30年の伝統と和心を紡ぐ「茶道クラブ」 大阪信愛学院小学校の児童が日本文化を体験
大阪信愛学院小学校(大阪市城東区)は、30年以上続く伝統ある「茶道クラブ」の活動を通じて、子どもたちの情操教育と日本文化継承に取り組んでいます。本年度は年間15回にわたる活動で、24名の小学生が本格的な茶道体験を行っています。

心と所作を磨く茶道体験
大阪信愛学院小学校では、年間15回の「わくわくタイム」において8つのクラブ活動を展開しています。その中の1つである茶道クラブは、単なる茶道技術の習得にとどまらず、日本文化や礼儀作法を学ぶ貴重な教育の場となっています。
児童らは、同敷地内の中高校舎にある本格的なお茶室「信和庵」において、裏千家大阪東学校茶道連絡協議会の黒川先生から指導を受けています。小学校の教育課程では体験することが難しい本格的な茶道を学べる環境は、本校の特色ある取り組みの一つです。


伝統文化を通して育む心と教養
茶道クラブでは、和室での立ち居振る舞いから始まり、帛紗捌きや茶碗の扱い方など、細やかな所作や心構えを一つひとつ丁寧に学びます。「おもてなしの心」や「一期一会」の精神は、他者を尊重する心や集中力、忍耐力を育む教育的要素を含んでいます。
また、正座をする機会が少なくなった現代社会において、背筋を伸ばして丁寧にお茶を点てる体験そのものが、美しい所作を身につけるきっかけとなっています。オンラインでの学びが増える中、対面での五感を使った体験学習の価値はさらに高まっています。
茶道の一連の動作には、何百年も受け継がれてきた日本の美意識と精神文化が凝縮されています。本校の茶道クラブでは、こうした日本文化を体験することで、グローバル社会で活躍できる教養と品格を育むことをめざしています。
2025年度茶道クラブ開催概要
活動日時:2025年12月1日、12月8日、2026年1月19日、1月26日、2月2日(いずれも月曜日 14:55〜15:40)
場所:大阪信愛女学院中学校・高等学校 校舎内「信和庵」
   (大阪市城東区古市2-7-30、Osaka Metro今里筋線「新森古市」駅1番出口より徒歩約5分)
対象:小学生 茶道クラブ児童(24名)
指導内容:裏千家茶道の基本作法
指導講師:裏千家 大阪東学校茶道連絡協議会 黒川先生
関連リンク
大阪信愛学院 概要
大阪信愛学院は、大阪市城東区に位置する、認定こども園から大学までを擁する総合学院です。1884年の創立以来140年にわたり、カトリック精神に基づいた人間教育を土台に、時代に応じた質の高い教育を提供し続けています。

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