低消費電力での稼動を実現する、 「Raspberry Pi」用電源管理モジュール「slee-Pi」を販売

─ IoT/M2M向けに、RTC内蔵による間欠動作、 死活監視と自動リブート等にも対応 ─

ロボット、メカトロニクス機器等の開発・販売を手がけるメカトラックス株式会社(所在地:福岡市早良区、代表取締役:永里 壮一)は、小型コンピュータボード「Raspberry Pi」に手軽に間欠動作や死活監視機能を実装できる電源管理モジュール「slee-Pi」(スリーピー)の販売を開始しました。

slee-Pi
slee-Pi

製品情報URL: http://www.mechatrax.com/products/slee-pi


■IoT/M2Mを背景に拡大するシングルボードコンピュータ(小型コンピュータボード)市場
昨今、小型・安価なシングルボードコンピュータの普及が急激に進んでいます。中でも、「Raspberry Pi(以下 ラズパイ)」は、全世界で累計500万台以上出荷されるなど、本来の教育用のみならず、屋外センシングやサイネージ機器などの業務システムにも積極的に採用されつつあります。

「Raspberry Pi」公式サイト: http://www.raspberrypi.org/


■高まる、IoT/M2Mにおける機器の電源管理(間欠動作)、死活監視
当社は昨年秋より、このラズパイ向け3G通信モジュール「3GPI」をリリース、御好評を頂いておりますが、「3GPI」を用いた常時ネット接続稼動やその他業務活用において、(1) 野外、車載など、電源に制約がある環境下での低消費電力稼動(間欠動作)、(2) 動作不調時(特にUSB等での周辺機器接続時)における、全電源断・再起動処理、の要望を多数頂いておりました。
当社ではこれらに応え、ラズパイの拡張基板(モジュール)として、電源管理モジュール「slee-Pi」(スリーピー)の開発・販売を開始いたしました。


■本製品「slee-Pi」の概要
本製品は、「Raspberry Pi Model B+」または「2 model B」にスタック可能な電源管理基板です。RTC(Real Time Clock)内蔵マイコンを搭載し、通常動作時においては、I2Cバス経由でラズパイに接続されたRTCとして機能し、ユーザーが設定したスケジュールでラズパイ本体への電源供給、遮断が可能になります。また、常時動作を必要とするアプリケーションに対して、本製品はシステムの死活監視機能を提供すると同時に、ラズパイ本体の死活監視や電源電圧の監視等を行うことも可能です。

本製品ではラズパイの40pin ピンヘッダのうち、GPIO 5をラズパイの死活監視に利用、GPIO 18に搭載したTCXOベースのPPS信号入力、GPIO 23をスケジュールアラーム通知に用いています。RTCのクロック源にはTCXOを採用しており、周囲温度変化などによる時計のズレを月差±10秒以内に抑えています。また、ラズパイへの電源供給には高効率DC/DCコンバータを搭載しており、太陽光パネルや様々なバッテリーなどを想定した6V~35Vまでの幅広い入力電圧に対応しています。

ラズパイ単体ではOSシャットダウン後も通電されたままですが、「slee-Pi」により電源を遮断することができ、待機時の消費電力を抑えることができます。またコールドブートも可能なので、スケジューリングされた間欠動作を実現できます。
「slee-Pi」を使用することにより、ラズパイ単体では実現できないスリープ動作を可能にします。

商品名   : slee-Pi
価格    : ¥11,800(税別)
商品内容  : slee-Pi本体、固定用スペーサ、電源ハーネス(約150mm)
製品情報URL: http://www.mechatrax.com/products/slee-pi


■「slee-Pi」を通じ、ラズパイの業務利用を促進
ラズパイは、これまでは安価な点に注目が集まり、一般的には教育・電子工作部材と認識されてきましたが、世界的にビジネスや研究開発分野での利用が急激に進んでいます。当社は、これらラズパイの業務利用に有用なモジュールをスピーディーに提供することにより、IoT/M2Mをはじめとする情報通信市場の活性化と情報化社会の進展に貢献してまいります。


【会社概要】
会社名: メカトラックス株式会社
所在地: 〒814-0001
     福岡県福岡市早良区百道浜2-3-2 TNC放送会館2階 ロボスクエア内
代表者: 代表取締役 永里 壮一
URL  : http://www.mechatrax.com/

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