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ブランコ、VMware のクラウド基盤向けデータ消去ソリューション 「Blancco vCloud Eraser」を発売

クラウド基盤上でシステムを停止することなく仮想マシンのデータ消去を実行  VMwareのクラウド環境統合管理ツールと連携することで データ消去のセルフサービス化を実現

 企業向けにデータ消去ソリューションを提供するBlancco Oy Ltd.の日本法人である株式会社ブランコ・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:森田 将幸、以下 ブランコ)は、ヴイエムウェアが提供するデータセンターの仮想化製品VMware vCloud(R) Suite用のデータ消去ソリューション「Blancco vCloud Eraser」の発売を発表します。

「Blancco vCloud Eraser」導入イメージ
「Blancco vCloud Eraser」導入イメージ

 「Blancco vCloud Eraser」は、VMware vSphere(R)で構築され、vCloud(R) Suiteによって管理・運用されるクラウド基盤において、システム全体を停止することなく個々の仮想マシンの上書き処理によるデータ消去を行い、ユーザ企業に対する監査証跡となるデータ消去レポートを発行するソリューションです。これまで、ユーザ企業がIaaSなどのクラウド利用が終了した仮想マシンを構成するファイルやフォルダのデータ消去を実行することは困難でした。今回、「Blancco vCloud Eraser」をクラウド基盤に導入した事業者は、その基盤上に存在する仮想マシンを構成するファイルやフォルダのデータ消去を実行することによってユーザデータを復元できない状態にすることができるため、IaaS事業者などが提供するサービスのクラウド基盤における情報漏洩対策やユーザ企業向けのデータセキュリティの強化が可能となります。

 今回のリリースでは、クラウド環境の統合管理ツールであるvCloud(R) Director(TM)との連携が可能となり、セルフサービスポータルのGUIからデータ消去を実行できるようになりました。これにより、クラウドサービスプロバイダは、「上書き処理によるデータ消去と証跡の発行」を、自社サービスのひとつとしてユーザ企業に提供できるようになり、企業や組織内のプライベートクラウドにおいても、管理者のデータ消去業務に要する負担を大幅に削減することができます。

 総務省が発表したガイドライン*1では、ユーザが安心して利用できるように、「預託された情報を二度と取り出せないように消去または破壊すること」や、これら施策の実現方法について、情報提供することが望ましいとされています。また、米国標準技術局(NIST)のガイドライン*2では、契約が終了した際のクラウドプロバイダが果たすべき義務として、「データのサニタイズ(無毒化)」と、データが復元できないことを客観的に証明するシステムレポートを残すことの責務について言及しています。「Blancco vCloud Eraser」は、これらガイドラインが推奨するデータ保護を、VMwareのクラウド基盤において、実現するソリューションです。

 また、ブランコの本社であるフィンランドのBlancco Oy Ltd.は、すでにVMwareのテクノロジーアライアンスパートナーのメンバーであり、「Blancco vCloud Eraser」は、ソリューションとして「VMware Ready」認定を取得しています。

 「Blancco vCloud Eraser」の国内における当面のターゲット市場は、クラウドサービスプロバイダやデータセンター事業者が中心となりますが、すでにプライベートクラウドを運用している、または、プライベートクラウドの構築を準備している企業に対しても、必要に応じて提供していきます。「Blancco vCloud Eraser」のライセンスは、クラウド基盤上のホストサーバごとにサブスクリプション形式で販売を予定しております。

 また、ブランコは、クラウド環境のみに関わらず、クラウド基盤を支える物理サーバや、大規模ストレージの物理的なハードディスク、論理ディスク、SSDなどのデータ消去に対応した各種製品を扱っており、クラウドサービスプロバイダ、データセンター事業者に必要とされるあらゆるデータ消去ソリューションを提供してまいります。

ソリューションの詳細は以下のURLをご参照ください。
http://www.blancco.jp/product/vCloudEraser/index.htm


*1:クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドラインの公表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu03_02000073.html

*2:パブリッククラウドコンピューティングのセキュリティとプライバシーに関するガイドライン
https://www.ipa.go.jp/files/000025365.pdf


※記載されている社名、製品名またはサービス名は 各社の商標または登録商標である場合があります。

■Blancco Oy Ltd.および株式会社ブランコ・ジャパンについて
 Blancco Oy Ltd.は、フィンランドに本社を置く、データ消去専業のソフトウェアベンダーです。1997年の設立以来、企業や政府機関向けにデータ消去ソフトを提供しています。これまでのライセンス出荷数は、全世界6,000万、国内1,400万以上を誇り、データ消去ソフトのスタンダードとして100ヵ国以上で利用されています。また、Blancco Oy Ltd.はデータ消去のグローバルリーダーとして、企業のお客様に信頼してお使いいただけるよう「Certified Data Erasure」を掲げ、ISO15408(※)の国際認証による開発体制、製品の安全性評価をはじめ、各国政府機関からの製品認定も多く取得しています。株式会社ブランコ・ジャパンは、日本国内およびアジア地域でのデータ消去ソフトおよびソリューションの提供を目的に2010年に設立されました。
※ISO15408:情報セキュリティの国際評価基準


■株式会社ブランコ・ジャパン 会社概要
商号  : 株式会社ブランコ・ジャパン
代表者 : 代表取締役社長 森田 将幸
所在地 : 〒107-0062 東京都港区南青山2-23-8 外苑ビル5階
資本金 : 1,000万円
株主構成: Blancco Oy Ltd.    51%
      株式会社オークネット 49%
URL   : http://www.blancco.jp/

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