~生活に必要なエネルギーを100%自給、さらに50%の省エネ実現めざす~ ゼロ・エネルギーハウス 5大学対抗建築コンペで 住み継げる「未来の集合住宅」を建設

    企業動向
    2015年10月9日 14:30

     芝浦工業大学(所在地:東京都江東区、学長:村上雅人)建築工学科の秋元孝之教授を中心とするチーム(※)は、民間企業等と合同で、学生が考える次世代のゼロ・エネルギーハウス(ZEH)をテーマとした集合住宅ユニットを建設し、10月17日~ 横浜市みなとみらいで開催される5大学対抗の建築コンペ「エネマネハウス2015」に出場します。ここでは、実際に各モデルハウスに入り、エネルギー消費量、室内温度、湿度などをリアルタイムに確認しながら、来場者が最も住みたいと思う家に投票する場も設けられています。

    「継ぎの住処」パース


     芝浦工業大学は、「集合住宅」における良好な通風環境や、国内でもまだ数例しかないWOOD-ALCとCLT(Cross Laminated Timber)という断熱蓄熱性に優れた木質パネルを導入することで、約50%の省エネ化実現をめざす次世代住宅「継ぎの住処(つぎのすみか)」を提案。人々のライフスタイルが多様化するいま、さまざまな住居スタイルのニーズに対応できるよう、ユニットごとに増築・改築が容易にでき、時代を越えて人々が住み継ぐことができる住宅となっています。本プロジェクトには、教員5名と学生47名が関わっており、設計・デザイン、シミュレーション、構法開発と各専門分野を生かしながら、プランニングから建設作業まで一貫して取り組んでいます。

    (※)芝浦工業大学コンソーシアム:芝浦工業大学建築工学科、芝浦工業大学ゼロエネルギー建築研究センター、芝浦工業大学研究推進室、旭化成ホームズ株式会社、藤田建設工業株式会社、協和木材株式会社、会津土建株式会社、菅野建設株式会社、パナソニック株式会社、株式会社長府製作所、日本ユニシス株式会社、東京電力株式会社、旭硝子株式会社、株式会社ニチベイ、三協立山株式会社、株式会社イトレス&ACD、株式会社アサヒファシリティズ、株式会社フルハウス・イグゼ、スリーエムジャパン株式会社


    ・通風構造や木質空間によって実現する芝浦工大のゼロエネハウス
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_1.jpg
    ・学生も提案から建設作業まで一貫して取り組む
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_2.jpg
    ・教員・学生・企業が一緒になって議論を重ねる
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_3.jpg


    ◆エネマネハウスとは
     大学と民間企業等の連携により、“学生が考える、将来の家”をテーマに「エネルギー」「ライフ」「アジア」の3つのコンセプトの下、先進的な技術や新たな住まい方を提案するモデルハウスを実際に建築し、実証・展示を行うもの。芝浦工業大学は2年連続の出場となり、昨年度来場者投票で1位となった住宅のメリットを継いだ「集合住宅」を提案します。

    【芝浦工業大学チームのこれまでの活動の様子がご覧いただけます】
    https://www.facebook.com/zehsit


    ■エネマネハウス2015 開催概要
    http://sii.or.jp/emh2015/

    【日時】
    2015年10月17日(土)~20日(火)、30日(金)~11月1日(日)
    一般公開時間 10:00~16:30 ※10月17日、31日は13:00~16:30

    【場所】
    神奈川県横浜市西区高島1-2-73

    【参加校】
    関東学院大学、芝浦工業大学、山口大学、立命館大学、早稲田大学


    【参考:芝浦工業大学「継ぎの住処 - 母から広がる多世代ZEH -」ができるまで】
    (1) エネマネハウス2014「母の家2030」を提案
     当時、首都圏初、国内でも2例目の事例となる断熱蓄熱性に優れた木質構造材(CLT)を導入し、2030年の住環境を考えた住宅をエネマネハウス2014にて提案。来場者投票で1位を獲得しました。

    ・エネマネ2014で設計した「母の家」
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_4.jpg
    ・エネマネハウス2014での様子
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_5.jpg

    (2) 「母の家2030」を福島県会津若松へ移築し、木質空間の実証実験を
     エネマネハウス2014にて建築した家を福島県に移築し、1年間かけてCLTを用いた木質空間の実証実験を実施。その結果、CLTが温度変動を1.9℃抑えることを明らかにしました。

    ・「母の家2030」を会津若松に移築
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_6.jpg
    ・会津若松で木質空間の実証実験を
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_7.jpg

    (3) エネマネハウス2015「継ぎの住処 - 母からひろがる多世代ZEH -」を提案
     『「母の家2030」から、継ぐ新たな住処』をテーマとし、エネルギー効率が実証された大型木造パネルを、外壁、床、天井すべてに利用。太陽光や風による自然エネルギーの利用や、蓄電・蓄熱のための機器の導入とあわせて、住棟内でエネルギー需給を完結します。また、人々のライフスタイルの多様化に合わせ、さまざまな住居スタイルのニーズに対応できるよう、ユニットごとに増築・改築が容易にでき、時代を越えても人々が住み継げる住宅となっています。

    ・「継ぎの住処」模型写真
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_8.jpg
    ・学生も現場に入り建設を進める
    https://www.atpress.ne.jp/releases/77063/img_77063_9.jpg

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    「継ぎの住処」パース
    学生も提案から建設作業まで一貫して取り組む
    教員・学生・企業が一緒になって議論を重ねる
    エネマネ2014で設計した「母の家」
    エネマネハウス2014での様子
    「母の家2030」を会津若松に移築
    会津若松で木質空間の実証実験を
    「継ぎの住処」模型写真
    学生も現場に入り建設を進める
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