Web標準HTML5を活用した「Web-Basedサイネージ」の 商用提供を開始

■「Web-Basedサイネージ」とは
ニューフォリアは、これまでウェブブラウザを活用したマルチデバイス向けデジタルサイネージ「Web-Basedサイネージ」の研究開発及び実証実験に取り組んで参りました。「Web-Basedサイネージ」は、ウェブブラウザが動作する様々なデバイスや、民生用ディスプレイをデジタルサイネージ端末として利用することができるシステムです。


■「Web-Basedサイネージ」開発背景
ウェブと連携したデジタルサイネージの表示技術・配信技術はHTML5仕様の影響を強く受けるため、ウェブで利用される技術の標準化を進める国際的な非営利団体「World Wide Web Consortium(以下、W3C)」のWeb-based Signage Business Groupにおいてデジタルサイネージの仕様検討を進めて参りました。

2015年秋からは有限責任事業組合さくりす ITサポート(本社：長野県佐久市)の協力を得て、長野県上田市および佐久市の商店街で展開中の地域情報サービスチャンネル「あさまチャンネル」において、商用化に向けた実証実験を行って参りました。

この度、ソニーマーケティング株式会社(本社：東京都品川区、代表取締役社長：河野 弘)が販売する「HTML5ブラウザ搭載ソニー液晶テレビ ブラビア」上で動作するデジタルサイネージプレーヤーを開発し、NTTアイティが提供するデジタルサイネージソリューション「ひかりサイネージ」のCMS(コンテンツマネジメントシステム)と、ブラビア上で動作するデジタルサイネージプレーヤーを連携させ、HTML5ブラウザ搭載型テレビ ブラビア向けデジタルサイネージによる「Web-Basedサイネージ」の商用提供を開始致します。

＜「ひかりサイネージHTML5対応テレビブラウザ版」の販売構成＞
https://www.atpress.ne.jp/releases/98908/img_98908_1.jpg


■今後について
「Web-Basedサイネージ」は、一般的なデジタルサイネージシステムが有する、コンテンツの表示、プレイリストの管理、同期再生や割り込み再生機能に加え、ウェブの特性を活かした他のデバイスとの連携を容易に実現するための拡張性を備えており、デジタルサイネージの導入や運用、コンテンツ制作コストの低減が期待できます。また、「緊急時の災害情報一斉配信」「訪日外国人向け他言語表示や属性に応じた情報配信」、「スマートフォン連携」「各種センサー連携」など様々な要望にも柔軟に対応が可能です。
今後も、HTML5が表示可能な様々なウェブブラウザ内蔵機器向けに研究開発を進めながら、さらなる機能拡張を行って参ります。

参考情報
弊社研究開発に関する記事「マルチデバイス向けデジタルサイネージの実証実験を開始」
https://www.atpress.ne.jp/news/79147


＜株式会社ニューフォリア　会社概要＞
会社名　： 株式会社ニューフォリア
URL　　 ： http://www.newphoria.co.jp/
所在地　： 〒150-0011
　　　　　 東京都渋谷区東1丁目26番30号 シブヤイーストビル3階
設立　　： 2008年5月14日
資本金　： 240,200,000円
事業内容： HTML5を活用したウェブ技術や先進的なUI／UXデザインを
　　　　　 得意とする企業です。スマートフォンを始めとする
　　　　　 モバイル端末と車載器やテレビ端末、デジタルサイネージなど、
　　　　　 各種デバイスを連携させたマルチデバイス向けサービスを
　　　　　 開発しています。


＜NTTアイティ株式会社　概要＞
会社名　： エヌ・ティ・ティ アイティ株式会社
URL　　 ： http://www.ntt-it.co.jp/
所在地　： 〒231-0032
　　　　　 神奈川県横浜市中区不老町二丁目9番地1 関内ワイズビル4階
設立　　： 1987年6月3日
事業内容： 情報通信分野におけるマルチメディア関連機器、
　　　　　 応用システムの開発・販売


＜ソニーマーケティング株式会社　概要＞
会社名　： ソニーマーケティング株式会社
URL　　 ： http://www.sony.jp/CorporateCruise/SMOJ-info/
所在地　： 〒141-0001
　　　　　 東京都品川区北品川5丁目11番3号
設立　　： 1997年4月1日
事業内容： ソニー商品のマーケティングおよびセールス活動を
　　　　　 担当しています。