スプツニ子!『Tranceflora - エイミの光るシルク』展  グッチ新宿にて開催

グッチは4月23日(木)より、グッチ新宿3階イベントスペースにて、現代美術家 スプツニ子!氏による『Tranceflora - エイミの光るシルク』展を開催いたします。

遺伝子組み換えで誕生した「光るシルク」
遺伝子組み換えで誕生した「光るシルク」

スプツニ子!氏は、カラスと交信するロボットや女性の生理を疑似体験するマシン、ハイヒール付き月面ローバーなど、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた映像、音楽、写真、パフォーマンス作品を発表してきました。そしてこのたび、新たなテーマとして1966年に誕生して以来グッチに咲き続ける美しい花々のモチーフ“フローラ”に着目しました。

日本には1200年以上も昔から、季節の花・動物・昆虫・川のせせらぎ・雲や雪などの自然の美が着物の柄として描かれてきた歴史があります。そして描かれるモチーフや色は、異国からの文化伝来などにより時代とともにさまざまに変容してきました。近年ではバイオテクノロジーの躍進により青いバラやカーネーション、青い菊や蘭など、これまで存在しなかった花たちが生み出されています。2008年には農業生物資源研究所(生物研)がクラゲやサンゴの遺伝子を使用した「光るシルク」を開発し、世界を驚かせました。

スプツニ子!氏は、そうしたバイオテクノロジーによって変容していく未来の花々やファッションを想像し提案するために、農業生物資源研究所(生物研)とコラボレーションし『Tranceflora(トランスフローラ)』プロジェクトを立ち上げました。本展では、スプツニ子!氏と生物研が共同開発構想中の「バラの香りのするシルク」と「恋に落ちる(かもしれない)シルク」や「光るシルク」を扱ったファッション、ショートフィルム、写真のインスタレーションを展示。また、会場全体をブラックライトで演出し、視覚、聴覚、嗅覚を通じて、未来の“フローラ”の可能性を描き出します。そして、スプツニ子!氏は本展を通じて、「変容していく自然やその新しい美しさを私たちはどう受け止めていくのか?」「その変化は私たちの感性やファッション、芸術や文化をどう変えていくのか?」と問いかけます。


■ショートフィルム「Tranceflora - Amy's Glowing Silk トランスフローラ - エイミの光るシルク」
 ショートフィルム ストーリー

エイミはヤバいくらい本気の恋をしている。どんな女の子でも、デートに着る勝負ドレスの1着や2着は持っているかもしれないけれど、エイミはただ見た目が煌びやかなドレスだけでは物足りなかった。愛する彼の心の奥までコントロールして、彼が私だけの虜になる「Perfect Love Dress」が欲しい。そう願うエイミは、無数の蚕を部屋に飼い、彼を手に入れるための「光る恋のシルク」を創り始める……


■スプツニ子!『Tranceflora - エイミの光るシルク』展
開催場所:グッチ新宿3階イベントスペース
     新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル
開催期間:2015年4月23日(木) ~ 5月17日(日) 11:00 - 20:00
     入場無料・会期中無休


■SPUTNIKO!(スプツニ子!)
現代美術家 / 1985年東京生まれ、ニューヨーク・ボストン在住。
ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。主な展覧会に、「東京アートミーティング うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法(デザイン)」(東京都現代美術館、2013)、「Talk to Me」(ニューヨーク近代美術館(MoMA)、2011)など。2013年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教に就任しDesign Fiction Groupをスタート。VOGUE JAPAN ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013受賞。2014年 Forbes JAPAN「未来を創る日本の女性10人」選出。2011年 伊Rolling Stone誌「今後10年に最も影響を与えるデザイナー20人」選出。

テクニカルアドバイザー:
農業生物資源研究所 遺伝子組換えカイコ研究開発ユニット長 瀬筒秀樹 HIDEKI SEZUTSU
農業生物資源研究所(生物研)は、農業分野におけるバイオテクノロジー研究の中核機関として、2001年4月1日に設立された国立研究開発法人。瀬筒氏はスプツニ子!氏と共同で、バラの香りの出る遺伝子をカイコに組み込み、バラの香りのするシルクを開発構想中。

キャラクターファッション&シューズ デザイン:
串野真也 MASAYA KUSHINO
鳥の羽や生花を使いアートピースのようなシューズやバッグを作り出すデザイナー。その活動は日本だけに留まらず、海外でも積極的に作品を発表し続けている。“革”を中心とした靴や鞄などを展開するブランド「Masaya Kushino」を展開。
http://www.masayakushino.jp

メインビジュアル・ショートフィルム・ロゴデザイン:
泉谷和範 KAZUNORI IZUMIYA
ファッションの広告や雑誌を手がけるアートディレクター。エッジのある表現とコミュニケーションを両立させたイメージが持ち味であり、説明的ではない、高揚感のある世界観を得意とする。本展のバックグラウンドストーリーを描いたショートフィルム「Tranceflora - Amy's Glowing Silk トランスフローラ - エイミの光るシルク」を制作。
http://signo-tokyo.co.jp/director/kazunori-izumiya/

写真・映像 撮影:
亀井隆司 TAKASHI KAMEI
ファッションを中心に世界で活動するフォトグラファー。独自の世界観で作り込まれたイメージを得意とする。
http://www.takashikamei.com

西陣織:
細尾真孝 MASATAKA HOSOO
1978年、西陣織老舗細尾家に生まれる。1200年前に誕生した京都の西陣織を、ハイエンドのインテリアやファッションとして世界に向けて発信する新規事業を展開している。2012年、京都の伝統工芸の技術と美意識を国内外に発信するプロジェクトユニット「GO ON(ゴオン)」を設立。
http://www.hosoo-kyoto.com

空間デザイン:
長谷川喜美 KIMI HASEGAWA
ベルベッタ・デザイン代表。「空気をデザインする」をテーマに、2013-14年の東京デザイナーズウィークでは28年の歴史で初の女性クリエイターとして会場をデザイン。TOKYO DESIGNERS WEEK in Milano Salone 2015では日本ブース全体の空間デザインも手掛ける。フランス国民美術協会(S.N.B.A.)主催サロン展2014金賞 / DDA産業大賞 / DDA優秀賞など多数受賞。
http://www.velveta.jp


■GUCCI
1921年フィレンツェで創設されたグッチは、クリエイティビティとイノベーション、イタリア伝統のクラフトマンシップで高い評価を得ている世界有数のラグジュアリーブランドのひとつであり、ケリンググループの中核をなすブランドです。ケリンググループはアパレルとアクセサリーのカテゴリーにおけるグローバルリーダーで、ラグジュアリー及びスポーツ&ライフスタイルブランドを展開しています。グッチについての詳しい情報は http://www.gucci.com をご覧ください。

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