\9月1日は防災の日/ 今さら聞けない?ローリングストックの基本を解説! 常温保存可能なロングライフ牛乳はどんな時でも大活躍!

9月1日は防災の日。地震に大雨、台風など災害の多い昨今、防災意識が高まっている方も多いと思います。

近年、「ローリングストック」という備蓄方法が広まりつつありますが、まだまだそのメリットや実践方法が分からないという声も少なくありません。食品の加工処理および紙容器の充填包装システムにおける世界的なリーディングカンパニーである日本テトラパック株式会社は、今回、料理研究家で防災士の島本 美由紀先生に、ローリングストックのメリットと実践のコツについて教えていただきました。



◆9月1日は防災の日。ご家庭の防災食、賞味期限切れしていませんか…?

日本は、地震や台風など自然災害が多い国の一つです。今年7月にも、東海地方では記録的な大雨が、四国では線状降水帯が発生し、また7個の台風が立て続けに発生し、平年の2倍近くの発生数となりました。

特に災害の多い昨今、防災意識が高まり、防災グッズや防災食を買い揃えたという方も多いかと思います。

しかし、防災食を揃えたものの、「気がついたら賞味期限が切れていて、捨てることに…」という経験をした方も少なくないはず。

こうした食品ロスを防ぐには、防災のために備えるのではなく、日常的に消費しながら備える「ローリングストック」がおすすめです。



◆料理研究家・防災士の島本 美由紀先生に聞いた!

ローリングストックしておきたい食品は…


島本 美由紀先生

島本 美由紀先生


ストックする食品は、日持ちするものであれば何でもいいというわけではありません。ローリングストックの基本は、「日常使いできる食品」を揃えること。以下の3つのポイントを踏まえて、ストックする食品を選びましょう。


(1)家族が普段からよく食べているものであること

「家庭でよく食べられているもの、かつ家族が好きなもの」というのは大切なポイントです。

普段食べない物は、非常時にもなかなか手が伸びないものです。なるべく家族になじみがあって好まれるものをストックしておきましょう。


(2)常温で長期保存できるものであること

常温で長期保存ができるものであれば、保管場所を選ばず、また災害時だけではなく、買い物に行けない時などにも役立ちます。

買い物が面倒な時に利用するなど様々なシーンで活用できます。


(3)栄養補完できるものであること

一般的な防災食は、主食や主菜が中心で、「とにかくお腹を満たす」ことが目的になりがちです。もちろんお腹をいっぱいにすることも大事ですが、それだけでは栄養バランスが崩れてしまう可能性があります。主食にプラスして、栄養バランスを整えられる食品を備えておくと安心です。



◆ローリングストックにおすすめ!常温保存可能なロングライフ牛乳

ロングライフ牛乳とは、保存料などの添加物を一切使わずに常温で長期保存が可能な牛乳です。

一般的なチルド牛乳(要冷蔵)の賞味期限が約2~3週間なのに対し、ロングライフ牛乳は、未開封であれば常温で約3~4か月保存が可能です。パッケージの側面や正面にある「常温で保存できます」「常温保存可能品」などの表示がロングライフ牛乳の目印です。


ロングライフ牛乳

ロングライフ牛乳


◆ロングライフ牛乳が常温で長期保存可能な理由

●食材と包材を滅菌し、完全に無菌の環境で充填を行うことで食品の変質の原因となる細菌・カビ・酵母など有害な微生物が容器の中に混入しないため、保存料を使わなくても常温での長期保存が可能です。


●紙やアルミ箔など6つの層で酸素と光を遮断して、色や風味を損なうことなく、食品の品質を保ちます。


6層構造

6層構造


参考: https://www.choi-stock-raku.com/long-life-milk/



◆「ローリングストック」知っているけれど、実践方法がわからない…?

近年の政府や自治体による啓発活動や防災意識の高まりにより、「ローリングストック」の認知率は高まっているようです。

農林水産省が全国の男女4,000人を対象に実施した「食生活・ライフスタイル調査~令和6年度~」によると、ローリングストックの認知率は49.8%となり、約半数の人が「ローリングストック」を知っていることが分かりました。

一方、「ローリングストックを知っているが実践していない人」の割合は26.3%にのぼり、この結果からも、ローリングストックという言葉や考え方は知っていても、そのメリットや実践方法まで理解できていない人が多いことが伺えます。

農林水産省HP: https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/survey/lifestyle.html


あなたは[ローリングストック]という考え方を知っていますか

あなたは[ローリングストック]という考え方を知っていますか


◆ローリングストックとは

「ローリングストック」とは、普段の食品を少し多めに買っておき、使った分だけ新しく買い足していくことで、常に十分な量の食品を家庭で備蓄しておく方法です。

備蓄した食料が古くならないよう、消費する際には、必ず古いものから使い、上手に循環させることが大切です。


ローリングストック

ローリングストック


◆メリットたくさん!ローリングストック

●健康的!

一般的な防災食は炭水化物に偏りがちですが、ローリングストックなら栄養バランスを保つことができるので、災害時でも健康的な食事が可能です。


●災害時のストレス軽減

災害時の生活は、普段よりもストレスがかかるもの。食べ慣れない防災食より、普段の食事に近いものを食べることで、心を落ち着けることにもつながります。


●食品ロスの防止

備蓄している食品を日常的に食べることで、定期的に賞味期限を見直す習慣ができ、「気がついたら賞味期限切れ」という事態も防げます。



◆ロングライフ牛乳がローリングストックにおすすめな理由

●牛乳は準完全栄養食!たんぱく質など、災害時に不足しがちな栄養を補えます。

●災害時でも、普段飲み慣れている牛乳が飲めることで、大人も子どもも心が落ち着きます。

●ECサイトでまとめ買いできるので、災害時だけでなく、買い物が面倒な時など、日常的にも大活躍!常温保存が可能なので、遠方に住む家族にも安心してお届けできます。



◆島本 美由紀先生(料理研究家・防災士)


島本 美由紀先生

島本 美由紀先生


旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、誰もがマネできるカンタンで楽しい暮らしのアイデアを提案。

防災士や食品ロス削減アドバイザーとしても活動し、ラク家事アドバイザー、食品保存&冷蔵庫収納アドバイザーなどの肩書を持つ。

令和3年消費者庁主催の食品ロス削減推進大賞審査において、審査委員長賞を受賞。親しみのある明るい人柄で、テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍。絵本「食品ロス『もったいない』をみんなで考える」の監修ほか「もしもに備える!おうち備蓄と防災のアイデア帖」など著書多数。



◆「ぼうさいこくたい2025」にロングライフ牛乳のパネル出展が決定!

防災推進国民大会(通称 ぼうさいこくたい)は、内閣府等が主催し、全国から防災活動の知見や教訓を共有し、将来の災害に備える、日本最大級の防災交流イベント。


日程   : 2025年9月6日(土)、7日(日)

場所   : 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター

主催   : 防災推進国民大会2025実行委員会

       (内閣府・防災推進協議会・防災推進国民会議)

協力   : 新潟県・新潟市

公式サイト: https://bosai-kokutai.jp/2025/


ぼうさいこくたい2025

ぼうさいこくたい2025


<日本テトラパック 出展内容>

ロングライフ牛乳の防災食料備蓄とローリングストック

災害時には、物流が回復するまで家庭や避難所では限られた食料しか手に入らず、栄養不足が懸念されます。「準完全栄養食品」といわれる牛乳を、常温で長期保存可能な「ロングライフ牛乳」として、家庭でのローリングストックや避難所となる学校などで備蓄することで、災害時の栄養源として活用する取り組みをご紹介するパネルを展示します。( https://bosai-kokutai.jp/2025/p-004/ )

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