【名城大学】外国語学部の学生が「文化のみち」の魅力を伝えるデジタルポスターを発表
地域の情報を発信して地域に貢献しようと1年生28人が動画を制作

外国語学部の西尾由里教授と増田昌幸教授が担当する1年次科目「基礎演習Ⅱ」を履修する学生28人が、YouTubeやAIなどを活用して名古屋市東区の「文化のみち」エリアの魅力を20~30代やファミリー層などに伝える学生ならではの動画コンテンツを制作。11月11日のナゴヤドーム前キャンパスでの講義で、東区の担当者やボランティアガイドを前にデジタルポスターとして発表しました。
二葉館や橦木館、旧豊田佐助邸の魅力を学生ならではの感性で紹介


今回の動画制作は「学びのコミュニティ創出支援事業」に採択されている「ICTを活用した地域情報発信プロジェクト」として、東区・名古屋市歴史まちづくり推進課と連携して実践している取り組みです。名古屋城から徳川園に至る一帯で、二葉館や橦木館、旧豊田佐助邸など貴重な歴史遺産が点在する「文化のみち」エリアを中心とした地域の課題を発見し、関連する地域情報の取材と発信を通して地域に貢献することを目的としています。
学生たちはこれまでの講義で、東区の担当者から「文化のみち」の歴史的背景や文化的遺産、観光PRに向けた課題などを学び、10月12日には「東区文化のみちガイドボランティアの会」のメンバーから説明を受けながら、現地を訪れてフィールドワークも実践。その後、6チームに分かれて、動画の目的やターゲット、活用するICT技術などを検討して5分ほどの動画を制作しました。
この日は講義室にプロジェクタースクリーンを6カ所に設置し、学生たちは交代でガイドボランティアや他のチームの学生たちに、まず動画のコンセプトや工夫した内容、今後の展望などを説明した後、動画を披露しました。「推し活」をする若い層を引き込むために橦木館にあるカフェを夜も営業する「夜カフェ」や「映え和室」を提案したチームや、「家族で散策」と題して親子の掛け合いをメインに家族視点でストーリーを展開したチームもありました。


「猫ミーム」を活用したユニーク動画は「学生らしいインパクトがある」と高評価
最も関心が高かったのが、若い層や外国人観光客を獲得するため、若者の間で流行った猫の写真や動画を使ったおもしろ画像・投稿「猫ミーム」を使って、ストーリー形式の動画を作ったチーム。猫たちが文化のみちの各施設やカフェのメニューなどをかわいらしい動きで教えてくれる動画で、ガイドボランティアらからも「学生らしいインパクトのある動画ですね」と高い評価を受けていました。
発表後の講評でも、東区の担当者やガイドボランティアから「それぞれ切り口に個性があり、ユニークでおもしろい動画ばかり」「動物を使ってアピールするのもいい方法」「私たちのYouTubeに投稿したい動画ばかり」と高い評価が相次ぎました。また「歴史的人物を取り上げる時はぜひ顔写真を出してほしい」とのアドバイスも寄せられました。




























