Clearlake Capital(クリアレイク・キャピタル)が LANDESKを取得、投資先企業のHEAT Softwareを統合へ

統合を通じてLANDESKのUEM、エンドポイントセキュリティ、サービス管理 プラットフォームを強化、クラウド提供を促進、そして事業規模の拡大

カリフォルニア州サンタモニカおよびユタ州ソルトレークシティにて2017年1月3日、Clearlake Capital Group,L.P.(クリアレイク・キャピタル・グループ)(以下、「Clearlake」)は、Thoma Bravo(トーマ・ブラボー)からLANDESKを取得する最終的な合意に調印したことを発表しました。尚、取引における財務条件は公開されていません。また、今回の合意に際して、Clearlakeは、投資先企業であるHEAT Software(以下、「HEAT」)をLANDESKの新たなプラットフォームとして加えることを発表しました。

複雑なITを簡素化するソフトウェアを提供することでLANDESKが発揮していたリーダーシップは、HEATが有するクラウドベースのサービス管理(CSM)と統合エンドポイント管理(UEM)ソフトウェアのソリューションによって一層強化されることになります。HEATは、LANDESKの製品ポートフォリオをグローバルに補完するだけでなく、急速に成長するSaaSプラットフォームに対して柔軟で拡張性が高く、そしてセキュアなCSM、UEM、エンドポイント・セキュリティ・ソリューションを提供していきます。今回の統合を通じて、LANDESKは、これまで以上に様々な国や地域そして様々な分野(教育、政府、金融など)に対して優れたソリューションとオペレーションの提供が可能となります。

統合後については、LANDESKの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・デイリー(Steve Daly)のもと、本社はユタ州のソルトレークシティに置くことを予定しています。Clearlakeの運営アドバイザーでHEATの現CEOであるジョン・フェロン(John Ferron)は、同社の取締役会の執行会長を務める予定です。統合後は新たな社名の下での運営となりますが、新会社名は後日、発表される予定です。

LANDESKのCEOであるスティーブ・デイリー(Steve Daly)は、「LANDESKにとって、とても意義深い日です。有機的にプラットフォームを構築し続ける上で不可欠なエンドポイント・セキュリティソフトウェアのドメイン専門知識とクラウド経験がもたらされること、そしてClearlakeと共に成長軌道を描いていけることに気持ちが高ぶっています」と語りました。また、「これまで数年にわたるThoma Bravo(トーマ・ブラボー)とのパートナーシップに感謝するとともに、私たちのビジネスが新たな成長の時代へと扉が開かれること、とりわけ私たちのプラットフォームにHEATが加わることに興奮を隠せません。ユーザー中心のIT組織を構築していくべくお客様をサポートするという私たちのミッションは、HEAT社と一致するものであり、私たちがクラウドへの投資を加速していく上での専門的な知識と経験を提供します。」(同)。

一方、Clearlakeの共同設立者で経営パートナーであるベダッド・エバリー(Behdad Eghbali)は、「新たなプラットフォーム投資として、LANDESKをClearlakeのポートフォリオに迎えられることは大変喜ばしいことです。私たちは、LANDESKのビジョン、そして有機的、無機的、双方において成長のイニシアチブを一貫させ、株主の価値を構築していく同社の能力に感銘を受けていました」と述べ、「LANDESKとHEATはともに市場を牽引し、セキュリティとクラウドの提供を拡大し、成長を加速させるソリューションを提供していく立場を築くはずです」と語っています。

「HEATでは、ビジネスをより効率的にし、コンプライアンスに準拠し、安全なクラウドソリューションをお客様に提供することに専念してきました」と語るのはジョン・フェロン(John Ferron)です。さらに、「今回の統合は、ビジョンを共有する2つの組織が良縁で結ばれたということです。私たちは共に、日々の課題を解決するITソリューションをワンストップ・ショップでお客様に提供していきます」と付け加えました。

また、Clearlakeのプラーシャーント・メロトラー(Prashant Mehrotra)とジェームズ・ペード(James Pade)は、「企業のIT部門には、重要な資産やデータを保護しながら、ユーザー環境で何が起こっているのかよりよく理解し、必要に応じて運用管理ツールを使用する必要があります。今回のHEATとの統合が、これら複雑なITセキュリティの課題とリスクに対応する包括的なソリューションを提供していく上で、LANDESKのスケールや応用の幅、そしてリソースをさらに高めてくれるものと信じています」と述べています。そして、「30年にわたり世界最高レベルの製品と顧客ニーズに合致する確かなソリューションを提供し続けてきたチームとパートナーシップを結べることに興奮します」と展望を語りました。

今回の統合は2017年1月に完了する予定です。統合後の組織はマーケットにおける強固なポジションを築き、全23カ国にいる1,600人以上の従業員が、業界全体で2万2,000を超える多種多様な顧客にサービスを提供し、4,000万以上のエンドポイントを管理、保護していくこととなります。

モルガン・スタンレー社、エバーコア・パートナーズ、バークレイズ社、そしてジェフリーズ社が、HEATとClearlakeの財務顧問を務めています。また、モルガン・スタンレー・シニア・ファンディング社、バークレイズ社、ジェフリーズ社、ゴルブキャピタル社、マッコーリー・キャピタル社、そして野村グループは、今回の統合のための資金調達を行ってきました。UBSインベストメント・バンク社については、Thoma Bravo(トーマ・ブラボー)の財務アドバイザーを務めています。


■Clearlakeについて
Clearlake Capital Group,L.P.(クリアレイク・キャピタル・グループ)は2006年に設立され、民間投資企業として業界を牽引する存在です。セクター重視のアプローチとともに、Clearlakeの業務改善アプローチであるO.P.S.SMから利益が得られるダイナミックなビジネスに向けて、資本を長期にわたり提供することによって、世界クラスの管理チームとの提携を追求しています。同社が主にターゲットとするフィールドは、ソフトウェアおよびテクノロジー対応のサービス、産業とエネルギー、消費者です。Clearlakeは直近で30億米ドルを超える資産を調達していますが、同社は、これまで伝統的な買収(バイアウト)、事業分離(カーブ・アウト)、資本再構成、転換およびリストラ、構造化株式および債権、その他、公的資本や二次負債など特別な状況において、90以上の投資を単独または共同で主導してきた実績があります。詳細については、 http://www.clearlake.com をご覧ください。


■LANDESKについて
LANDESKは、ユーザー中心のIT業界において世界的な権威といえる存在です。LANDESKは、IT業務を統合そして自動化することにより、重要な資産やデータを保護するニーズと急速に変化するユーザー要件のバランスがとれるよう組織を支援しています。LANDESKは米国ユタ州ソルトレークシティに本社を置き、世界中に拠点を保有しています。詳細は、 http://www.landesk.com をご覧ください。


■HEATについて
HEATはあらゆる規模の組織に向けてクラウドサービス管理と統合エンドポイント管理(UEM)ソフトウェアによるソリューションを提供する主要プロバイダーです。HEATは、IT、人事、設備、ファイナンス、カスタマーサービスおよびその他の機能を通して、何千もの主要組織のために、何百万ものサービスのやりとりと数百万のエンドポイントを日々管理しています。同社の顧客は、コストを削減し複雑さを低減することで運用効率を最大化しながら、世界規模のサービスを提供しています。詳細については、 http://www.heatsoftware.com をご覧ください。

カテゴリ:
企業動向
ジャンル:
セキュリティ 経済(国際) 金融
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