300万本の彼岸花が祝福。1年に1組限定「彼岸花の結婚式」 2026年の主役カップルを募集開始

    ―グッドデザイン賞受賞、童話『ごんぎつね』の里・愛知県半田市の 地域一体型ウェディング―

    企業動向
    2025年9月25日 09:30

    愛知県半田市の半田市観光協会および、ごんの秋まつり実行委員会は、2026年9月下旬に開催する、年に一度、一組限定の特別な結婚式「第18回 彼岸花の結婚式」の主役となる新郎新婦の募集を2025年9月25日より開始いたします。プロデュースは創業118年の株式会社カネマタ衣裳店(本社:愛知県半田市)が担当。300万本の彼岸花が咲き誇る絶景の中を花嫁行列が進むこの取り組みは、地域の物語と住民の想いが紡ぐ唯一無二のウェディングとして、2018年度グッドデザイン賞を受賞しています。


    2018年グッドデザイン賞受賞

    2018年グッドデザイン賞受賞


    ■童話の世界から生まれた、300万本の彼岸花が彩る結婚式

    「彼岸花の結婚式」の舞台は、半田市出身の児童文学作家・新美南吉の代表作『ごんぎつね』にも描かれた矢勝川の堤。物語の一節「ひがん花が、赤い布のようにさきつづいて」いる風景を現実のものにしようと、地域住民が17年以上前からボランティアで植栽を続け、今では約1.5kmにわたり300万本もの彼岸花が咲き誇る、日本有数の絶景スポットとなりました。

    この結婚式は、岩滑八幡社での厳かな神前式の後、巫女に先導され、新郎新婦を乗せた人力車が彼岸花の赤い絨毯の中をゆっくりと進む「花嫁行列」が特徴です。ご家族やご親族も正装で列に加わり、満開の彼岸花と沿道の観光客からの温かい祝福を受けながら、新美南吉記念館までの道のりを歩みます。


    実際に挙式を挙げた新郎新婦様

    実際に挙式を挙げた新郎新婦様

    花嫁行列の様子

    花嫁行列の様子


    ■地域の想いと繋がりが生む、「未来への価値」をデザイン

    かつて彼岸花は「地獄花」などと呼ばれ、良いイメージばかりではありませんでした。この結婚式は、そのイメージを刷新し、地域の宝である美しい景観の価値を伝えたいという想いから始まりました。2018年には、その継続性と発展性が高く評価され、グッドデザイン賞を受賞。「300万本咲く彼岸花の中を、花嫁行列が進む様子が美しい」と評されました。


    結婚式当日に撮影した写真の一枚

    結婚式当日に撮影した写真の一枚

    花嫁行列の様子

    花嫁行列の様子


    ■企画・プロデュース担当 株式会社カネマタ衣裳店 代表取締役 鈴木 雅貴より

    「この結婚式は、単に挙式をあげるだけでなく、新郎新婦と見守る人々、そして地域が一体となって祝福し、幸せを分かち合うためのものです。私たちは挙式を希望されるお二人に、この美しい光景がボランティアの方々の想いによって作られていること、そしてこの結婚式が、次の世代へと地域の物語を繋いでいく大切な役割を担っていることをお伝えし、ご賛同いただいています。学生の巫女役、行政職員の人力車役、毎年挨拶に訪れる市長など、官民一体となったこの日の運営そのものが、地域と人との繋がりから生まれる幸せを未来へと紡いでいく。私たちは、そんなかけがえのない一日をプロデュースしています。」



    ■募集概要:2026年、物語の主役になるお二人へ

    1年に1組限定で、この特別な一日を体験していただける新郎新婦を募集いたします。


    挙式日 :2026年9月下旬(彼岸花の開花状況に合わせ、最終決定)

    場所  :愛知県半田市岩滑地区 矢勝川堤、岩滑八幡社、旧中埜半六邸ほか

    内容  :新郎新婦衣裳一式(和装)、神前挙式料、

         美容(花嫁着付け・ヘア・メイク、新郎着付け)、人力車・車夫、

         プロカメラマンによるスタジオ&ロケーション撮影、

         撮影全データ(70~80カット)を含むトータルプロデュース。

    料金  :480,000円(税別)

    募集組数:1組様限定(先着順にてお申し込みを受け付け、詳細をご説明の上で決定)

    応募条件:2026年9月下旬に挙式が可能なカップル(入籍済み・未挙式も可)。

         テレビ、新聞、雑誌、ウェブサイトなど、各種メディアによる取材や

         写真・映像の掲載にご協力いただけること。

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    2018年グッドデザイン賞受賞
    実際に挙式を挙げた新郎新婦様
    花嫁行列の様子
    結婚式当日に撮影した写真の一枚
    花嫁行列の様子