LIXIL、LANDESKのシステム・セキュリティの 統合管理ソリューションを導入し、OSの移行を実現  6か月で18,000台のPCをWindows7に移行

740拠点のPCをリモートから行いユーザの負担を抑えたOS移行を実現

グローバルにIT資産やシステム・セキュリティの統合管理ソリューションを展開するLANDesk Software株式会社(本社:東京都千代田区、以下 LANDESK)は、住生活産業の大手、株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、以下 LIXIL)がLANDESKのIT資産やシステム・セキュリティの統合管理ソリューション「LANDESK Management Suite/Patch Manager」を導入し、効率的なOS移行(Windows7化)とシステム管理を実現していることを2016年6月24日(金)に発表しました。

URL: http://www.landesk.co.jp


2014年10月に始まったOS移行プロジェクトでは、2015年4月までの6か月で18,000台のOSを移行しました。OS移行プロセスの大半を自動化することで、エンドユーザへの負担を最小限に留めつつ、スピーディーなOS移行に成功しました。
現在では約45,000台のPCのインベントリの収集からソフトウェア配布、ライセンス管理を実現しています。


■導入の背景
LIXILでは、2013年当時、各拠点のPCでWindows XPを利用していましたが、Microsoft社よりWindows XPのサポートが2014年4月に終了することが発表されたことを受け、全740拠点、計45,000台(※)にのぼるPCのWindows7へ移行する必要性がありました。

※新規PCリプレース:27,000台、OSのみリプレース:18,000台

また、国内外に多数の顧客を抱えるLIXILでは、OSの移行作業に伴う業務への影響を最小限に留めるために効率的かつスピーディーにOS移行を実現する必要がありました。
こうした状況を受けて、プロジェクトの実施にあたっては、以下3つの要件を満たしたソリューションが求められました。

1. リモートでのWindows7への移行
移行に当たり、業務を止めることなく進める必要があるため、PCをキッティング業者へ送付・作業を依頼するセンドバック方式ではなく、PCを拠点に置いたまま移行可能なリモート方式を採用する必要がありました。

2. プロファイル等のユーザデータ移行
OS移行後、すぐにユーザが業務を始めることができるよう、各ユーザの電子メール、ウェブブラウザなどのお気に入り情報、ドライブマッピングの設定といったプロファイルも同時に移行できる必要がありました。

3. 暗号化されたPCや固定IPアドレスを割り当てられたPCも移行可能なこと
情報セキュリティを徹底するために、ディスク暗号化や固定IPアドレスの割り当てを行っているPCも、移行できる必要がありました。

そして、2013年12月よりOS移行関連の製品選定を開始し、LIXIL環境での検証を経たうえで、上記3つの要件を満たした製品として、2014年3月末にLANDESKが提供する「LANDESK Management Suite/Patch Manager」の採用に至りました。


■LANDESKを活用したOS移行の特徴
LANDESKを活用したOS移行は、大規模なOS移行プロジェクトを行う際、以下5つのメリットをもたらします。

1. ユーザの負担を最小化できる
ユーザのタイミングでLANDESKのエージェントをインストールした後、イメージの配布、移行前のバッチ処理、プロファイルやネットワーク情報のバックアップといったプロセスはLANDESKが自動化します。

2. マスタイメージの管理を簡素化できる
LANDESKでは、独自機能であるHII(ハードウェア非依存イメージング)によりOS、アプリケーション層、ドライバ層を別々に管理し、1つのマスタイメージを複数の機種に展開することができます。そのため、管理すべきマスタイメージの数を大幅に削減できます。

3. マスタイメージの配布を短期間で完了できる
LANDESKでは、マスタイメージを独自機能のPeer Downloadを使ったネットワークに負荷をかけないソフトウェア配布により、1日で100台以上のPCに数十GBのマスタイメージを配布できます。

4. 少人数のプロジェクトでの移行を実現できる
LANDESKは、移行に関わるプロセスのほぼ全てを自動化によって実行します。そのため、OSやネットワークなどに精通したエンジニアを各拠点に配置する必要はありません。リモートから自動化タスクを実行する担当者とトラブル対応要員を数名確保するだけで、移行プロセスを進めることができます。

5. 大規模なOS移行プロジェクトを短期間で完了できる
自動化やHIIなどにより、担当者は複数のPCの移行を並行して進めることができます。そのため、大規模なOS移行プロジェクトを短期間で完了できます。


■LANDESK Management Suiteについて
1つの、統合されたエンドポイント管理ソリューションにより、最新のIT環境を実現。より高まるユーザーのニーズを満たし、ユーザーが所有する全てのデバイスを管理できます。自動化されたサービスとセルフサービスのアプリストアにより、ユーザーへのアプリケーション配布の方法を劇的に変えることができます。LANDESK Management Suiteは、様々なITソリューションと統合可能な、信頼できるクライアント管理ソフトウェアです。どのデバイスが社内にあるのか可視化することができ、ITの効果およびユーザーの生産性を高めます。


■LANDESK Patch Managerについて
パッチ配布プロセスを自動化し、配布に係る時間を35%カットLANDESK Patch Managerによりパッチ配布をよりスピーティーに、また場所に関わらず全てのユーザー及びシステムに対して確実に配布することが可能です。配布できるパッチは、AdobeやJava、その他のインターネットブラウザなどのサードパーティー製のアプリケーションと100以上の製品に対応したパッチ配布の自動的を可能に、脆弱性対策を実現できます。カスタム脆弱性の機能では、社内開発されたアプリケーションに対しても、パッチの自動化を実現します。


■会社概要
<LIXIL株式会社>
株式会社LIXILは、2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生しました。以後、American Standard Brands、GROHE、Permasteelisa Groupといった海外企業の統合により、世界的ブランドを傘下に収め、現在、LIXIL Water Technology、LIXIL Housing Technology、LIXIL Building Technology、LIXIL Kitchen Technologyの4つのテクノロジー事業に加え、日本における営業活動を担うLIXILジャパンカンパニーを軸に幅広く事業を推進しています。さらに、LIXILグループでは、ホームセンターを展開する流通・小売り事業や、住宅フランチャイズチェーンの運営など住まいとくらしに関する総合的なソリューションを提供する住宅・サービス事業を、傘下の国内事業会社を通じて展開しています。

<LANDesk Software株式会社>
LANDesk Software株式会社(本社:東京都千代田区平河町1-1-8 麹町市原ビル5F)は、ユーザを中心としたセキュリティ・ITサービスおよびプロセスの管理ソリューションのリーディングベンダであり、米国ユタ州ソルトレイクシティを本拠とするLANDesk Software株式会社の日本法人です。
LANDESKが提供する製品・サービスにより、IT部門の業務を統合・自動化、変化するユーザのニーズに応えつつ、社内資産およびデータをセキュアに維持することができます。
具体的には全社にわたるクライアントPCおよびスマートデバイスに対する、インベントリ情報の収集や、ソフトウェアライセンス管理、モバイルデバイスやラップトップ、デスクトップ、サーバなどへのセキュリティパッチやアプリケーションの配布、ヘルプデスクの待機時間の削減、ITILに準拠したサービス管理、リモートコントロール、など、IT資産運用管理を1つのツールで完全自動化することが可能です。
国内だけでなく、グローバル拠点の利用端末まで一括管理でき、グローバルに展開する大手商社や大手電機メーカー、メガバンク、スーパーゼネコン、自動車メーカーなどで、導入いただいています。

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報