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    生活者1,000人と医師100人にアンケートを実施  医師の約9割が「たんぱく質不足は感染症の罹患や 重症化に影響する」と回答  一方で「たんぱく質と免疫維持の関係性」を知っている生活者は 3割未満

    感染症が気になるこの時期、体調管理で意識したい栄養素とは  生活者と医師に聞く感染症予防に関する栄養意識

    調査・報告
    2026年9月25日 18:00

    インフルエンザの流行が早期に始まり、一人ひとりの感染症予防が重要な時期を迎えています。こうした中、株式会社日本能率協会総合研究所は、全国の20~69歳の男女1,000名と、感染症患者を診療する医師100名を対象にアンケート調査を実施しました。感染症予防や体調管理の実態、栄養に関する意識について調べています。


    医師が2026年10月以降に特に注意すべきと考える感染症として、インフルエンザ(94%)、新型コロナウイルス感染症(87%)が上位に挙がりました。また、感染症予防や体調管理における栄養について、医師と生活者それぞれの回答から特徴が見られました。



    【調査概要】生活者調査

    調査目的   :生活者の感染症予防・体調管理の実態把握

            (栄養の摂取状況/意識/食品の喫食状況 など)

    調査対象者  :全国の20~69歳の男女

    調査方法   :インターネット調査

    調査時期   :2026年8月17日(月)~8月24日(月)

    回収サンプル数:1,000名



    【調査概要】医師調査

    調査目的   :医師が秋冬に警戒する感染症と、

            感染症予防・体調管理における栄養に対する認識の把握

            (栄養の摂取状況/意識/食品の喫食状況 など)

    調査対象者  :直近1年で感染症患者を診療した医師

    調査方法   :インターネット調査

    調査時期   :2026年8月28日(金)

    回収サンプル数:100名

    調査パネル  :m3.com 会員の医師を対象としたアンケート



    <まとめ>

    1. 2026年10月以降に特に注意すべき感染症について医師に尋ねたところ、「インフルエンザ」「新型コロナウイルス感染症」が上位に挙がった。


    2. 昨年の秋~冬シーズンに、感染症予防対策を実施していた人は約6割。一方、感染症予防対策を実施していた人の中でも、感染症や風邪と思われる症状を経験した人が3割以上であった。


    3. 感染症予防対策としては、「マスク」「うがい・手洗い」「人混みを避ける」といった基本的な対策に加え、「十分な睡眠をとる」「栄養バランスのよい食事をとる」といった生活習慣面の対策も挙がった。


    4. 生活者が、感染予防や体調管理のために普段から習慣的に摂っているものは「乳酸菌」「ビタミンC」「たんぱく質」でいずれも約3割であった。一方、医師が感染予防や体調管理のために普段から習慣的に摂るとよいと考えるものは、「たんぱく質」が最も高く、生活者と医師では栄養素の捉え方に違いがみられた。


    5. 医師調査では、93%の医師が「たんぱく質は免疫を支える栄養の土台の一つ」と回答した。また、約9割の医師が「たんぱく質不足は感染症の罹患や重症化に影響する」と回答した。その一方で、生活者調査では、「たんぱく質と免疫維持の関係」について、「よく知っていた」「ある程度知っていた」と回答した人は27.3%にとどまり、両者で認識・認知の状況に違いがみられた。

    なお、生活者調査では、たんぱく質を十分に摂取できていると思う人ほど、健康状態の自己評価や体調管理への満足度が高い傾向が見られた。


    6. 医師に、高齢者が感染症にかかった後の健康状態や生活機能への影響として、特に注意すべきと思うことを尋ねたところ、「食欲低下や低栄養状態に陥ること」「活動量や身体機能が低下すること」「フレイル・サルコペニアが進行し、要介護状態につながること」などが上位に挙がった。感染症後の栄養状態や身体機能への影響を、医師が重視していることがうかがえる。

    また、感染症予防の重要性に関連して生活者に知っておいてほしいこととして、「ワクチン接種による発症・重症化予防の重要性」「感染症による重症化リスク」に加え、「高齢者では要介護状態やフレイルにつながる可能性」が上位に挙げられた。


    7. たんぱく質を含む食品の中では、感染予防や体調管理のために毎日継続しやすい食品として、生活者・医師ともに「ヨーグルト」が1位、「卵」が2位に挙がった。


    性年代

    性年代

    居住地域

    居住地域

    担当診療科

    担当診療科


    <結果1>

    ●2026年10月以降に特に注意すべき感染症について医師に尋ねたところ、「インフルエンザ」「新型コロナウイルス感染症」が上位に挙がった。


    ・2026年10月以降に特に気を付けた方が良いと医師が考える感染症は、「インフルエンザ」が94.0%と最も高く、次いで「新型コロナウイルス感染症」が87.0%、「感染性胃腸炎」と「肺炎球菌感染症」がともに53.0%、「帯状疱疹」が45.0%と続いています。


    図表1:【医師調査】

    図表1:【医師調査】


    <結果2>

    ●昨年の秋~冬シーズンに、感染症予防対策を実施していた人は約6割。一方、感染症予防対策を実施していた人の中でも、感染症や風邪と思われる症状を経験した人が3割以上であった。


    ・昨年の秋~冬シーズンに、感染症予防対策を「実施していた(計)」と回答した割合は55.9%(「実施していた」19.7%+「やや実施していた」36.2%)。

    ・性年代別にみると、男性は60-70代が特に「実施していた(計)」の割合が高く、63.4%となっています。女性は年代が高くなるほど「実施していた(計)」の割合は高くなる傾向が見られ、60-70代は75.5%となっています。


    図表2:【生活者調査】

    図表2:【生活者調査】


    ・感染症や風邪と思われる症状を経験した人は、全体では「あった」が24.8%でした。

    ・性年代別にみると、「あった」と回答する人の割合は、男女ともに年代が上がるほど減少する傾向が見られています。

    ・感染症予防対策実施度別にみると、「実施していた計」(「実施していた」+「やや実施していた」の計)では、32.0%が、感染症や風邪と思われる症状を経験していました。


    図表3:【生活者調査】

    図表3:【生活者調査】


    <結果3>

    ●感染症予防対策としては、「マスク」「うがい・手洗い」「人混みを避ける」といった基本的な対策に加え、「十分な睡眠をとる」「栄養バランスのよい食事をとる」といった生活習慣面の対策も挙がった。


    ・感染症予防対策として実施した対策は、「マスクをする」が61.2%と最も高く、次いで「うがい・手洗いをする」60.3%で、この2項目が6割を超えています。以下、「十分な睡眠をとる」が37.1%、「人混みを避ける」が33.5%、「栄養バランスのよい食事をとる」が30.3%と続いています。

    ・性年代別にみると、男女ともに20-30代では「マスクをする」「うがい・手洗いをする」の実施率が、同性の40-50代・60-70代に比べて低い傾向が見られます。


    図表4:【生活者調査】

    図表4:【生活者調査】


    <結果4>

    ●生活者が、感染予防や体調管理のために普段から習慣的に摂っているものは「乳酸菌」「ビタミンC」「たんぱく質」でいずれも約3割であった。一方、医師が感染予防や体調管理のために普段から習慣的に摂るとよいと考えるものは、「たんぱく質」が最も高く、生活者と医師では栄養素の捉え方に違いがみられた。


    ・生活者が、感染予防や体調管理のために普段から習慣的に摂っているものは、「乳酸菌」が31.5%と最も高く、次いで「ビタミンC」が28.9%、「たんぱく質」が27.1%、「食物繊維」が23.3%、「ビタミンD」が12.0%と続いています。

    ・性年代別にみると、女性60-70代では、上位4項目「乳酸菌」「ビタミンC」「たんぱく質」「食物繊維」の回答率が特に高く、4割を超えています。


    図表5:【生活者調査】

    図表5:【生活者調査】


    ・医師が感染予防や体調管理のために普段から習慣的に摂るとよいと考えるものは、「たんぱく質」が64.0%と最も高く、次いで「ビタミンC」が46.0%、「乳酸菌」が45.0%、「亜鉛」が37.0%、「食物繊維」が36.0%と続いています。


    図表6:【医師調査】

    図表6:【医師調査】


    <結果5>

    ●医師調査では、93%の医師が「たんぱく質は免疫を支える栄養の土台の一つ」と回答した。また、約9割の医師が、「たんぱく質不足は感染症の罹患や重症化に影響する」と回答した。


    ●その一方で、生活者調査では「たんぱく質と免疫維持の関係」について、「よく知っていた」「ある程度知っていた」と回答した人は27.3%にとどまり、両者で認識・認知の状況に違いがみられた。


    ●なお、生活者調査では、たんぱく質を十分に摂取できていると思う人ほど、健康状態の自己評価や体調管理への満足度が高い傾向が見られた。


    ・「たんぱく質は免疫を支える栄養の土台の一つ」という考えについて、「そう考える」と回答した医師は61.0%、「ややそう考える」は32.0%で、「そう考える(計)(「そう考える」+「ややそう考える」)」は93.0%となっています。


    図表7 【医師調査】

    図表7 【医師調査】


    ・たんぱく質不足が感染症の罹患や重症化に影響すると考えるかどうかについて、「そう考える(影響する)」と回答した医師は52.0%、「ややそう考える」が34.0%。「そう考える(計)(「そう考える」+「ややそう考える」)」は86.0%となっています。


    図表8:【医師調査】

    図表8:【医師調査】


    ・生活者は「たんぱく質と免疫維持の関係」について、「よく知っていた」「ある程度知っていた」と回答した人は27.3%にとどまり、36.1%が「聞いたことがなかった」8.4%が「わからない」と回答しました。


    図表9:【生活者調査】

    図表9:【生活者調査】


    ・自身の健康状態についての自己評価は、「良い」が9.0%、「やや良い」が30.2%、「良い(計)(「良い」+「やや良い」)」が39.2%となっています。

    ・たんぱく質の摂取状況別では、「摂取できていると思う計」(「十分に摂取できていると思う」+「ある程度摂取できていると思う」の計)では、「良い」が16.6%、「やや良い」が47.0%、「良い(計)」が63.6%となっています。

    また、「不足していると思う計」(「やや不足していると思う」+「不足していると思う」の計)では、「良い」が4.7%、「やや良い」が23.3%、「良い(計)」が28.0%となっています。


    図表10:【生活者調査】

    図表10:【生活者調査】


    ・自身の体調管理についての満足度は、「満足している」が7.8%、「やや満足している」が30.3%、「満足(計)(「満足している」+「やや満足している」)」が38.1%となっています。

    ・たんぱく質の摂取状況別では、「摂取できていると思う計」(「十分に摂取できていると思う」+「ある程度摂取できていると思う」の計)では、「満足している」が16.1%、「やや満足している」が44.2%、「満足(計)」が60.3%となっています。

    また、「不足していると思う計」(「やや不足していると思う」+「不足していると思う」の計)では、「満足している」が3.1%、「やや満足している」が25.4%、「満足(計)」が28.5%となっています。


    図表11:【生活者調査】

    図表11:【生活者調査】


    <結果6>

    ●医師に、高齢者が感染症にかかった後の健康状態や生活機能への影響として、特に注意すべきと思うことを尋ねたところ、「食欲低下や低栄養状態に陥ること」「活動量や身体機能が低下すること」「フレイル・サルコペニアが進行し、要介護状態につながること」などが上位に挙がった。感染症後の栄養状態や身体機能への影響を、医師が重視していることがうかがえる。


    ●また、感染症予防の重要性に関連して生活者に知っておいてほしいこととして、「ワクチン接種による発症・重症化予防の重要性」「感染症による重症化リスク」に加え、「高齢者では要介護状態やフレイルにつながる可能性」が上位に挙げられた。


    ・高齢者が感染症にかかった後の健康状態や生活機能への影響として、医師が特に注意すべきと思うことは、「食欲低下や低栄養状態に陥ること」が73.0%と最も高く、次いで「活動量や身体機能が低下すること」が68.0%、「フレイル・サルコペニアが進行し、要介護状態につながること」と「死亡リスクが高まること」が66.0%と続いています。


    図表12:【医師調査】

    図表12:【医師調査】


    ・感染症予防の重要性に関連して、医師が生活者に知っておいてほしいこととしては、「ワクチン接種による発症・重症化予防の重要性」が73.0%と最も高く、次いで「感染症による重症化リスク」が62.0%、「高齢者では要介護状態やフレイルにつながる可能性」が61.0%、「基礎疾患のある人への影響の大きさ」が58.0%と続いています。


    図表13:【医師調査】

    図表13:【医師調査】


    <結果7>

    ●たんぱく質を含む食品の中では、感染予防や体調管理のために毎日継続しやすい食品として、生活者・医師ともに「ヨーグルト」が1位、「卵」が2位に挙がった。


    ・感染予防や体調管理のために毎日継続しやすい食品は、「ヨーグルト」が45.6%と最も高く、次いで「卵」が40.6%、「納豆」が37.1%、「豆腐・豆乳」が35.4%、「牛乳」が32.8%と続いています。

    ・性年代別にみると、女性60-70代は上位5項目「ヨーグルト」「卵」「納豆」「豆腐・豆乳」「牛乳」が他の属性と比較して回答率が高く、いずれも5割を超えています。


    図表14:【生活者調査】

    図表14:【生活者調査】


    ・医師調査では、感染予防や体調管理のために毎日継続しやすい食品は、「ヨーグルト」が55.0%と最も高く、次いで「卵」が48.0%、「牛乳」と「豆腐・豆乳」が45.0%、「納豆」と「肉類」が41.0%と続いています。


    図表15:【医師調査】

    図表15:【医師調査】

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