GfK Japan調べ:2014年 ゴルフ用品市場動向

 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:藤林 義晃)は2014年の主要ゴルフ用品の小売販売動向を発表した。

図1.ゴルフ用品小売市場規模
図1.ゴルフ用品小売市場規模

【概要】
・2014年の主要ゴルフ用品の小売販売額は前年から3%縮小。
・5本組および4本組の男性用セットアイアンの販売数量構成比が上昇。
・ゴルフシューズ販売の45%がダイヤル式脱着モデル。

【2014年のゴルフ用品小売市場規模は前年3%減】
 2014年の主要ゴルフ用品販売市場規模(※1)は、前年比3%減の1,397億円となった(図1)。シューズが好調だったことで用品類(※2)は前年と同等の規模を維持したが、市場規模の大きいクラブが金額前年比5%減の873億円と苦戦したことが響いた。クラブ全体の27%を占めるドライバーが金額前年比3%減となったことに加え、2013年の販売が極めて好調であったフェアウェイウッドおよびユーティリティが、前年並みの販売レベルを維持できなかったことがクラブの市場規模縮小に強く影響した。

図1.ゴルフ用品小売市場規模
http://www.atpress.ne.jp/releases/58288/img_58288_1.png

【4、5本組アイアンセットが増加。単品アイアン市場にも好影響】
 男性用アイアンセットにおいては、従来に比べセット本数の少ない商品の販売が増加した。5本組みアイアンセットの販売数量構成比は2013年の26%から2014年は31%へ上昇した(図2)。セット本数の少ない商品が人気を集める一方で、2014年の男性用単品アイアン販売は数量前年比12%増、金額前年比15%増と伸長しており、含まれていない番手を必要としている購入者も相応に存在していることが推測される。5本組、4本組みのアイアンセットの登場で、アイアン市場全体に新たな需要が生じている。

図2.男性用セットアイアン 本数別数量構成比
http://www.atpress.ne.jp/releases/58288/img_58288_2.png

【ゴルフシューズではダイヤル式脱着モデルが大幅増】
 2014年のゴルフシューズの販売金額は前年比2%増となった。その原動力となっているのは「Boa(R)クロージャーシステム」に代表されるワイヤーをダイヤルで締め上げる脱着機能を搭載した商品で、これらは年々モデル数が増加している。ダイヤル式脱着モデルの販売数量構成比は2014年では45%に達した(図3)。従来のシューレースタイプからダイヤル式脱着モデルへの買い替えおよび買い増し需要は2015年も続き、ゴルフシューズ市場全体の成長を下支えすると見込まれる。

図3.ゴルフシューズ バインディング形状別数量構成比
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(※1) 全国有力ゴルフ用品取扱店の実店舗およびインターネットにおける販売実績を基に推計した市場規模。調査対象品目は、ゴルフクラブ、ボール、ゴルフシューズ、キャディバッグ、ゴルフグローブ。カスタムフィッティングの商品、プライベートブランド商品、並行輸入品、中古品は含まない。またゴルフウェアも含まれない。
(※2) ゴルフシューズ、キャディバッグ、ゴルフグローブの合計。


≪ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンについて≫
 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社は、家電製品などの耐久消費財実売データ、その他総合マーケティングサービスを提供する市場調査会社、GfKの一員です。
 オプティックス製品、ゴルフ用品、映像ソフトウエアなどの分野において、POSデータ・店舗監査データを基に推計した市場代表性の高いマーケットデータと関連サービスを提供しています。

URL: http://www.gfk.com/jp

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