GfK Certified 2007発表 ~2007年 主要家電製品のメーカーシェア一覧~

報道関係者各位
プレスリリース                      2008年1月25日
         ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社

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            GfK Certified 2007発表
       ~2007年 主要家電製品のメーカーシェア一覧~
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ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(所在地:東京都
中野区)は、同社が実施している小売店パネル調査の結果より、暦年でもっとも
販売台数の多かった各メーカーを表彰する「GfK Certified 2007」を発表
しました。同社は、家電量販店など約4,500店舗(2007年12月時点)から日次で
POSデータを収集しており、本発表は2007年1月1日~12月31日の販売実績を合算
集計した結果に基づいています。

◆結果概要
- 多くのカテゴリーにて、2006年の上位メーカーが更にシェアを伸ばす傾向が
 見られ、ブランドや高機能製品といった「質への回帰」も見られた。
- 同時に特にデジタル製品では価格の下落傾向が続き、質と価格の両立が求め
 られる1年だった。
- 家電製品全般的に、これまで日本市場の特徴であった機能の先進性が薄れ
 世界同時性が強まる傾向になった。
 そうした中、機能だけでなくデザイン面でも優れた製品の登場が目立った。

◆AV機器
昨年から引き続き注目の薄型テレビは、価格低下が追い風となり堅調を維持、
前年比25%増となった。液晶/プラズマの構成比は昨年と同じく9:1の割合
だったが、プラズマが得意としていた40インチ以上の大型サイズでの液晶の
伸張が目立った。液晶はシャープが4年連続、プラズマは松下電器が3年連続
首位。それぞれ、既にブランドが確立しており、消費者からのブランド指名
買い率も高い。(当社のマンスリー消費者パネル調査より)

デジタルスチルカメラは前年比4%増と堅調を維持、特にデジタル一眼レフが
39%増と好調、10万円前後の入門機から50万円前後の高級機までラインナップの
充実が奏功した形。2006年は1位キヤノン、2位カシオの順位だったが、2007年は
松下電器がカシオを逆転。幅広い商品群に加え、新製品のヒットが寄与した。

DVDレコーダーは昨年から引き続き数量減となったが、年末にかけて次世代
レコーダーが大きく伸張。11月にはレコーダーのうち20%が次世代レコーダーと
なった。平均価格は12、3万円しているものの、今後価格低下が進めば一気に
普及が加速することも想定される。DVDレコーダーでは1位松下電器、
2位シャープの順位は昨年から引き続き同じだが、両社の合計が2006年40%から
2007年60%まで増加した。両社とも薄型テレビとのリンク機能の訴求などが
奏功した。

※下記、各製品のシェア一覧は、リリース末部の付帯情報 1 をご参照ください。
 液晶テレビ、プラズマテレビ、ブラウン管テレビ、ビデオカメラ、
 デジタルスチルカメラ、携帯型デジタル音楽プレーヤー、DVDプレーヤー、
 DVDレコーダー、アンプ内蔵スピーカー、電子ピアノ、サウンドプロセッサ


◆情報通信機器
5年ぶりの新OS、Vistaの登場で注目を集めた2007年のPC市場においては、
デスクトップ・ノートブックともに、日本電気が4年連続の首位となった。
前年比では、ノートブックがプラス成長、デスクトップはマイナス成長であった。
数量構成比ではノートブックが2006年より4%増の68%とシェアを伸ばした。
ノートブックの平均単価が、デスクトップより安くなっていることに加え、
デスクトップとノートブックのスペック差も小さくなっているため、より
値ごろ感が高まっていることが、ノートブック需要を牽引している。また、
Vistaの登場に応じてCPUの高性能化や搭載メモリーの大容量化等が進んだ。

パソコン用ディスプレイにおいては、画面サイズの大型化とワイド化が進み、
解像度も高くなっている。12月の販売において、19インチ以上の数量構成比は、
70%、ワイドの構成比は、60%。CRTディスプレイからTFT液晶ディスプレイへの
買い替えが一巡した後、TFT液晶からTFT液晶への買い替えも行われている。

例年首位争いが接戦となるプリンタは、0.02%という僅差でキヤノンが首位と
なった。販売の好調が続いているDVDメディアにおいては、3年連続で、
日立マクセルが1位となった。取り扱うデータが大容量化していることに伴い、
DVDメディアの需要は増えている。

※下記、各製品のシェア一覧は、リリース末部の付帯情報 2 をご参照ください。
 デスクトップPC、ノートPC、電子辞書、電卓、FAX、イメージスキャナ、
 マウス、PC用キーボード、パソコン用ディスプレイ、DVDドライブ、
 DVDメディア、プリンタ、パソコン用ソフト

◆調理・家事・理美容家電
2006年と同様、2007年も多くの白物家電で高額商品の比率が伸びている。
デジタル製品の多くに価格下落が見られ、数量前年比より金額前年比が低くなる
傾向の中で、白物家電においてはほとんどの製品で、金額前年比が数量前年比を
上回っている。また、環境に配慮した商品への注目度が高まっており、省エネ
基準の2010年規格対応モデルの構成比が伸張した。冷蔵庫では2006年40%から、
2007年の91%まで、エアコンでは、0%から64%に増加した。

調理・家事・理美容家電のGfK Certified対象11カテゴリのうち、6カテゴリで
松下電器産業が首位となり、総合電機メーカーの強みを見せ付けた形となった。

※下記、各製品のシェア一覧は、リリース末部の付帯情報 3 をご参照ください。
 冷蔵庫、オープン電子レンジ、炊飯電子ジャー、クッキングヒータ、
 ジューサー、ミキサ、食器洗い機、洗濯機、クリーナ、男性用シェーバー、
 マッサージチェア

≪GfK Japanのデータについて≫
全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆる
カテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えている
のに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなど
からも販売データを収集。家電以外にも、ゴルフ用品やDVDソフトウエアの
販売データを構築している。

※ご不明な点がありましたら、下記の連絡先までお気軽にお問い合わせ下さい。
※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、
「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。

ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社
経営企画室 纐纈 潤子(こうけつ じゅんこ)
TEL  : 03-5350-4624
PHS  : 070-5553-3377
E-mail: info@gfkjpn.co.jp

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