創業64年 広島の町工場「児玉ゴム商会」が挑むアップサイクル革命  端材から新たな価値を創造するイベントを9/6(土)・7(日)に開催  ~“捨てない精神”で平和と環境を考える~

    イベント
    2025年8月29日 11:00

    広島県で創業64年の歴史を持つゴム加工会社 株式会社児玉ゴム商会(専務取締役:児玉 健)が、端材のアップサイクルを通じて平和と持続可能な未来を考えるイベント「LIFE CYCLE MARKET ~余白のちから:アップサイクルで守る命と地球~」を2025年9月6日・7日に無印良品 広島アルパークで開催します。目標金額100万円のクラウドファンディングをREADYFORで実施中です。


    LIFE CYCLE MARKET メインビジュアル

    LIFE CYCLE MARKET メインビジュアル


    ■年間20トンの端材が語りかけた「もったいない」

    「工場の片隅で、役目を終えたかのように積み重なる端材。しかし、本当に価値はないのだろうか?」。名古屋大学大学院で生命理学を学び、製薬企業で研究開発に従事してきた当社専務取締役の児玉が家業に加わって気づいたのは、小さな町工場でも年間20トン以上発生する端材の存在でした。


    「もったいない」

    「ただ捨てられる素材たちに日の目を見せてあげたい」

    「うちの技術で作った素材は、どこかで誰かの役に立てるはず」


    そんな想いに共感してくれた仲間たちと共に、2024年から端材に新たな価値を与えて再利用するアップサイクルプロジェクトを立ち上げました。


    様々な端材

    様々な端材


    ■被爆後のバラックに学ぶアップサイクルの原点

    プロジェクトの転機となったのは、120年の歴史を持つ箔押し紙メーカー・歴清社との出会いでした。被爆後の広島で多くの人がバラックで生活していた時代、雨漏りによるうつ状態で自殺者が多発していたといいます。この悲惨な状況を救ったのが、歴清社が紙にコールタールを塗って作った防水紙でした。


    「被爆後、何も無くなった広島の復興と発展」と「捨てられる運命の端材に新たな価値を与えるアップサイクル」。児玉はこの二つの共通項に着目し、「過去の困難から生まれた創造性を、未来の持続可能性につなげたい」と語ります。


    考えてみれば、瓦礫でバラックを作ったのもアップサイクル。やむをえない事情による苦肉の策でしたが、人が知恵を絞り命を守ろうとした取り組みには、現代社会が学ぶべきことが多く含まれています。


    被爆後、瓦礫で建てられたバラック 撮影者:菊池俊吉 著作権継承者:田子はるみ

    被爆後、瓦礫で建てられたバラック 撮影者:菊池俊吉 著作権継承者:田子はるみ


    ■アップサイクル認知度わずか7.5%の現実

    株式会社オレンジページの2021年調査によると、アップサイクルの認知度は30.9%、その意味まで知っている人はわずか7.5%。町工場の端材問題の認知度はさらに低いのが現状です。


    「広島出身の人でも、被爆と聞いてアップサイクルを連想する人はほとんどいないのではないでしょうか?私も歴清社の話を聞くまで気が付きませんでした」と児玉氏。アップサイクルの視点から被爆を見つめ直すことで、創造性と命を守る技術への気づき、循環と再生から学ぶ持続可能性、記憶の継承と未来へのつながりという豊かな広がりが見えてきます。



    ■4つの企画で「捨てない精神」を体感

    今回のイベントでは、以下4つの企画を通じてアップサイクルの価値を伝えます:


    (1) パネル展示:被爆とアップサイクルの事例、資源循環経済の重要性を紹介


    (2) 端材・アップサイクル製品の展示販売:広島サンダーズの使用済みバレーボールで作ったポーチなど、イベント限定製品も登場


    展示販売予定のアップサイクル製品

    展示販売予定のアップサイクル製品

    広島サンダーズの使用済みボールで作ったイベント限定製品

    広島サンダーズの使用済みボールで作ったイベント限定製品


    (3) ワークショップ:無印良品の使用済みバナーでコインケース作り、小中学生向けのデザイン思考体験教室


    無印良品使用済みバナーを使ったコインケース作り

    無印良品使用済みバナーを使ったコインケース作り

    デザイン思考体験教室

    デザイン思考体験教室


    (4) ライブペイント:広島出身の絵描き・ひィ仔さんによる参加型アート。来場者も筆を取り、平和と持続可能な未来を共に描きます


    来場者参加型ライブペイント

    来場者参加型ライブペイント


    ■産業廃棄物45%が焼却処分の深刻な現実

    現在、産業廃棄物の約45%がリサイクルされず焼却処分され、CO2排出にもつながっています。新素材の製造には化石燃料が多く使われており、コロナ禍やウクライナ危機による供給制約を考えると、資源の乏しい島国・日本では国内での資源循環がより重要になっています。


    日本政府も「成長志向型の資源自律経済戦略」を掲げ、持続可能な資源循環経済の達成を目指しており、児玉らの取り組みは時代の要請にも合致しています。



    ■バイオから転身、ゴムの世界に魅了された異色の経歴

    児玉は「子供の頃から生き物に夢中で、家業には目もくれずバイオの世界で研鑽を積んできました」と振り返ります。体外診断用医薬品メーカーや製薬企業で10年以上研究開発に従事した後、2021年に家業に参画。「今ではゴムの世界の面白さ、奥深さに魅了されています」と語り、異分野での経験を活かした新たなものづくりに挑戦しています。



    ■持続可能な未来への展望

    今回のプロジェクトをきっかけに、地域の教育機関との連携によるアップサイクル教育の普及、他の町工場との端材ネットワーク構築、被爆の記憶とアップサイクルを結ぶアーカイブ活動の推進を目指しています。


    「このプロジェクトは、過去の教訓を未来へとつなぐ架け橋です。資源の限られたこの国で、持続可能な社会を築くために、私たちはものづくりの現場から声を上げます」



    ■イベント概要

    名称:LIFE CYCLE MARKET ~余白のちから:アップサイクルで守る命と地球~

    日時:2025年9月6日(土)・7日(日)10:00-16:00

    会場:無印良品 広島アルパーク OpenMUJI

       (広島県広島市西区井口明神1-16-1 アルパーク西棟2F)



    【クラウドファンディング概要】

    プラットフォーム: READYFOR

    URL       : https://readyfor.jp/projects/life-cycle-market

    目標金額    : 100万円(All-or-Nothing方式)

    募集期間    : 9月30日(火)午後11:00まで



    ■会社概要

    会社名 : 株式会社児玉ゴム商会

    所在地 : 広島県広島市中区河原町3-3

    代表者 : 児玉 陽子

    設立  : 1961年3月

    資本金 : 1,000万円

    事業内容: 工業用ゴム製品の加工・販売・卸

    URL   : https://kodama-gomu.com/

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    被爆後、瓦礫で建てられたバラック 撮影者:菊池俊吉 著作権継承者:田子はるみ
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    無印良品使用済みバナーを使ったコインケース作り
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    来場者参加型ライブペイント
    資源循環の視点から見る産業廃棄、CO2排出の課題
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