女性のキャリア教育を次のステージへ 「自分で選ぶ体験」を軸に新たな教育改革を実施 令和8年度スタート
和洋国府台女子中学校高等学校(所在地:千葉県市川市、校長:宮崎康)は、教育目標「凜として生きる」のもと、125年以上にわたり、自ら考え、行動する女性の育成に力を注いできました。
令和8年度(2026年度)からは、社会の変化にしなやかに対応しながら「女性のキャリア教育」をさらに深化させる教育改革を実施します。
新たに導入される体験プログラム「ツナグヒ」や授業時間の再編を通して、生徒一人ひとりが自分の興味や関心を起点に、未来へと学びをつなぐ仕組みを整えます。
【改革の概要】
1.土曜日の体験プログラム「ツナグヒ」を新設
土曜日に教科の授業を行わず、体験型プログラム「ツナグヒ」を開設します。
「ツナグヒ」は、“自分と社会をつなぐ日”を意味し、生徒自身が学びのテーマを選び取ることを大切にしています。
土曜日の使い方を自由に選べるようになることで、ボランティアや外部プログラム、オープンキャンパス、旅行など、これまで時間の制約で諦めていた体験にも、学校を欠席せずに挑戦することが可能になります。
月に1回程度の全員登校日には、共通のプログラムを通して仲間と学びを共有します。
2.授業時間・カリキュラムを再構成
平日4日間を7時間授業とし、総授業時間は維持します。
週の真ん中の水曜日は14時40分に放課となり、予習・復習、読書、探究など、自主的に過ごす時間を確保。
心身のリズムを大切にしながら、集中して学び、ゆとりをもって振り返る時間を確保します。思春期の女子が安心して力を発揮できるよう、無理のない学習設計を重視しています。
興味関心を育てるインタラクティブな講座
【改革の背景】
変化の激しい社会において、若者が「自分の体験を自分で選ぶ」力が求められています。
本校ではこれまで、礼法や邦楽、理科実験、英語コミュニケーションなど、五感を使って本物に触れる学びを重視してきました。
令和8年度からは、その学びを一歩先へと進め、「自分の関心から社会へとつなげる」体験の場を制度として整えます。
探究プログラム「WIQ(Wayo Inquiry)」とあわせて、生徒が自らの生き方や将来像を考えるきっかけとなることを目指しています。
【今後の展望】
1897年の創立以来、和洋学園は「女性が自立し、自分の人生を選べるように」という創立者・堀越千代の志を受け継いできました。
和洋国府台女子中学校高等学校は、令和8年度の改革を通して、自らの可能性を信じ、社会とつながりながら凜として生きる女性を育てていきます。
これからも、生徒一人ひとりの“本当の物語”が育まれる学びの場として、女子教育の新しいかたちを創造してまいります。
緑豊かなキャンパス
【和洋国府台女子中学校高等学校】
所在地: 千葉県市川市国府台2-3-1
設立 : 1948年
校長 : 宮崎 康 ※「宮崎」の「崎」の字は正式には「たつさき」
URL : https://www.wayokonodai.ed.jp/
たくさんの夢が育つ美しい校舎