しょうけい館、「療養所の戦後 ~箱根療養所でくらした戦傷病者...

しょうけい館、「療養所の戦後 ~箱根療養所でくらした戦傷病者の労苦~」 を開催

戦傷病者等が体験した労苦を後世に伝える資料を収集、保存、展示している しょうけい館(所在地:東京都千代田区、館長:徳田 保久)は、7月23日(木)~9月27日(日)に、企画展「療養所の戦後 ~箱根療養所でくらした戦傷病者の労苦~」を開催いたします。

車椅子
車椅子

■開催趣旨

 戦傷病者の中でも、脊髄を損傷したために下半身麻痺となり車椅子で生活することになった人々がいました。箱根療養所はそうした人々のための国立の施設として、戦中に作られた療養所でした。戦後は一般の患者も受け入れる国立の施設となりましたが、昭和40(1965)年には、所内の戦傷病者の患者のための病棟(西病棟)が作られ、戦傷病者とその家族がともに暮らした療養所となりました。入所者の中には、戦中から戦後も引き続き療養を続けた戦傷病者もいました。
 今回の企画展では、箱根療養所(現在の独立行政法人国立病院機構箱根病院)の協力を得て、戦中・戦後の療養所の写真をはじめ、昔の木製の箱根型車椅子、その他、かつて西病棟に残されていた慰問の品々など約100点を展示し、所内で暮らした戦傷病者とその家族の戦後の労苦を紹介します。
 また、この療養所で暮らした戦傷病者の証言映像や昔の記録映像もあわせて紹介します。
 この他、講演会(無料)や学芸員による展示解説等の関連イベントもございます。ぜひご来館下さい。

主催    :しょうけい館(戦傷病者史料館)
協力    :独立行政法人国立病院機構箱根病院
会期    :平成21年7月23日(木)~9月27日(日)
会場    :しょうけい館1階
入場料   :無料
開館時間  :10:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日   :毎週月曜日、9月24日(木)
内覧会   :平成21年7月22日(水)15:00~17:00

関連イベント:1.講演会「箱根療養所の想い出」
       独立行政法人国立病院機構箱根病院 院長 石原 傳幸氏
       8月9日(日)13:30~14:30 1階証言映像シアター
       *入場無料

       2.学芸員による展示解説
       7月25日(土)、8月8日(土)、8月29日(土)、9月12日(土)
       毎回14:00より 約30分程度、申込不要


■関連映像の紹介

 当館1階証言映像シアターにて、当館が制作した箱根療養所内の戦傷病者の証言映像と、この療養所の昔の記録映像を上映いたします。


開館時間中、以下のプログラムを連続上映

映像タイトル:暖かい支援に支えられて
証言内容  :戦傷病者の証言映像
所要時間  :9分55秒
制作者   :しょうけい館
制作年   :2003年

映像タイトル:療養所は大きな家族
証言内容  :戦傷病者の証言映像
所要時間  :9分53秒
制作者   :しょうけい館
制作年   :2003年

映像タイトル:受傷の労苦と葛藤を超えて
証言内容  :戦傷病者の証言映像
所要時間  :9分43秒
制作者   :しょうけい館
制作年   :2003年

映像タイトル:箱根療養所
証言内容  :看護師長の証言映像
所要時間  :12分28秒
制作者   :しょうけい館
制作年   :2004年

映像タイトル:8人の傷痍軍人
証言内容  :テレビの特集番組
所要時間  :7分10秒
制作者   :毎日映画社
制作年   :1981年

映像タイトル:ある生活:夫婦
証言内容  :ニュース映画
所要時間  :4分33秒
制作者   :日本映画新社
制作年   :1971年

この他にも館内情報検索コーナーで当館制作の戦傷病者の証言映像(全76本)をご自由に検索・ご覧いただけます。


【しょうけい館 概要】
所在地   : 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-13 共同ビル九段2号館
ホームページ: http://www.shokeikan.go.jp
交通案内  : 地下鉄の場合
        東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下」駅6番出口から徒歩1分
        都営バスの場合
       「九段下」停留所から徒歩1分(高71 系統(九段下~高田馬場駅)
        http://www.shokeikan.go.jp/sub_menu/access.html
その他   : 駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
        車椅子で来館される場合は館のA入口をご利用ください。

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