理解されなくても出続ける。“魔改造”という思想の現在地

    大阪オートメッセ2026初出展で見えた、第三の場所という可能性

    その他
    2026年2月16日 13:15
    大阪オートメッセ2026グッドサンのブース。内装を“空間”として見せる構成が特徴
    大阪オートメッセ2026グッドサンのブース。内装を“空間”として見せる構成が特徴

    滋賀県発のカスタムメーカー・グッドサンは、
    2026年2月13日〜15日に開催された大阪オートメッセ2026(会場:インテックス大阪)に初出展した。

    同社が掲げるのは、「魔改造=価値を革新的に創造」という思想である。

    それは単なる改造ではない。
    見た目を変えることでも、装備を追加することでもない。

    車という既成概念を一度壊し、空間として再構築すること。
    積み上げるのではなく、つくり直す。
    便利にするのではなく、意味を変える。

    同社はそれを“第三の場所”と位置づける。

    触れて確かめる反応

    今回の展示では、中高年層の来場者が多く足を止めた。
    若年層中心のイベントという印象の中で、仕事や人生経験を重ねた世代が車の前に立ち、長く滞在する姿が目立った。

    「ワクワクするなー」

    そう口にする来場者もいた。

    特に印象的だったのは、木製内装に実際に手を伸ばし、質感を確かめる様子である。
    視覚だけでなく触覚で空間を確かめる反応は、車両としてではなく“居場所”として受け止められた証だった。

    一方で、業界関係者から派手な称賛の言葉は多くはなかった。
    しかし、足を止め、細部を確認し、静かに頷く姿があった。声に出さずとも、確かな関心は存在していた。

    まだ届いていないだけ

    代表の谷口寿一はこう語る。

    「価格や説明が難しいとは思っていません。ただ、まだ“必要な人”に十分届いていないだけだと感じています。」

    説明を重ねる中で返ってくる「なるほど」という一言に、空間の価値が伝わった手応えを感じているという。

    10年マラソンの途中

    同社は現在、「会社を大きくする10年マラソン」の3年目にある。

    派手な拡大ではなく、止まらないこと。
    理解されなくても、出続けること。
    刺さる人に届くまで走り続けること。

    今回の初出展は、その通過点に過ぎない。

    今後は“第三の場所”という概念を軸に、必要とする人へ向けた発信を強化していく方針だ。

    魔改造という思想は、まだ広くは知られていない。
    しかし、確実に届き始めている。

    グッドサンの10年マラソンは続いていく。

    【会社概要・問い合わせ】
    株式会社グッドサン
    所在地:滋賀県愛知郡愛荘町中宿162-3
    代表取締役:谷口 寿一
    事業内容:車両カスタムおよび内装製作/商用車を中心とした外装カスタム/車両販売および関連部品の製造・販売
    公式サイト:https://goodsun-group.co.jp/

    【お問い合わせ】

    株式会社グッドサン
    広報担当:谷口
    ホームページお問い合わせフォームからお問い合わせください https://goodsun-group.co.jp/contact/

    天井・壁・床を再構築した木質空間。車内を“第三の居場所”へと再定義する内装設計
    天井・壁・床を再構築した木質空間。車内を“第三の居場所”へと再定義する内装設計
    中高年層の来場者が長時間足を止めたブース。『ワクワクするなー』という声も聞かれた
    中高年層の来場者が長時間足を止めたブース。『ワクワクするなー』という声も聞かれた
     “面白い”を知っている人間は、黙っていても分かる。 まだ途中だが、方向は間違っていない。
    “面白い”を知っている人間は、黙っていても分かる。 まだ途中だが、方向は間違っていない。

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