直売所の“今”に、広告画像を上回る関心 リアルタイム売場画像配信システム「菜菜Live」の検証結果を発表
~産官学の共同研究により被験者の71.1%がリアルタイム・プロモーションに高い関心~
株式会社ビッツ(本社:東京都品川区)はリアルタイム売場画像配信システム「菜菜Live(ナナライブ)」を開発。
千葉県東金市の「道の駅 みのりの郷東金」で行った6か月間の実証実験、秋田大学との共同研究、アクセス解析、消費者・生産者への200件超のアンケートとヒアリング結果を総合的に検証した結果、消費者の関心喚起、店舗への信頼感の醸成、生産者の売れ行き確認や追加出荷判断の支援に寄与することがわかりました。

菜菜Liveサービスイメージ
■消費者が求めるタイムリーな売り場情報と現場の課題
【広告だけでは伝えきれない売り場の“今”】
消費者の来店前の下調べは、すでに一般化していますが、あらかじめ整えられた広告写真や紹介文だけでは、「今どんな品揃えなのか」「混雑しているのか」「行く価値がありそうか」といった来店直前の判断材料は伝えきれません。
特に道の駅や農産物直売所では、当日の朝採れ野菜や果物、売り場のにぎわい、時間帯による品揃えの変化が来店動機に直結します。消費者にとって“今”の情報は、安心感や期待感につながる重要情報であり、その多くはWEBで単発的に発信されています。
【タイムリーな情報発信は重要だが、現場の負担が大きい】
売り場の様子を発信するには、撮影とSNS・Webサイトへの投稿を多忙なスタッフに頼っているのが実状です。しかし営業時間中の継続発信は簡単ではありません。生産者にとっても、朝出荷した商品を離れた場所から確認する手段は限られています。
【消費者が知りたいのは売り場のリアル】
ビッツではこうした「売り場の今」に着目し、売り場をリアルタイムに公開することで、消費者の来店判断材料になると考えました。
この仮説を検証するため、リアルタイム売場画像配信システム「菜菜Live」を開発しました。菜菜Liveは売り場を10分おきに4K高解像度カメラで自動撮影し、Webに公開する仕組みです。利用者はスマホやパソコンから最新の売り場を確認できます。拡大して棚や商品を見て回れるほか、過去画像もさかのぼって確認でき、売れ行き、混雑状況、時間による変化も把握できます。
また、店内のお客様には自動でモザイク処理し、プライバシーに配慮しつつ、売り場の様子を継続発信できるうえ、現場の負担も増やしません。
この仕組みが消費者や生産者にもたらす効果を検証するため、道の駅 みのりの郷東金での実証実験、秋田大学との共同研究、アクセス解析、現地調査を実施しました。
その効果は予想を上回り、消費者の関心喚起だけでなく、安心感の向上や信頼感の醸成につながることが見えてきました。

秋田大学共同研究イメージ
■研究・実証・現地調査から確認されたリアルタイム・プロモーションの可能性
【秋田大学によるヒューマンセンシング研究:売り場を「自分で確かめる」体験に高い関心】
秋田大学との共同研究において、55人の被験者を対象に、リアルタイムに表示される「菜菜Live」の画像と、あらかじめ作成された一般的な広告画像の閲覧比較実験を実施しました。
本実験では、人が興味や関心を示した際に顔面皮膚温度に変化が表れることに着目し、閲覧中の顔面皮膚温度、視線動向、閲覧後アンケートなどを用いて関心度を分析しました。これにより、広告画像と菜菜Liveのどちらにより高い関心を示すかを検証しました。
その結果、顔面温度変化に明確な差が見られた被験者のうち71.1%が「菜菜Live」の方に高い関心を示す結果となりました。
特筆すべき点として、閲覧後アンケートで「菜菜Liveよりも広告画像の方が良い」と回答した被験者のうち、実際の顔面温度変化では広告に対して関心を示した被験者は16.7%にとどまりましたが、40%は広告画像閲覧時よりも菜菜Live閲覧時に高い反応を示しました。
これは、閲覧後アンケートによる主観的な評価と、顔面皮膚温度や視線動向といった生理的な反応を組み合わせて分析することで、言語化された回答だけではとらえきれない興味・関心の度合いを可視化できたことを示しています。
この実験結果から菜菜Liveが単なるライブカメラではなく、消費者が売り場を能動的に確認し、商品を探し、発見する体験を生み出す「リアルタイム・プロモーション」として機能する可能性を示すものと捉えています。
【現地調査:売り場の透明性が消費者の安心感と店舗への信頼感を醸成】
現地調査では、消費者から「行く前に売り場を見られて楽しい」「様子が分かるので安心できる」「こういう取り組みを行っていること自体がお店を信頼できる」といった声が寄せられました。
店舗側が見せたい情報だけでなく、売り場の“今”をそのまま公開し、品揃えや商品の減り方、混雑状況も含めて可視化することが重要です。
こうした透明性が来店前の安心感となり、店舗への信頼感につながると考えられます。
さらに生産者からは「朝出荷した野菜がどんどん売れる様子が励みになる」「農作業の合間に売れ行きが確認できる」「午後の追加出荷の判断に役立つ」といった意見もありました。
【アクセス解析:広告換算価値を算出】
道の駅での実証実験期間中の菜菜Liveページでは、平均で月間12,500PV、エンゲージメント率75%、平均閲覧時間3分20秒を記録しました。
この数値から、利用者が商品棚や店内状況を確認していることがうかがえます。ビッツでは同質のアクセスを広告で獲得する場合の広告換算価値を月額10万円~40万円程度と試算しています。

配信画像sample2
■今後の展開
株式会社ビッツは、菜菜Liveを「リアルタイム・プロモーション・メディア」と位置づけ、2026年8月より正式に販売を開始します。今後は、道の駅、農産物直売所、観光施設、商業施設、飲食店など、現場の“今”を見せることが来店動機につながる施設に向けて展開していきます。
菜菜Liveは、売り場や現場の状況をリアルタイムに発信し、店舗と消費者、生産者との信頼関係づくりを支援します。リアルタイム・プロモーションは店舗の情報発信をより簡単に、より透明に、より効果的に行える新しい販促手法として提案していきます。
【関連情報】
菜菜Live紹介ページ : https://www.nanalive.jp/
事業者向け紹介ページ : https://www.nanalive.jp/enterprise/
道の駅 みのりの郷東金 稼働ページ: https://www.nanalive.jp/minorinosato-togane/
※配信は営業時間中(9:00~18:00)
紹介動画 : https://youtu.be/U9mkxqzfDMQ?si=yPdvozcSOdcKkCj3
【会社概要】
会社名 : 株式会社ビッツ
所在地 : 東京都品川区北品川5-1-18 住友不動産大崎ツインビル東館9F
創業 : 1971年
事業内容 : ソフトウェア受託開発、自社ソフトウェア製品開発/販売
公式サイト: https://www.bits.co.jp/





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