旅行アプリ『NEWT(ニュート)』×TimeTree未来総研 年末年始の旅行調査レポートを公開
〜沖縄人気の復活と為替影響色濃い海外旅行は”弾丸アジア旅行”がトレンドに〜
株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川 泰斗)の社内研究所『TimeTree未来総合研究所』(https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute)と株式会社令和トラベル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:篠塚 孝哉)が運営する、かしこい、おトク、旅行アプリ『NEWT(ニュート)』は、共同で2025年〜2026年・年末年始の旅行動向を分析しました。TimeTree未来総研は、年末年始(2025年12月25日〜2026年1月4日)に登録された「旅行」を含む予定データを分析し、旅行アプリ『NEWT』は同アプリにおける予約データを解析しました。

その結果、旅行予定はコロナ前(2019年)比83%と8割超の水準を維持しているものの、 前年から5ポイント減少し、物価高の影響や宿泊費の高騰などが要因で伸びが鈍化していることが判明しました。 国内旅行では沖縄が3年ぶりに首位となり、万博閉幕後の大阪は2位に後退。 海外旅行は2泊3日の"弾丸旅行"が主流で、韓国・台湾・香港など近距離アジアが上位を独占しました。 さらに為替と物価を総合分析した結果、韓国とベトナムが最もコストパフォーマンスに優れた渡航先であることが明らかになりました。 また世界6カ国の比較では、「銀行休業日」を予定登録するのは日本だけという独特な文化も浮き彫りになりました。
◼︎調査トピックス
・「銀行休業日」を予定に入れるのは日本だけ?世界6カ国の年末年始を比較
・コロナ禍で減少した旅行予定、2025年は2019年比83%と回復基調を維持も一服感
・【行き先トレンド:国内編】 沖縄が1位に浮上、新テーマパーク開業も影響か?万博閉幕後の大阪は2位に
・【行き先トレンド:海外編】年末年始の海外旅行は「12月26日出発」がピーク。人気は韓国・台湾・香港の近距離アジアに集中
・【為替×物価で見る海外】年末年始、コスパがいいのは韓国とベトナム!香港・イタリアは割高だが工夫次第でおトクに
◼︎TimeTree未来総研所長 深川 泰斗

今回の共同調査では、TimeTreeならではの世界6カ国比較と2019年からの長期推移データに、 NEWTの詳細な予約データと為替×物価分析を組み合わせることで、 年末年始旅行の"今"を立体的に捉えることができました。 特に興味深いのは、『銀行休業日』を予定登録する日本独特の行動です。 欧米では年末年始も『Work』が上位に来る中、日本人は銀行の営業日を意識して 計画を立てる。これは単なる文化の違いではなく、いまも現金決済が根強い日本の特性が、人々の行動計画に深く刻まれている証拠です。 旅行動向を見ると、物価高の中でも人々は『賢く旅する』術を身につけ始めています。 国内では新テーマパーク効果もあってか沖縄が復活し、海外では韓国・ベトナムといった コスパの良い渡航先を2〜3泊で効率的に楽しむ。20代と50代が海外旅行を牽引し、子育て世代は国内でゆったり過ごすという、ライフステージに応じた旅の選択も浮かび上がってきました。 旅行回復が83%で踊り場を迎えた今、量から質への転換期だと考えています。 TimeTree未来総研は、こうした予定データや予約データから見える変化の兆しを丁寧に分析し、 みなさまが年末年始や大型連休をどう過ごすか考える際のヒントとなる情報を発信し続けていきたいと思います。
◼︎株式会社令和トラベル 執行役員兼リサーチ統括 大木優紀

今回の共同調査では、TimeTreeさんの予定データとNEWTの予約データを組み合わせることで、年末年始の旅行行動の変化をより明確に捉えることができました。特に印象的だったのは、「旅行需要は回復しつつも、旅の選び方がこれまで以上に“慎重かつ合理的”になっている」という点です。
物価高や円安といった環境の変化を受けつつも、人々は短期間でも海外を楽しむ若年層・ミドル層、国内でゆっくり過ごす子育て世代など、自身のライフステージに合わせて、無理なく楽しめる旅を選んでいることがわかりました。特に近距離アジアを中心に「移動のしやすさ」や「現地体験の満足度」を重視する傾向は、NEWTの予約データにもはっきり表れています。
また、為替と物価の両面から“いま円でどこまで楽しめるか”を分析すると、韓国とベトナムのコストパフォーマンスが際立ちました。円安・物価高が続くなかでも、目的地によってはまだまだ“おトクに海外を楽しめる余地”があります。一方で、台湾やイタリアのように割高傾向にある地域も、ツアーの選び方次第では十分に手が届く選択肢になり得ます。
NEWTでは、こうした旅行者の動きや経済環境の変化を捉えながら、年末年始の判断に役立つデータを引き続き発信していきます。海外旅行を身近にするヒントとして、ぜひ参考にしていただければと思います。
◼︎「銀行休業日」を予定に入れるのは日本だけ?世界6カ国の年末年始を比較

TimeTreeに登録された世界6カ国の年末年始期間(12月25日〜1月4日)の予定ワードを分析すると、各国の年末年始の過ごし方の違いが鮮明に表れました。
日本では上位4位までを「休み」関連が独占し、特に3位の「銀行休業日」は分析した6カ国中で日本にのみ登場する独特な予定です。年末年始の銀行業務が全国一律で停止するため、事前の資金準備を意識して予定登録する行動は、日本の現金文化と一斉休業システムが生み出した特有の現象といえるでしょう。
一方、アメリカとイギリスでは「Work(仕事)」が1位となり、年末年始も通常営業を継続する社会が反映されています。興味深いことに、イギリスでは「Boxing Day(12月26日の祝日)」、ドイツでは「Zweiter Weihnachtstag(クリスマス翌日)」が上位に入っており、両国ではクリスマスの翌日も祝日として定着している文化の違いも見られます。
アジア圏では、台湾の「期末考(期末試験)」、韓国の「방학식(終業式)」など各国の学校制度の違いが予定に現れ、12月も比較的暖かい気候の台湾では「露營(キャンプ)」もランクインしています。
このように各国の予定データには、それぞれの年末年始の過ごし方や文化的背景が色濃く反映されていました。日本のランキングを追っていくと、「帰省」が23位、「旅行」が34位にランクインされていました。今回は日本の年末年始の過ごし方から「旅行」に注目し、TimeTreeからは予定データを、NEWTからは予約データをもとに、さらに深く分析していきます。
◼︎2025年〜2026年・年末年始旅行動向詳細 コロナ禍で減少した旅行予定、2025年は2019年比83%と回復基調を維持も一服感

TimeTreeに登録された予定データから、2019年以降7年間における年末年始(12月25日〜翌年1月4日)の「旅行」予定の推移を分析した結果、2025年の年末年始の旅行予定登録数は2019年比で83%となりました。一時期はコロナ禍の影響で大きく減少しましたが、2022年以降は回復基調に転じ、2023年73%、2024年88%と上昇を続けてきました。2025年は前年を5ポイント下回ったものの、コロナ前の8割超の水準を維持しており、回復基調は継続しています。一方で、物価高や宿泊費の上昇を背景に、日本人の旅行需要の伸びに一服感が見られる結果となりました。
◼︎【行き先トレンド:国内編】沖縄が1位に浮上、新テーマパーク開業も影響か?万博閉幕後の大阪は2位に

TimeTreeの予定データから期間中の国内旅行の行き先をみると(※1)、沖縄が1位となり、前年1位だった大阪を抜いてトップに浮上しました。冬でも温暖な気候を求める年末年始ならではの需要に加え、2025年7月に開業した新しいテーマパークへの注目が高まったことも沖縄人気を後押しした要因と考えられます。一方、大阪は2位となりましたが、10月13日に閉幕した大阪・関西万博の開催期間中に多くの人が訪れたことで、年末年始の旅行先としては前年よりも選ばれにくくなった可能性があります。東京が3位、京都が4位と続き、都市部への旅行が安定的に上位を占めました。
また、北海道は前年7位から5位へと順位を上げました。箱根(6位)や熱海(8位)、伊豆(10位)といった温泉地も上位に入り、年末年始をゆったりと過ごす旅行スタイルの人気がうかがえます。
※1:「旅行」とともに登録された予定ワードから、国内の地名を抽出してランキング化(都道府県名や地域名)
◼︎【行き先トレンド:海外編】年末年始の海外旅行は「12月26日出発」がピーク。人気は韓国・台湾・香港の近距離アジアに集中

NEWT予約データによると、年末年始における海外旅行のピーク出発日は12月26日、帰国は1月2日または1月6日に集中しました。旅行日数は2泊3日〜3泊4日が全体の約80%を占め、短期で効率よく楽しめる“弾丸海外”が主流となっています。行き先は、1位 韓国、2位 台湾、3位 香港、4位 ベトナム、5位 グアムと、近距離アジアが上位を独占しました。旅行代金はグループ合計9万〜17万円台がボリュームゾーンで、費用と距離のバランスを重視した傾向が見られました。
予約者層では20代と50代が中心で、子育て世代は国内でゆっくり過ごす一方、時間の制約が比較的少ない若年層とミドル層は積極的に海外旅行へ出かけている様子がうかがえます。
◼︎為替×物価で見る海外 年末年始、コスパがいいのは韓国とベトナム!香港・イタリアは割高だが工夫次第でおトクに

直近1年間の為替変動と物価上昇率を総合的に見ると、もっともおトクに旅行できるのは韓国という結果になりました。もともと若年層に人気の行き先でしたが、ウォンに対する円の相対的な安定や現地物価の伸びが比較的穏やかで、費用対効果の高さが際立っています。
4位のベトナムも物価の大幅な上昇が見られず、為替物価指数が100%を下回るなど、依然として“コスパの良い海外旅行先”として魅力が続いています。
一方、人気2位の香港や、欧州で唯一ランクインしたイタリアは、為替と物価の上昇によりやや割高な傾向が見られました。ただし、ツアー内容やホテルグレードの選択によっては、費用を抑えて旅行することも可能です。
*物価データ:みずほ銀行 ヒストリカルデータ「公示データ(2002年〜)」(https://www.mizuhobank.co.jp/market/historical/index.html)
*物価データ(ハワイ):U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS「Databases, Tables & Calculators by Subject」(https://data.bls.gov/timeseries/CUURS49FSA0?amp%253bdata_tool=XGtable&output_view=data&include_graphs=true)
*為替データ:TRADING ECONOMICS(https://tradingeconomics.com/indicators)
■資料・調査データの転載について
本リリースから発信するコンテンツについては、以下のとおり出典元を記載の上ご利用いただくことが可能です。ご利用に際しては、問い合わせ先よりご一報ください。
出典元:「TimeTree未来総合研究所」と旅行アプリ『NEWT(ニュート)』の「2025年〜2026年・年末年始旅行」共同調査(プレスリリースリンク)
◼︎調査概要
TimeTree未来総合研究所調べ
分析データについて
2019年1月1日〜2026年1月4日の期間で登録されたデータを対象として分析(登録ユーザー数は2019年1月時点で1200万超、2025年11月時点で7000万超)
分析に使用したデータは、匿名性を保つために統計的に処理しています
旅行アプリ『NEWT(ニュート)』調べ
集計データ:『NEWT』予約データ
集計対象 :出国日が2025年12月25日〜1月4日までの海外ツアー
◼︎TimeTree未来総研について
TimeTree未来総合研究所は、全世界の登録ユーザー数が7,000万人を超えるカレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録された100億超の予定データを統計的に分析するTimeTreeの社内研究所です。多様性に溢れ、先の読めない時代においても、みなさまが納得して未来を選べるきっかけをつくるために、予定データから見える世の中の動きや未来の兆しを発信しています。
・TimeTree未来総研Webサイト: https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute
予定データを活用したTimeTreeの広告サービスについては、以下をご確認ください。
・「予定」にターゲティングできる広告ソリューション「TimeTree Ads」 https://timetreeapp.com/intl/ja/ads
・未来データをもとにユーザーのモーメントをとらえた広告配信を実現する「MIRAI_DSP」 https://timetreeapp.com/intl/ja/newsroom/2023-10-04/mirai-dsp
◼︎カレンダーシェアアプリ「TimeTree」とは
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」は、共有とコミュニケーションを前提にしたカレンダーサービスです。家族、パートナー、サークル、職場など複数人数の予定共有が簡単にできて、目的に応じたカレンダーを複数つくることができます。2015年3月24日よりサービスの提供を開始、2025年11月には全世界で登録ユーザー数が7,000万を突破しました。「スマホの中の壁掛けカレンダー」として、ユーザーのみなさまの毎日の生活の中で幅広くご利用いただいています。
・公式サイトhttps://timetreeapp.com/intl/ja
公式SNS
・X https://x.com/TimeTreeInc_JP
・Facebook https://www.facebook.com/timetreeapp
・Instagram https://www.instagram.com/timetreeapp/
◼︎株式会社TimeTree 概要
社名:株式会社TimeTree(英語表記:TimeTree, Inc.)
設立:2014年9月1日
代表者:深川泰斗(代表取締役社長)
所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿六丁目18番1号 住友不動産新宿セントラルパークタワー18階
事業内容:カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の運営・開発
◆かしこい、おトク、旅行アプリ『NEWT(ニュート)』
web版 海外ツアー https://newt.net/
宿・ホテル https://newt.net/hotel
アプリ https://newt.net/app
公式LINE https://lin.ee/ZKchfbF
■令和トラベル 会社概要
令和トラベルは「あたらしい旅行を、デザインする。」をミッションに、旅行におけるあたらしい体験や、あたらしい社会価値の提供を目指すデジタルトラベルエージェンシーです。2022年4月より、かしこい、おトク、旅行アプリ『NEWT(ニュート)』を提供しています。旅行業界における予約や管理業務のDXを最大化し、旅行というエクスペリエンスを通じた社会価値の創造に挑戦します。
名称 :株式会社令和トラベル
所在地 :東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー15F
代表者 :代表取締役 篠塚 孝哉
創業日 :2021年4月5日
事業内容:旅行代理店業
登録免許:第一種旅行業(観光庁長官登録旅行業:第2123号)
所属協会:JATA(一般社団法人日本旅行業協会)正会員、IATA(国際航空運送協会)公認代理店
会社HP:https://newt.net/company
『NEWT』ブランドページ:https://newt.net/brand
公式SNS:
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・X:https://x.com/newt_travel
・Instagram:https://www.instagram.com/newt_guide/
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