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新国立劇場バレエ団  平成28年度 新国立劇場こどものためのバレエ劇場 「白鳥の湖」2016年7月21日(木)より上演

新国立劇場では、世界中で愛される名作バレエ「白鳥の湖」を、初めてバレエを観るお子様のために見どころを凝縮させた新たな作品として上演します。
夏休みには、劇場で新国立劇場バレエ団による上質な舞台をお楽しみいただけます。

「白鳥の湖」
「白鳥の湖」

詳細URL: http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/kids-swan/


新国立劇場は、次世代を担うこどもたちが、優れたバレエ芸術を親子で触れられる機会を提供する目的で、2009年に「新国立劇場こどものためのバレエ劇場」を実施し、現在まで『しらゆき姫』『シンデレラ』をレパートリー作品として上演してきました。今回上演される、世界中で最も有名なバレエ『白鳥の湖』は、初めてバレエを鑑賞する低年齢層の方にもわかりやすいよう工夫した構成となっております。また新国立劇場バレエ団ダンサーによって踊られる舞台は、お子様だけでなく大人の方にも十分見ごたえがあり、「バレエ鑑賞デビュー」を考えているご家族に自信を持ってお勧めできるプロダクションです。


【上演作品について】
世界中で最も有名なバレエ作品と言っても過言ではない、「白鳥の湖」。
叙情豊かなオデットと王子のグラン・アダージオ、純白のクラシック・チュチュに身を包んだダンサーたちによる一糸乱れぬ群舞、色とりどりの衣裳で踊られる民族舞踊、誘惑者オディールと王子が踊るグラン・パ・ド・ドゥ、オディールによる32回転のグラン・フェッテ・アン・トゥールナンなど、印象深いシーンが次々と繰り広げられます。チャイコフスキーの叙情的でドラマティックな音楽と見事に一体化したこれらの振付が、この作品の最大の魅力とも言えます。

また、主演のプリマ・バレリーナが、過酷な運命に翻弄されながらも王子との出会いに全てを賭けるオデットと、奔放な誘惑者として登場するオディールという、正反対の女性を演じ分けます。国内外からの評価も高い、美しいコール・ド・バレエの踊りにも見所です。

今回はお子様が初めて舞台を観る際にも負担にならぬよう約1時間40分(休憩込み)と、上演時間を大幅に短縮しております。上演時間は短くなったものの、有名な第2幕の湖の場面などはそのままに、一部の場面や踊りをカットするにとどまっています。クラシック・バレエの踊りの規範とされる美しさは通常の全幕での上演と同様にお楽しみいただけます。


【ものがたり】
ジークフリード王子の城では、王子の誕生日が祝われている。王子の母、この国の王妃が登場し、成人したのだから、明日の舞踏会で妻を選ぶよう告げる。「結婚か…」現実を突きつけられ、物憂い気持ちの王子は、気晴らしにと弓を手に森に向かう。

湖のほとりで王子が見たのは、信じられない光景だった。一羽の白鳥が美しい女性に姿を変えたのだ。悪魔にさらわれたオデットは白鳥に変えられており、夜の間だけ人間の姿に戻ることができる。清楚なオデットを愛するようになった王子は、愛を誓い、舞踏会に彼女を招く。

翌日の舞踏会。各国から花嫁候補の姫が招かれているが、王子の心は動かない。新たなゲストの到着が告げられる。父親に連れられたオディールと名乗る女性は、オデットに瓜二つだが、彼女とは異なる妖艶な魅力を振りまき王子を翻弄。窓の外には悲し気なオデットの姿があるが、王子は気が付かぬまま、オディールを妻にすると宣言してしまう。王子を陥れるためにやってきた悪魔の娘の本性を現すオディール。

湖のほとり、オデットのお付の白鳥の娘たちがその帰りを待っていると、涙に濡れたオデットが戻ってくる。王子が愛の誓いを破ったため、もう人間には戻れない。深い絶望が広がる。駆け付けた王子は自分の過ちを心から詫び、オデットは王子を許す。試練を経て強く結ばれた真実の愛は、悪魔に打ち勝つことができるのだろうか。


【公演概要】
タイトル :新国立劇場バレエ団
      平成28年度 新国立劇場こどものためのバレエ劇場『白鳥の湖』
芸術監督 :大原 永子
音楽   :ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
原振付  :マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ
原台本  :ウラジーミル・ペギチェフ/ワシリー・ゲリツェル
構成・演出:大原 永子
装置・衣裳:ヴャチェスラフ・オークネフ
照明   :鈴木 武人
音響   :仲田 竜太
出演   :新国立劇場バレエ団
※録音音源を使用します。

公演日  :2016年7月21日(木)・22日(金)・23日(土)・24日(日)
      各日11:30/15:00
会場   :新国立劇場 オペラパレス
アクセス :京王新線 新宿駅より1駅、初台駅中央口直結
主催   :新国立劇場


【チケットのお求め・お問い合わせ】
前売開始      :2016年4月24日(日) 10:00~
料金(全席指定・税込):こども(4歳から小学6年生)2,160円
           大人(中学生以上)3,240円
※アトレ会員割引を含め、各種割引はこざいません。

<TEL>
新国立劇場ボックスオフィス
TEL:03-5352-9999(10:00~18:00)

<Web(PC、携帯共通)>
新国立劇場Webボックスオフィス: http://pia.jp/nntt/
チケットぴあ         : http://pia.jp/t/
イープラス          : http://eplus.jp/nnttballet/
ローソンチケットほか


【全国公演】
9月19日(月・祝) サンポールホール高松
TEL:087-825-5010


【出演者】
<オデット/オディール>
 7月21日[11:30公演]小野 絢子/[15:00公演]米沢 唯
 7月22日[11:30公演]長田 佳世/[15:00公演]木村 優里
 7月23日[11:30公演]米沢 唯 /[15:00公演]小野 絢子
 7月24日[11:30公演]木村 優里/[15:00公演]長田 佳世

<ジークフリード王子>
 7月21日[11:30公演]福岡 雄大/[15:00公演]井澤 駿
 7月22日[11:30公演]奥村 康祐/[15:00公演]渡邊 峻郁
 7月23日[11:30公演]井澤 駿 /[15:00公演]福岡 雄大
 7月24日[11:30公演]渡邊 峻郁/[15:00公演]奥村 康祐

<出演者プロフィール>
◎小野 絢子 Ono Ayako[プリンシパル]
東京都出身。小林紀子、パトリック・アルモン、牧阿佐美に師事。小林紀子バレエアカデミー、新国立劇場バレエ研修所(第3期修了生)を経て、2007年新国立劇場バレエ団ソリストとして入団。主な受賞歴にアデリン・ジェニー国際バレエコンクール金賞などがある。入団直後に、ビントレー『アラジン』の主役に抜擢され成功を収めた。以降、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』、アシュトン『シンデレラ』、ビントレー『パゴダの王子』、フォーキン『火の鳥』、マクミラン『ロメオとジュリエット』『マノン』ほか、ほぼ全ての作品で主役を務めている。11年プリンシパルに昇格。10年スワン新人賞を受賞。平成22年度(第61回)芸術選奨文部科学大臣新人賞。第42回舞踊批評家協会新人賞。第30回服部智恵子賞。

◎長田 佳世 Nagata Kayo[プリンシパル]
大阪府出身。ワクイバレエスクールにて涌井三枝子に師事。その後ボリショイ・バレエアカデミーに留学しマリーナ・コンスタンチーナ・レオノバに師事。95年こうべ全国洋舞コンクール第2位。97年ボリショイ・バレエアカデミーを首席で卒業し、国立ロシアバレエ団でソリストとして活躍。その後、Kバレエカンパニーを経て、2009年新国立劇場バレエ団へソリストとして入団。13年プリンシパルに昇格。『白鳥の湖』『ジゼル』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』ほか数多くの作品で主役を踊っている。

◎米沢 唯 Yonezawa Yui[プリンシパル]
愛知県出身。塚本洋子バレエスタジオで学ぶ。国内国外の数多くのコンクールに入賞し、2006年に渡米、サンノゼバレエ団に入団。主な受賞歴は、04年こうべ全国洋舞コンクールクラシックバレエ部門ジュニアの部第1位、全国舞踊コンクールジュニアの部第1位、ヴァルナ国際バレエコンクールジュニアの部第1位、05年世界バレエ&モダンダンスコンクール第3位、06年USAジャクソン国際バレエコンクールシニアの部第3位など。10年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団した。ビントレー『パゴダの王子』で初主役を務め、『白鳥の湖』『ドン・キホーテ』『ジゼル』『眠れる森の美女』、フォーキン『火の鳥』ほか数々の作品で主役を踊っている。13年プリンシパルに昇格。14年中川鋭之助賞受賞。

◎木村 優里 Kimura Yuri[ソリスト]
千葉県出身。泉敬子、泉敦子、牧阿佐美に師事。2011年新国立劇場バレエ研修所予科生、13年第10期研修生として入所。2015年3月に新国立劇場バレエ研修所を修了。2015/2016シーズンより新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。2015年12月『くるみ割り人形』で主役デビューを果たした、期待の若手ダンサー。

◎福岡 雄大 Fukuoka Yudai[プリンシパル]
大阪府出身。ケイ・バレエスタジオで矢上香織、久留美、恵子に師事。チューリッヒジュニアバレエ団を経てチューリッヒバレエ団に入団。2003年神戸全国洋舞コンクール・バレエ男性シニア部門グランプリ、08年ヴァルナ国際バレエコンクールシニア男性部門第3位、09年ソウル国際舞踊コンクール・クラシック部門シニア男性の部優勝などがある。09年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。入団直後に『ドン・キホーテ』で全幕デビューし、以降は『白鳥の湖』といった古典をはじめ、バランシン『アポロ』、ビントレー『パゴダの王子』、ダレル『ホフマン物語』ほか、ほぼ全ての作品で主役を踊っている。11年中川鋭之助賞受賞。12年プリンシパルに昇格。第44回舞踊批評家協会新人賞受賞。

◎奥村 康祐 Okumura Kosuke[ファースト・ソリスト]
大阪府出身。地主薫エコールドバレエの地主薫に師事。2003年、地主薫バレエ団に入団。09年モスクワ国際バレエコンクールシニア部門銀賞。10年USAジャクソン国際バレエコンクールシニア部門銀賞。平成22年文化庁芸術祭新人賞受賞。2011年より新国立劇場バレエ団にソリストとして入団し、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『ドン・キホーテ』等の古典作品、アシュトン『シンデレラ』、ビントレー『パゴダの王子』、バランシン『テーマとヴァリエーション』などで主役を踊っている。第45回舞踊批評家協会新人賞を受賞。14年ファースト・ソリストに昇格。16年中川鋭之助賞受賞。

◎井澤 駿 Izawa Shun[ソリスト]
群馬県出身。関田和代、菅居理枝子、田中洋子に師事。山本禮子バレエ団付属研究所、菅居理枝子バレエアカデミー、バレエスタジオDUOで学ぶ。受賞歴は、2012年全国舞踊コンクール・バレエ第一部第1位、ユースアメリカグランプリ・NYファイナル・ブロンズメダル、13年こうべ全国洋舞コンクール・バレエ男性シニアの部第1位。14年に新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。14年12月「シンデレラ」で主役デビューを果たし、『こうもり』『ホフマン物語』『くるみ割り人形』などの主役を踊り、好評を博した。

◎渡邊 峻郁 Watanabe Takafumi[ソリスト]
福島県出身。鈴木寿雄のもとバレエを始める。2006年モナコ公国プリンセス・グレース・クラシック・ダンスアカデミーに留学し、マリカ・ベゾブラゾヴァらに師事。09年アカデミーを首席で卒業し、トゥールーズのキャピトルバレエ団に入団。11年よりソリストに昇格し、「ジゼル」アルブレヒト、「くるみ割り人形」王子、「ドン・キホーテ」バジルのほか、バランシン、ロビンス、キリアン、ドゥアト、サープなど数多くの振付家作品を踊り、C.ベラルビ振付の新作「美女と野獣」では主役に抜擢され、DVD・ブルーレイに収録されている。2016年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。今後の活躍が大いに期待されるダンサー。


【新国立劇場バレエ団】
97年新国立劇場の開場とともに開設。歴代の芸術監督 故 島田 廣(97~99年)、牧 阿佐美(99~2010年)、デヴィッド・ビントレー(2010~2014年)のもと、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ドン・キホーテ』をはじめとする古典作品から、アシュトン、プティ、バランシン、マクミランといった振付家による20世紀の名作、さらにはビントレー、エイフマン、ドゥアト、サープなどの現代振付家の作品に至るまで幅広いレパートリーを持つ。04年、『ライモンダ』で朝日舞台芸術賞をバレエ団として受賞。2014年9月大原 永子が芸術監督に就任し、ウエイン・イーグリング改訂振付の新制作全幕バレエ『眠れる森の美女』で華々しく2014/2015シーズンの幕開けを飾った。大原芸術監督のもと、さらなる芸術性の向上と飛躍を目指している。

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