第43回公募美術展「MAF展」受賞者発表  MAF賞に相澤 久徳の石彫「浮遊する時」 内閣総理大臣賞に天津 憂の「A01ver.HEAD DRESS」

~先端技術を活用したアートが多数出展~

一般財団法人 映像と芸術の振興財団(事務局:東京都港区、代表理事:石侍 露堂、以下 MAF=まふ)は、2016年10月30日(日)から11月6日(日)にかけて、第43回公募美術展「MAF展」を東京都美術館にて開催しました。10月29日(土)に今年度の受賞作品が決まり、授賞式は11月2日(水)に行われました。MAF展の中心的な賞である「MAF賞」は、相澤 久徳の石彫「浮遊する時」に授与され、内閣総理大臣賞に天津 憂(ハナエモリマニュスクリ デザイナー/株式会社212)を中心とするプロジェクトチーム「Project A01」の「A01ver.HEAD DRESS」に授与されました。全体で12の賞が作家や団体に授与されました。

MAF賞 相澤 久徳「浮遊する時」
MAF賞 相澤 久徳「浮遊する時」

一般財団法人 映像と芸術の振興財団: http://www.maf.jp/


【今年度の受賞作品の詳細】
<MAF賞>
(1) 「浮遊する時」(石彫)
  相澤 久徳

<内閣総理大臣賞>
(2) 「A01ver.HEAD DRESS」(3Dプリント)
  株式会社212 株式会社コラボ総研 株式会社ケイズデザインラボ
  株式会社イグアス

<内閣特命担当大臣 クールジャパン賞>
(3) 「Water dress」(3DCG)
  株式会社6次元アニメーション

<内閣特命担当大臣 地方創生賞>
(4) 「月夜と牡丹」(石刻)
  松崎 幸司

<外務大臣賞>
(5) 「電煙~和洋折衷~」(VAPEデニムケース&リキッドデザイン)
  倉敷天領デニム 株式会社MK Lab
(6) 「Virtual Clothing world」(VR)
  株式会社バロックジャパンリミテッド

<文部科学大臣賞>
(7) 「RIE GLASS」(リエリッツェン)
  リエ・グラス
(8) 「Justice of the Hero」(3Dプリント)
  総合学園ヒューマンアカデミー 歌舞伎町プロレス

<経済産業大臣賞>
(9) 「A01ver.Culture Digital」(デジタル・コンセプト・ドレス)
  株式会社212 株式会社デジタルファッション

(10) 「A01ver.A.I.Sinage」(AI+デジタルサイネージシステム)
   株式会社212 エイコム株式会社 株式会社コンシェルジュ

<厚生労働大臣賞>
(11) 「虚階」(磁器皿)
   木戸 文右衛門
(12) 「誰かにとっての誰か」
   (コミュニケーションロボット&デジタルファッション)
   株式会社テレノイド計画 学校法人服部学園

<6次元アート部門デザイン画入選>
呉 けい(王に禾)、新井田 彩、大塚 衣織、孫 晶娜


【今年度の審査委員長 金子 美樹(美術評論家)のコメント】
「第43回MAF展はアナログからデジタル、手わざからコンピュータテクノロジーまで多様な技法の作品が一堂に会しました。技術革新・イノベーションによる産業の活性化の流れのなかに誕生した分野は、アート表現を拡大する無限の可能性を持っています。個人作家の孤独な作業という近代のアーティスト像とはことなり、専門分野をことにする複数の担い手による共同作業という側面が強く、今回も企業・団体・グループ出品という形でいくつかのブースが形成されました。いつの時代でもアートの実験的試みは積極的に評価してゆくべきでしょう。アートの存在意義は手作業であれ、コンピュータ技術であれ感動を呼ぶ作品ができるか否かです。」


【映像と芸術の振興財団名誉会長の石破 茂(衆議院議員)のコメント】
「今回より映像、3Dなどの新しい分野もとり入れられました。MAF展が、多くの文化芸術活動をされている方々の活動の成果を披露する場として更に広まりますこと、そして、芸術と文化を通じた、我が国のソフトパワーの強化につながりますことを祈念いたします。」


【MAF展とは】
MAF展の根幹に“芸術は社会事象と関連して成立する”との考えがあります。その主旨に基づき、モニュメント部門を中核とした公募美術展として第41回展より新たな歩みを始めました。MAF展に出品される優れたモニュメント作品を各地に設置することを通して、芸術文化ムーブメントを興すことを展覧会の目的の一つとしています。モニュメント・プロジェクト計画として、福島第一原子力発電所の20km周囲及び帰宅困難区域にモニュメントを設置し、モニュメント街道とモニュメントエリアを作ること、MAF展によるモニュメント・プロジェクトを世界に発信して世界から優れたモニュメント作品を集め、原子力災害による避難地域全体を芸術と文化のエリアとして、放射線災害の傷を癒すとともに、将来の観光資源として復興の礎として貢献することなどがあります。

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