京セラの装飾用素材「京都オパール」、ヤマハのトロンボーンに採用

    独特にきらめく高級感のある輝きで、20周年記念モデルを華やかに演出

    技術・開発
    2016年3月1日 14:15
     京セラ株式会社(社長:山口 悟郎)は、独自開発の装飾用素材「京都オパール」が、総合楽器メーカー最大手であるヤマハ株式会社(以下、ヤマハ)のトロンボーンを飾る素材として初めて採用されましたのでお知らせいたします。独特の輝きを放つ京都オパールが、ヤマハが展開するトロンボーンの最上位シリーズ「Xeno(ゼノ)」の20周年記念モデルにおいて、バランサー※1やレバー指当ての一部に使用され、記念モデルにふさわしい特別感と高級感のある外観を演出しています。  本モデルは、100本限定※2で3月18日(金)より、全国のヤマハ特約楽器店にて順次販売が開始されます。 〈京都オパールを採用したヤマハトロンボーンの概要〉 品  名:ヤマハ トロンボーン Xeno(ゼノ) 品  番:YSL-882O20TH 価  格:405,000円(税抜) 限定本数:100本(国内向け生産本数) 発 売 日:2016年3月18日(金) ■京都オパールについて  京都オパールは、京セラが装飾用素材として展開している人工オパールの総称で、天然オパールと同様の遊色効果による多彩な輝きを持ちながらも、加工性が高いことからさまざまな分野で採用されています。   本製品では2種類の京都オパールを使用しており、柔軟性が高く比較的大きな面積への加工が可能である「高分子タイプ」をバランサーの部分に、より高い遊色効果をもつ「樹脂含浸タイプ」をレバー指当ての部分に施しています。  高分子タイプは、扇子の親骨部分やスマートフォンの液晶保護フィルムとして、また樹脂含浸タイプは、腕時計の文字盤やネイルジェルの素材としてなど、それぞれ多岐にわたって採用されています。  京都オパールは、ヤマハの楽器ではサクソフォンやフルートなどの装飾素材として以前にも使用されており、高級感を演出するとして大変好評をいただいていることから、このたびの採用へとつながりました。なお、京都オパールの高分子タイプが楽器に採用されるのは、今回が初めてとなります。 ※1 楽器の前後の重量の均衡をとるためのおもりです。 ※2 日本国内向け生産本数となります。

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