.net 開発環境下での帳票作成ツール「Reports.net Ver 6.6」リリース ~ WPFアプリ(XAML)対応、XPS(Microsoft Document Writer)出力対応 ~
有限会社パオ・アット・オフィス(本社:千葉県習志野市、代表取締役:村井 誠)は、Microsoft .net開発環境下での帳票作成ツール「Reports.net Ver 6.6」を2014年11月4日にリリースしました。
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帳票デザインから様々な出力
製品サイト: http://www.pao.ac/reports.net/
《開発の背景から純国産製品の利点が見えてくる》
今回リリースした「Reports.net Ver 6.6」は、業務系アプリケーション開発を自ら生業としているパオ・アット・オフィスが、同じ開発者の目線で設計・開発した、これまでの.net帳票ツールの弱点をカバーした製品です。
帳票作成ツールは、業務系アプリケーションには欠かせない存在であるため、いくつかのソフトウェアベンダーからは、既に.netの帳票ツールがリリースされています。しかし、これまでの.net帳票ツールは、海外製品が日本語化されたものがほとんどでした。
Reports.netは、日本の帳票に要求される機能を盛り込んだ帳票作成ツールとして独自に開発され、固定行数の伝票や、罫線中心の表等のデザインが容易で、(印鑑の)陰影を透かす等の機能も実装されています。
また、ページを完全掌握できるコード設計が可能です。ユーザプログラムからは海外の帳票ツールが採用している各イベントにコードを書く形式ではなく、1箇所に印刷コードを書いて制御する形式です。帳票作成のためのロジックが分散することなく、プログラムの流れが帳票ツールに依存してしまうというようなことがありません。
国産であるため、サポートが良く、ユーザのニーズを柔軟に取り込み、頻繁なバージョンアップにつなげてきています。
【今回のバージョンアップ内容】
◆XPSファイル出力対応
XPSとは、Microsoft版PDFのようなものです。
環境によって異なりますが、大抵のWindowsには、デフォルトで1つだけ「Document Writer」というプリンタが入っています。XPSは、この「Document Writer」の出力結果でもあります。
今回リリースにおいてReports.netは、XPSファイル出力に対応しました。
※ただしプリンタの一覧に、この「Document Writer」が存在することが前提です。
<使用方法 C#>
IReports paoRep = ReportCreator.GetPreview(); // ReportCreator.GetReport()でも可
:
:
paoRep.SaveXPS("ファイル名.xps");
<使用方法 VB.NET >
Dim paoRep As IReport = ReportCreator.GetPreview() 'ReportCreator.GetReport()でも可
:
:
paoRep.SaveXPS("ファイル名.xps")
試用版に付属するサンプルプログラム「11.XAML (WPF版プレビュー・XPS出力)」にこの機能が盛り込まれています。
◆WPFアプリケーション(XAML)対応
高解像度ディスプレイやタブレット等に柔軟に対応するため、アプリ画面も多くのDPIに合わせることが必要となってきました。
そこで、WindowsデスクトップアプリケーションもWPF化が必須となってきているという認識が多くなっています。
Reports.netでは、WPFアプリケーションから、WPF(XAML)純正のプレビューを行うことができるようになりました。今回別途対応したXPS出力ファイルをWPFコントロールで印刷プレビューするという手法で実現させています。
試用版に付属するサンプルプログラム「11.XAML (WPF版プレビュー・XPS出力)」にこの機能が盛り込まれています。
◆バーコード追加・改善
(1) UPC-A / UPC-Eバーコード対応
バーコードの桁数を1ケタ少なく指定していただければ、チェックディジットを自動計算いたします。
・UPC-A …11~12桁の数値を指定してください
- 11桁:チェックディジットを自動計算し、コード末尾に付与します。
- 12桁:コード末尾に対してチェックディジットの正誤チェックを行います。
・UPC-E …6~8桁の数値を指定してください
- 6桁:コード先頭に0を付与、コード末尾に自動計算したチェックディジットを付与します。
- 7桁:コード末尾に自動計算したチェックディジットを付与します。
- 8桁:コード末尾に対してチェックディジットの正誤チェックを行います。
(2) GS1-128 各種(各産業)バーコード対応
GS1-128 は、旧UCC/EAN128という位置付けです。
GS1-128(UCC/EAN128)において、AI(アプリケーション識別子)挿入時、
「FNC1を挿入する・しない」の両方が可能です
この機能追加により、これまでのコンビニバーコード(標準料金代理収納用バーコード)に加え
- 医療用医薬品のGS1-128
- 医療機器のGS1-128
- 食肉標準物流バーコード「基本バーコード」のGS1-128
等、各種(全)GS1-128バーコードに正式に対応しています。
◆不具合対応
以下の不具合を改修しています。
(1) .net 4.5 / .net 4.5.1 インストーラで環境によりインストールできないことがある。
(2) レンタルサーバでユーザプロファイルにアクセスに制限がかかっている状態では、動作しない。
(3) プレビューのマルチスレッド動作ができない。
プレビュー画面で印刷ファイルのドラッグ&ドロップ機能が働いていたことが原因であったため、新しくAcceptDragDropプロパティを設け、ドラッグ&ドロップ操作を受け付けない選択を可能としました。
(4) テキストに"null"という文字列をセット後、印刷データ保存⇒印刷データ読込を行うと、"null"の文字列が消えてしまう。
【製品の特徴】
◇帳票デザイナー(レポート設計ツール)のユーザインタフェイスがフレシキブルでわかりやすい。
エンドユーザにレポート設計の微調整を行ってもらうことができる。
◇独自フォーマット印刷データの保存・読込が可能なため、印刷データを再表示・再出力することができる。
◇レポートのPDF出力が可能。
◇レポートのXPS出力が可能。
◇レポートのSVG出力が可能。
◇バーコードの出力が可能。
◇独自フォーマット印刷データをサーバのWEBサービスで生成し、クライアントで出力することが可能。
印刷データは圧縮して転送するため、ネットワーク・トラフィックへの影響が少ない帳票システムを構築できる。
Reports.netでASP.netの印刷データ生成WEBサービスを開発することが可能で、Reports.jarでJava環境のAxis等WEBサービスを開発することが可能である。また、Reports.jar単体でレポートのPDF出力を行うことができる。
◆製品の詳細はWEBサイトで公開
Reports.net: http://www.pao.ac/reports.net/
Facebook : https://www.facebook.com/reports.net
◆開発元(Pao@Office)Webサイト
http://www.pao.ac/ (日本語)
Facebookページ: https://www.facebook.com/pao.at.office
◆Reports.net 製品画面キャプチャ画像URL
http://www.pao.ac/~pao/img/jp_designer.png
http://www.pao.ac/~pao/img/jp_previewer.png
http://www.pao.ac/~pao/img/jp_pdf.png
http://www.pao.ac/~pao/img/jp_ie.svg.png
◆製品価格
価格:6万円(税込:64,800円)
※デザイナ(レポート設計ツール)とエンジンそれぞれの1開発ライセンス込み。
ランタイム・ライセンスは無償。
◆動作環境
OS :Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1
Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2 / 2013
32・64bit OS共用 / 64bit OS別に製品提供。(AnyCpu / x64)
.net framework:.net framework 2.0 / 3.0 / 3.5 / 4.0 / 4.5 / 4.5.1 / 4.5.2
.net frameworkのバージョン別に製品提供。
ただし下位互換あり。
開発環境 :Microsoft Visual Studio 2005 / 2008 / 2010 / 2012 / 2013
開発言語 : C# / VB.net / 他、.net言語
◆マニュアル
http://www.pao.ac/reports.net/manual.html
<会社概要>
社名 : 有限会社パオ・アット・オフィス(Pao@Office)
設立日 : 2001年10月
資本金 : 350万円
代表者名 : 代表取締役 村井 誠
企業サイト: http://www.pao.ac/
社員数 : 10名
事業所 : 本社(千葉県習志野市谷津3-29-2-401)
東京事務所(東京都港区新橋1-8-3 住友新橋ビル7F)
事業内容 : 1.システム全般に関するコンサルタント(企画・立案)
2.ソフトウェアの設計・製造・販売
3.システム運用サポート
4.ソフトウェア開発支援ツールの開発、および販売
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