千早赤阪村で小学生にアップサイクル体験を提供 廃棄されるプラスチックで自分だけのアップサイクルアートを!

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    2024年10月3日 16:00
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    令和5年(2023年)10月東花園ラグビー場で行われたアップサイクルイベントの様子
    令和5年(2023年)10月東花園ラグビー場で行われたアップサイクルイベントの様子

    近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科准教授 松本誠一ゼミは、プラスチックメーカーのサナダ精工株式会社(大阪府南河内郡千早赤阪村)と、廃棄されるプラスチックを使ってアップサイクル活動を行っています。その一環として、令和6年(2024年)10月10日(木)に、千早赤阪村立小吹台小学校の5年生12名を対象に、ワークショップとサナダ精工株式会社の工場見学を行います。

    【本件のポイント】
    ●廃棄プラスチックを利用してキーホルダーとネームプレートを制作するワークショップを産学連携で開催
    ●イベントを通して、小学生がアップサイクルやSDGsについて考える機会を創出
    ●学生は、廃棄プラスチックの調達や加工、キーホルダーなどのデザインを担当

    【本件の内容】
    近畿大学経営学部の松本ゼミでは、「価値共創マーケティング」を研究テーマとして、さまざまな企業や自治体と産官学連携の取り組みを行ってきました。令和5年(2023年)10月には、サナダ精工株式会社と共同で東大阪市花園ラグビー場で開催されたイベント「アップサイクルデー」に出展し、廃棄プラスチックや日常に出るゴミからキーホルダーやヘアピンなどを作るアップサイクル体験を行いました。
    今回は、工場で廃棄されるプラスチックに着目し、千早赤阪村立小吹台小学校の5年生を対象にアップサイクルやSDGsについて学ぶワークショップを開催します。千早赤阪村にあるサナダ精工株式会社にて、射出成型機を用いてペットボトルキャップを溶かし、高圧で金型に流し込んでキーホルダー成型を体験します。さらに、プラスチック用着色剤メーカーのオーケー化成株式会社(大阪府大阪市)から提供された廃棄予定の板状のカラーチャートを土台として、ネームプレートも制作します。
    本イベントの実施に向けて、学生は企業訪問や打合せを重ね、廃プラスチックや廃棄予定のカラーチャートなどの活用方法を検討しました。また、活動内容や製品の制作過程、プロモーションについて、Instagramで発信もしています。
    https://www.instagram.com/g.craft_10?igsh=MTBodjgyenVjNmpvdA%3D%3D&utm_source=qr)

    【開催概要】
    日時:令和6年(2024年)10月10日(木)10:30~15:00
    場所:サナダ精工株式会社
       (大阪府南河内郡千早赤坂村水分410-9、近鉄長野線「富田林駅」より
        タクシーにて約15分、南海高野線「河内長野駅」よりタクシーにて約20分)
    対象:千早赤阪村立小吹台小学校 5年生12人

    【サナダ精工株式会社】
    プラスチック製生活雑貨を手がける会社として、昭和49年(1974年)に創業。100年後のビジョンである「ライフスタイルデザイン企業」を目指し、生活でのちょっとした困りごとを解消する100円ショップ向けの商品を企画・製造・販売しています。
    所在地   :大阪府南河内郡千早赤坂村水分410-9
    代表者   :代表取締役 眞田和義
    事業内容  :プラスチック製品の企画・製造・販売(主要品目:家庭用品)
    創業    :昭和49年(1974年)5月
    ホームページ:https://www.sanadaseiko.co.jp/

    【オーケー化成株式会社】
    プラスチック用着色剤・機能剤メーカーとして昭和41年(1966年)に創業。「Open Kick」="勇気ある挑戦"を行動指針として、独自技術で開発した模様着色剤、塗装に代わる金属調カラーや、製品用途に沿った機能剤の開発をしています。流行色をはじめとする様々なデザイン戦略を打ち出し、商品の付加価値を高めるアイデアを顧客に提案しています。
    所在地   :(本社)大阪府大阪市中央区備後町1-7-3 5階
    代表者   :代表取締役社長 乾友守
    事業内容  :プラスチック用着色剤・機能剤の開発、提案
    創業    :昭和41年(1966年)5月
    ホームページ:http://www.ok-kasei.co.jp

    【参加学生のコメント】
    経営学部商学科4年 先川美月さん
    近年、プラスチックによる環境問題が深刻化し、脱プラスチックの取り組みが行われていますが、プラスチックの使用をゼロにすることは難しいことも事実です。これまでの活動を通じて、「軽くて丈夫かつ、長く使用できるプラスチックが愛されるものとなってほしい」というサナダ精工の方々の熱い想いも強く感じてきました。今回のイベントでは、ものづくり体験を楽しみながらプラスチックをアップサイクルする活動があることを伝える機会にしたいと考えています。

    【関連リンク】
    経営学部 キャリア・マネジメント学科 准教授 松本誠一(マツモトセイイチ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/1219-matsumoto-seiichi.html

    経営学部
    https://www.kindai.ac.jp/business/

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