日本が誇るミシンブランド「RICCAR(リッカー)」が復活

    株式会社ヤマノホールディングスより「RICCAR(リッカー)ミシン」の商標権を取得

    サービス
    2022年3月14日 09:00

    ミシンの小売・卸とミシンの修理販売専門店「ミシン生活」を運営する株式会社NO EXCUSE(本社:福岡県北九州市 代表取締役社長 桑原和寛 以下、当社)は、株式会社ヤマノホールディングス(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:山野義友)が保有していた国産ミシンブランド「RICCAR(リッカー)」の商標権譲渡に関する契約を2021年12月に締結し、本年2月20日に譲渡手続きが完了しましたのでお知らせいたします。
    3月4日はミシンの日です。かつて国産ミシン業界をけん引していた人気ブランドである「RICCAR(リッカー)」の商標権の取得により、当社はミシンブランドとしての「RICCAR(リッカー)」を復活させ、新たなミシンの企画・開発・販売に取り組みます。新たなリッカーミシンユーザーを増やしていくだけではなく、今でも昔のリッカーミシンを使ってくださっている方やファンの期待にこたえるような商品開発を通じて、ハンドメイド業界、ミシンの業界の活性化に寄与して参ります。

    ◆ミシンブランド「RICCAR(リッカー)」について
    昭和40年代(1970年~)頃まで、手ごろな価格の既製服を販売する店はほとんどなく、一般家庭では洋服を手作りするのが当たり前でした。そのため、家庭用ミシンは生活必需品として多くの家庭に普及していました。これを支えていたのがリッカーをはじめとする国産のミシンメーカーです。
    なかでもリッカーは国内トップシェアを占め、日本三大ミシンメーカーとしての地位を確立していました。当時はテレビドラマや歌番組など多くの提供番組を持つほか、1970年には日本万国博覧会でワコール社と共同でパビリオンを出展するなど、大きな影響力を持つ企業でした。特に「電子のお針箱」のキャッチコピーで人気を博したマイティシリーズ(1970年~1984年)は人気歌手を起用したテレビCMでも話題となりました。
    1980年代以降、既製服が安く大量に流通するようになると、洋服は「作るもの」から「購入するもの」へと変化し、ミシンの需要は大きく落ち込むことになります。しかし近年、物の価値を見直す動きや、愛着のあるものを自分で手作りしたり、洋服のリメイクを楽しむハンドメイドブームが再来しており、市場の拡大なども手伝って再びミシンに注目が集まっているのです。

    ◆今後の展開について
    当社は、2022年中にリッカーミシンの新製品(限定モデル)の発表を計画しています。これを皮切りに 通常モデルの企画に着手し、2023年度に数種類のミシンの発売を開始する計画です。
    並行して、リッカーミシンを知らない若い世代にもリッカーミシンの魅力やハンドメイドの楽しさを実際に体験してもらえるイベント(ハンドメイドマルシェやワークショップ、ミシン教室など)を開催します。まずは当社の拠点がある福岡県から実施し、将来的には全国各地でのイベント展開を計画しています。

    ※画像は過去のイベントの様子

    当社について

    <会社概要>
    社名: 株式会社NO EXCUSE https://noexcuse.work/
    本社: 福岡県北九州市小倉南区沼本町1-4-11-1階
    代表: 代表取締役社長 桑原和寛
    創業: 2008年9月
    従業員数: 10名(パート社員含む)
    事業内容: ミシンの小売・卸/ミシンの修理販売専門店「ミシン生活」の運営/ハンドメイドイベントの企画・運営/メディアの運営 「ソーイングスクエア」/RICCAR(リッカー)ミシンの開発販売・ブランド運営

    ミシンの修理販売専門店「ミシン生活」:https://mishin-seikatsu.com/
    メディアの運営 「ソーイングスクエア」:https://note.com/sewing_square/

    <代表メッセージ>
    日本でかつてシェアナンバーワンの時代もあり、海外でも知名度のあるミシンブランドとしてのRICCAR(リッカー)がこのまま無くなってしまうのは、この業界にかかわっている者としてとても勿体ないし良くないと思っていました。さらに、わたくしの母親が持っていたミシンもRICCAR(リッカー)のものだったという事もあり、個人的にもこのブランドにとても強い思い入れをいだいていました。現在、ミシン専門店を経営していて今でも数十年前のRICCAR(リッカー)のミシンの修理や調整の依頼を受ける事も多くあります。また、日本のミシンメーカーは海外でも大変人気が高いので、国内外でRICCAR(リッカー)ミシンを今でも使っている方々が多くいらっしゃいます。知名度が残っている今こそ復活させて、未来にこのブランドを残していかなくては本当に消滅してしまうと危機感をいだきました。
    RICCAR(リッカー)という日本のミシンブランドを無くしたくない、残していきたい。リッカーの積み上げてきた歴史とブランドをよい形で未来に継承し、ハンドメイド業界・ミシン業界を盛り上げていきたいというわたくしの想いに、ヤマノホールディングス山野社長が共感してくださり、商標権の譲渡が相整いました。
    山野社長をはじめ、お力添えをいただいた皆さまに感謝申し上げるとともに、ご期待に沿えるよういっそう精進してまいります。

    代表取締役社長 桑原和寛

    【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
    株式会社NO EXCUSE
    担当:桑原
    電話:093-475-4452
    メールアドレス:info@noexcuse.works

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