【名城大学】「知の拠点あいち重点研究プロジェクトV期」本学の研究テーマ2件が採択

調査・報告
2025年6月3日 10:55
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 名城大学の農学部 加藤雅士 教授および理工学部 仙場淳彦 准教授が研究リーダーを務める研究 テーマ2件が、愛知県、公益財団法人科学技術交流財団が実施する「知の拠点あいち重点研究プロジェクトV 期(※1)」に採択されました。
 「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」は、大学等の研究シーズを活用したオープンイノベーションにより、県内主要産業が有する課題を解決し、新技術の開発・実用化や新たなサービスの提供を目指す産学行政連携の研究開発プロジェクトです。

【研究テーマ1】「あいちの次世代型発酵を目指した醸造用微生物の育種開発と社会実装」 〜愛知県の「発酵食文化」×「カーボンニュートラル」のイノベーションで醸造産業の発展を〜

 食の多様化に伴い、近年日本酒の国内消費は低迷しています。また、原料となる米価が高騰しており、消費者のニーズに合致しつつ利益率の高い商品の開発が必要となっています。
 本研究では、醸造微生物(麹菌と酵母)の育種を通じて、精米による原料のロスとエネルギー 消費を抑えつつも、香り高く高品質の日本酒の製造する技術を開発します。
 開発技術の味噌、酢、醤油、みりんなどの県内の醸造産業全体への社会実装を通じて、愛知県の発酵食文化のブランド化を目指します。

<研究開発体制>
研究リーダー :名城大学農学部 教授 加藤 雅士
事業化リーダー:盛田株式会社(愛知県名古屋市中区栄一丁目7-34 代表取締役社長 檜垣 周作)
研究参画機関 :
・株式会社ビオック(愛知県豊橋市牟呂町内田111-1 代表取締役社長 村井 裕一郎)
・株式会社花酵母factory(スタートアップ企業:愛知県碧南市六軒町四丁目31
代表取締役 金子 優平(本学卒業生))
・あいち産業科学技術総合センター(愛知県豊田市八草町秋合1267-1 所長 片岡 泰弘)

【研究テーマ2】「伸縮性と形状記憶性を有する多機能複合素材の医療機器への応用研究開発」 〜多機能素材技術を活かして医療機器産業の創出を〜

 曲がる性質と伸びる性質を与えた多機能素材技術により、整形外科をはじめとする医療用途に 広く活用できるプレート状医療機器を研究します。
 このプレート状医療機器は、従来の固定用プレートに新たな機能を付与でき、実現不可能だった 治療やサポートの性能を発揮することを目指します。
 プレート状医療機器で、愛知県での医療機器産業の創出を目指します。

<研究開発体制>
研究リーダー :名城大学理工学部 准教授 仙場 淳彦
事業化リーダー:豊光産業株式会社(愛知県日進市岩藤町夏焼37 代表取締役 番 靖博)
研究参画機関 :
・株式会社吉見製作所(愛知県大府市森岡町8-127 代表取締役 坂 一宏)
・株式会社豊栄工業(愛知県新城市川田字新間平1-369 代表取締役社長 美和 敬二)
・あいち産業科学技術総合センター (愛知県豊田市八草町秋合1267-1 所長 片岡 泰弘)
・藤田医科大学(愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1-98 教授 佐谷 秀行)

【お問い合わせ先】
研究テーマ1
名城大学 農学部  教授 加藤 雅士
TEL :052-838-2453
MAIL:mkato@meijo-u.ac.jp

研究テーマ2
名城大学 理工学部 准教授 仙場 淳彦
TEL :052-838-2629
MAIL:senba@meijo-u.ac.jp

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