【岡山理科大学】約260人が参加して「教職シンポジウム2026」開催
教職課程を履修する学生と教育現場の同窓生などを対象に、国の教育施策・研究・実践等の往還について研修する「教職シンポジウム2026」が9月26日、岡山市北区の岡山理科大学・理大ホールで開催されました。オンライン聴講を含めて約260人が参加し、文部科学省の藤枝秀樹・初等中等教育局視学官による次期学習指導要領に関する検討状況など最新の教育情報を学びました。
同大教職支援センターが主催。パネリストは藤枝視学官のほか、上越教育大学大学院学校教育研究科の山田貴之教授、理大卒業生で長く高校教員を務めた元山口県長門市教育長の江原健二・長門市議会議員の計3人です。
同シンポジウムでは平野博之学長の挨拶に続いて、最初に藤枝視学官が中央教育審議会で検討されている次期学習指導要領(小中学校では2028年度から先行実施)の考え方を説明。少子化、デジタル技術の進展、ライフサイクルの多様化などの社会情勢を踏まえ、「自らの人生を舵取りする力を身につけること」「持続可能な社会の創り手となること」「豊かな可能性を開花できること」が重要と指摘し、「子どもたちも先生方もワクワクする授業を展開していただきたい」と学生たちにエールを送りました。
続いて、山田教授は「学校教育学の理論と教育実践の往還~子どもの『問い』と『探究』を支える教師の省察」と題して講演。中学校理科授業での「主体的・協働的な学びを促す指導方法」として、探究の過程を整理するために独自に考案した「8の字型モデル」を解説し、観察と実験の過程を組み合わせ、見通しをもって学習を進める手順を紹介しました。また独自に開発した「万能四球儀」なども紹介、「教師自身の探究と省察が、子どもの探究を支える基盤」と強調しました。
最後に江原市議が「私の教育体験『魂の記録 教育者としての人生の歩み』」と題し、20年間にわたる教員生活、その後7年間の教育行政を振り返って講演。「発想の転換を大事にし、やれることはすぐに実践し、行動で示すことで信頼関係を構築し、風通しの良い明るい職場を目指した」経験を披露し、教育長時代に手掛けた「コミュニティー・スクール」を例に挙げて、「学校は地域の中にあり、学校の課題は地域の課題である。学校を舞台(核)とした人づくり、地域づくりが大切」と訴えました。
会場で参加したのは教職課程を履修する2~4年次生約240人。今年初の試みとしてオンライン聴講(ライブ配信)も実施、今春卒業して教壇に立っている新人教員約20人も対面とオンラインで参加しました。自分たちが直面しそうなテーマが多く、質疑応答では会場から熱心な質問が相次ぎました。



















