兵庫県生まれ。1992年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(単位取得退学)。現在、滋賀県立大学人間文化学部教授。京都大学博士(文学)
〈主要著書・論文〉『平安京都市社会史の研究』(塙書房、2008年)、「平安京都市社会と火災」(三宅和朗編『環境の日本史2』吉川弘文館、2013年)、「歴史学と映画―『大仏開眼』と北山茂夫―」(『人間文化』35、2014年)
【本書のおもな内容】
はじめに―ドライブ前の点検―
第一章 車を選ぼう
車種と身分・階層
牛車の身分規制
偽装する車
(1)素性を隠す/(2)性を偽る―女車―
車の所有・貸与・相続
受領の牛車
第二章 牛車で行こう!
1 では、乗り込もう
牛車は後ろ乗り/牛車は四人乗り
2 車を走らせよう
牛車のスピード/車中の工夫/車を引く牛/移動の風景
3 車を停めて、降りて、片付けよう
その前に門をくぐる/車を停める一工夫/車から降りる/車を片付ける
第三章 歩くか、乗るか?
1 歩く貴族
寺社参詣は徒歩で/徒歩移動すべき空間/歩きたくない、歩けない
2 輦車宣旨と牛車宣旨
輦車と腰輿/中重の輦車宣旨/牛車宣旨
3 平安貴族と騎馬
騎馬での移動/騎馬の作法
第四章 ミヤコを走る檳榔毛車
1 檳榔毛車とは何か?
2 檳榔毛車の作法
乗車の身分規制/檳榔の入手
3 ミヤコのなかの檳榔毛車
行列を飾る/物語世界への反映
第五章 一緒に乗って出かけよう!
1 女房たちの同車
職務の中での同車/いやなやつと乗り合わせた場合/上座・下座
2 同車に表れる人間関係
同車する人々/演出される同車
3 そして一緒にどこへ行くのか?
右京へ/西山へ/東へ/南へ
第六章 廃れたからこその牛車
1 廃れる乗車文化
2 牛車研究の金字塔『輿車図考』
松平定信という文化人/『輿車図考』について
3 『源氏物語』の牛車
『源氏物語』にみえる車の種類/車の中の様子/「一つ車に乗る」人たち
あとがき
【書店イベントのご案内】
丸善京都本店 『牛車で行こう!』刊行記念 京樂真帆子先生講演会
「牛車で行ってみる?―平安貴族社会と乗り物文化―」
芥川龍之介の名作「地獄変」で焼かれた牛車は、どんな乗り物だったのか? 古記録や古典文学、絵巻物を素材に、乗り降りの作法、乗車定員やマナーなど、失われた日常生活を考えてみましょう。
開催日時 : 7月30日(日)15時(開場14時30分)
会場 : 丸善京都本店 地下2階特設会場
先着30名様、参加費無料、要整理券
電話予約可: 075-253-1599
URL : https://honto.jp/store/news/detail_041000022285.html?shgcd=HB300
【『牛車で行こう!』の概要】
著者: 京樂真帆子
体裁: A5判・並製・カバー装・176頁
価格: 本体1,900円(税別)
ISBN: 978-4-642-08318-8
URL : http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b287164.html
車種は?スピードは?嫌なやつと同乗したら?平安貴族の移動手段「牛車(ぎっしゃ)」とは、どんな乗り物だったのでしょうか。古記録や古典文学、絵巻物を素材に、乗り降りの作法、生きる動力=牛の性能、乗車定員やマナーなど、失われた日常生活を豊富な図版とともに生き生きと再現。牛車に魅せられた著者が、その魅力を余すところなく語ったユニークかつ必読の書です。
【著者紹介】
京樂真帆子(きょうらく まほこ)
1962年、兵庫県生まれ。1992年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(単位取得退学)。現在、滋賀県立大学人間文化学部教授。京都大学博士(文学)
〈主要著書・論文〉『平安京都市社会史の研究』(塙書房、2008年)、「平安京都市社会と火災」(三宅和朗編『環境の日本史2』吉川弘文館、2013年)、「歴史学と映画―『大仏開眼』と北山茂夫―」(『人間文化』35、2014年)
【本書のおもな内容】
はじめに―ドライブ前の点検―
第一章 車を選ぼう
車種と身分・階層
牛車の身分規制
偽装する車
(1)素性を隠す/(2)性を偽る―女車―
車の所有・貸与・相続
受領の牛車
第二章 牛車で行こう!
1 では、乗り込もう
牛車は後ろ乗り/牛車は四人乗り
2 車を走らせよう
牛車のスピード/車中の工夫/車を引く牛/移動の風景
3 車を停めて、降りて、片付けよう
その前に門をくぐる/車を停める一工夫/車から降りる/車を片付ける
第三章 歩くか、乗るか?
1 歩く貴族
寺社参詣は徒歩で/徒歩移動すべき空間/歩きたくない、歩けない
2 輦車宣旨と牛車宣旨
輦車と腰輿/中重の輦車宣旨/牛車宣旨
3 平安貴族と騎馬
騎馬での移動/騎馬の作法
第四章 ミヤコを走る檳榔毛車
1 檳榔毛車とは何か?
2 檳榔毛車の作法
乗車の身分規制/檳榔の入手
3 ミヤコのなかの檳榔毛車
行列を飾る/物語世界への反映
第五章 一緒に乗って出かけよう!
1 女房たちの同車
職務の中での同車/いやなやつと乗り合わせた場合/上座・下座
2 同車に表れる人間関係
同車する人々/演出される同車
3 そして一緒にどこへ行くのか?
右京へ/西山へ/東へ/南へ
第六章 廃れたからこその牛車
1 廃れる乗車文化
2 牛車研究の金字塔『輿車図考』
松平定信という文化人/『輿車図考』について
3 『源氏物語』の牛車
『源氏物語』にみえる車の種類/車の中の様子/「一つ車に乗る」人たち
あとがき
【書店イベントのご案内】
丸善京都本店 『牛車で行こう!』刊行記念 京樂真帆子先生講演会
「牛車で行ってみる?―平安貴族社会と乗り物文化―」
芥川龍之介の名作「地獄変」で焼かれた牛車は、どんな乗り物だったのか? 古記録や古典文学、絵巻物を素材に、乗り降りの作法、乗車定員やマナーなど、失われた日常生活を考えてみましょう。
開催日時 : 7月30日(日)15時(開場14時30分)
会場 : 丸善京都本店 地下2階特設会場
先着30名様、参加費無料、要整理券
電話予約可: 075-253-1599
URL : https://honto.jp/store/news/detail_041000022285.html?shgcd=HB300
【『牛車で行こう!』の概要】
著者: 京樂真帆子
体裁: A5判・並製・カバー装・176頁
価格: 本体1,900円(税別)
ISBN: 978-4-642-08318-8
URL : http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b287164.html
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