「会社の健診」だけでは見落とされる?出前頼みの食生活や運動不足が招くリスクと、専門医が教える痛みを感じにくい内視鏡検査

夏本番を迎え、冷たいビールやスタミナ料理が美味しい季節になりました。同時に、この時期は「なんとなく体がだるい」「夏バテでお腹の調子が悪い」と体調の変化を見過ごしてしまいがちです。特に在宅ワークの普及によって出前フードに頼りがちになり、慢性的な運動不足を感じている方は注意が必要です。
日本人のがん死亡数において、大腸がんは男女ともに上位を占め続けています。2024年のデータでは、女性で第1位、男性でも第2位。それにもかかわらず、大腸がんは初期症状がほとんどなく、自覚症状が出たときにはすでに進行しているケースが少なくありません。だからこそ、症状の有無に関わらず定期的に調べることに意味があります。
※出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)。大腸は結腸・直腸の合計。
池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院の柏木宏幸院長が、「大腸がんのサインと早期発見のコツ」を徹底解説。若年層にも増えているリスク要因から、会社の健康診断に潜む盲点、そして「痛そう」というイメージを覆す最新の内視鏡検査まで、お腹の専門医の視点から本音で語ります。
■元動画はこちら:
💡 「出前ばかり」「運動不足」はイエローカード!大腸がんを高める5つのNG特徴
大腸がんは高齢者だけの病気ではありません。近年では食生活の欧米化などに伴い、30代・40代の働き盛り世代での発症も増加しています。柏木院長は、リスクを高める現代人の特徴として以下の5つを挙げます。
50歳以上である(年齢リスク): 40代から増え始め、50歳を超えると発症率が大きく上がります
家族に大腸がんの人がいる: 遺伝的要因も大きいため、血縁者に罹患者がいる場合は特に警戒が必要です。
食生活が偏っている(肉食中心・野菜不足): カレーや牛丼などの出前ばかりで、ソーセージやベーコンなどの加工肉、脂肪分の多い食事に偏り、食物繊維(野菜・果物・海藻)が不足している人はリスクが跳ね上がります。
飲酒・喫煙の習慣がある: 飲酒は、大腸がんのリスクを確実に高めることが分かっています。喫煙も大腸がんのリスク因子とされ、大腸ポリープの発生を増やすことも知られています。
圧倒的な運動不足: 長時間の座りっぱなし生活は腸の動きを鈍らせます。
「在宅ワークなどで出前を利用すること自体は悪くありませんが、必ずサラダなどの野菜を付け合わせる意識を持ちましょう。また、通勤時に一駅手前で降りて歩くなど、日常的な"ちょい運動"をプラスするだけでもリスクは下げられます(柏木院長)」
💡 お腹の張りや貧血は危険信号?進行した大腸がんが引き起こす恐怖
大腸がんは初期段階では全く痛くも痒くもありません。しかし、放置してがんが大きくなると、体には以下のような深刻な影響が現れ始めます。
激しい腹痛とお腹の張り(腸閉塞): がんによって腸の通り道が狭くなると、便やガスがまったく出なくなる「腸閉塞(ちょうへいそく)」を起こし、のたうち回るような激痛に襲われます。事態が深刻な場合は緊急手術になります。
原因不明の貧血・体重減少: がん組織から慢性的に少しずつ出血するため、顔色が悪くなったり、異常に疲れやすくなったりします。ダイエットをしていないのに体重が急激に減るのも危険なサインです。
他臓器(特に肝臓)への転移: 大腸がんは進行すると血管やリンパを通じて他の臓器へ転移します。特に肝臓や肺への転移が多く、ここまで進むと治療の難易度は一気に上がってしまいます。
💡 「会社の健診で大丈夫だった」の罠。40歳を過ぎたら内視鏡を受けるべき理由
多くの人が「会社の定期健康診断を受けているから自分はがんじゃない」と誤解しています。しかし、一般的な会社の健診項目には、大腸がんを確実に発見できる「大腸内視鏡検査」は含まれていません。
健診で行われる「便潜血検査(検便)」は、痛みがなく優れたスクリーニング方法ですが、あくまで簡易的なチェックです。ここで一度でも陽性(要精密検査)が出た場合は、絶対に放置せず大腸内視鏡検査を受ける必要があります。
「40歳を過ぎたら、まずは年1回の便潜血検査を必ず受けてください。そして陽性が出たら、必ず大腸内視鏡検査へ進んでください。ただし、ご家族に大腸がんの方がいる、ポリープの切除歴がある、便通の変化や血便があるといった方は例外です。40歳を待つ必要も、便潜血の結果を待つ必要もありません。一度、内視鏡を受けておくことを強くお勧めします。大腸がんは早期に発見できれば治療成績が良好ながんだからです。(柏木院長)」
「内視鏡検査は痛くてツラそう」というイメージがありますが、現在は患者さん一人ひとりの体格や体質に合わせて鎮静剤・鎮痛剤を使い、うとうとと眠っているようなリラックスした状態のまま、痛みを感じにくい状態で検査を受けられる環境が整っています。
費用面のハードルも、決して高くはありません。保険が適用される場合、3割負担での大腸内視鏡検査は、観察のみであれば概ね6,000〜8,000円程度、生検やポリープ切除が加わると2〜3万円程度が目安です。
※症状や検査の目的によって保険適用の可否が変わり、費用も施設によって異なります。詳しくは受診時にご確認ください。
🦉 毎年通いたくなるクリニックで本当の安心を
健康を守るための定期検査だからこそ、「病院特有の無機質で怖い場所」であっては続けられません。池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニックでは、患者様が緊張せず、リラックスして過ごせるよう、インテリアやコーディネートに徹底的にこだわっています。
「最近便通が変わった気がする」「そういえばちゃんとお腹の検査をしたことがない」という方は、この夏、ご自身の健康な未来を守るために、まずは気軽に専門医へ相談してみてはいかがでしょうか。
【クリニック概要】
院名: 医療法人社団アイメッド 池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院
院長: 柏木 宏幸(かしわぎ ひろゆき)
所在地: 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-21-1ラグーン池袋6F
公式HP: https://www.ikebukuro-cl.com/
公式YouTube: https://youtube.com/@hka-wb4jw?si=HieNwRkn7uHKxfCo

















