「マルチDCリンクタイプ」と「大容量タイプ」の2機種を製品化

    国内住宅用リチウムイオン蓄電システム

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    2015年2月24日 16:45
    京セラ株式会社(社長:山口 悟郎)は、国内住宅用リチウムイオン蓄電システムにおいて、 このたび、充電効率※1の向上と設置スペース・コストの削減を実現した「マルチDCリンクタイプ」と、国内最大クラス※2となる蓄電容量12kWhを備えた「大容量タイプ」の2機種を製品化し、 本年6月以降、順次販売開始しますのでお知らせいたします。 なお、受注・販売は、京セラの太陽光発電システム国内販売会社である株式会社京セラソーラーコーポレーション(社長:後藤 政治)がおこないます。 タイプ名称 :マルチDCリンクタイプ 型式:EGS-ML0721 蓄電容量:7.2kWh 質量:200kg 外形寸法:幅1110×高さ985×奥行295mm 希望小売価格:3,000,000円 (税抜) 発売日:2015年8月31日(月) タイプ名称:大容量タイプ 型式:EGS-LM1201 蓄電容量:12.0kWh 質量:230kg 外形寸法: 幅1060×高さ1250×奥行300mm 希望小売価格 :3,700,000円 (税抜) 発売日:2015年6月1日(月) 近年、再生可能エネルギーの固定価格買取制度における買取価格の引き下げや、電気料金の値上げによる節電意識の高まりから、太陽光発電システムで発電した余剰電力を蓄電システムに充電し自家消費することへの関心が高まっています。今後、蓄電システムの需要増加が見込まれる一方で、太陽光発電システムからの発電電力を効率よく充電することや、蓄電池の大容量化などが課題となっています。 京セラは今回、この課題に対応したリチウムイオン蓄電システムとして、新製品2機種を市場投入しラインアップを拡充することで、これまで以上にお客様のニーズに応じた最適なシステムのご提案をおこなってまいります。 ■「マルチDCリンクタイプ」の特長 1)充電効率の向上を実現 従来品※3では、太陽電池で発電した直流電力は、太陽光発電システム用のパワーコンディショナによって家庭内で使われる交流電力に変換され、その電力を蓄電システムに充電する場合は、蓄電システム内蔵のパワーコンディショナにて交流から直流に再度変換する必要がありました。この変換によって、電力損失が発生し充電効率の低下につながっていましたが、本製品は太陽光発電システムと蓄電システムのパワーコンディショナを一体化することで、太陽電池で発電した直流電力をそのまま充電できるようになりました。これにより、充電効率を従来品の89.8%から96.0%に向上させることが可能となりました。 2)トータルの設置コスト・スペースを削減 太陽光発電システム用のパワーコンディショナに加え、太陽電池で発電した電力をまとめる接続・昇圧ユニットの機能も蓄電システムに内蔵していることから、トータルの設置スペース・コストの削減を実現しています。 ■「大容量タイプ」の特長 1)国内最大クラスとなる蓄電容量12kWhを実現 当社従来品※3と同等サイズでありながら、従来品比約1.7倍となる国内最大クラスの蓄電容量12kWhを実現。 2)お客様の目的に応じて選べる設定機能を搭載 太陽電池で発電中に蓄電システムから電力を供給することで、できるだけ多くの余剰電力を売電する設定や、太陽光発電で使用電気をまかなえている間は放電せず、まかなえない時間帯の電気を蓄電システムでカバーし購入電力を減らすことで節電効果が期待できる設定など、お客様の生活パターンや目的に合わせて、設置工事時に最適な設定をお選びいただくことが可能です。 ※1 充電効率とは、発電量に対して充電できる電力量の割合。 ※2 住宅用リチウムイオン蓄電池において、1ユニットの場合(2015年2月24日時点、京セラ調べ) ※3 当社従来品<EGS-LM72AII/BII>との比較

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