内覧・説明会開催  凪いだ心をとりもどす場所。 香川の魅力がつまった門前町のまちやど 「凪」4月NEW OPEN

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    2025年3月12日 18:00

    株式会社OIKAZE(香川県丸亀市|代表取締役:相原 しのぶ)は、株式会社しわく堂(香川県三豊市|代表取締役:平宅 正人)の設計監理のもと、旧高松藩主・松平氏の菩提寺 法然寺へと続く門前町のお成街道沿いに建つ大正7年(1918)建築の町屋を改修した宿泊施設「凪」をOPENします。


    お成街道沿いに建つ町屋を改修した宿泊施設「凪」

    お成街道沿いに建つ町屋を改修した宿泊施設「凪」


    ●こころ凪ぐ、門前町のまちやど。

    仏生山のお成り街道は、法然寺の門前町として栄えた場所。現在でも江戸時代の商家や町家など、歴史ある建物が数多く残り、往時の街並みの様子を今に伝えています。

    「凪」の宿主である相原氏は以前、まちぐるみ旅館に関わっており、当時からこの古い町屋建築に心惹かれていました。今回ご縁がつながり、相原氏が取得し保存修理・活用整備をおこない宿泊施設として再生することを決意しました。

    「凪」とは、風が止み波が穏やかになること。施設全体の改修設計、クリエイティブディレクションは、香川県三豊市を拠点に、日本各地で文化財建造物の保存修理・活用整備PJを手掛けるしわく堂。慌ただしい現代社会において、ゲストがこの場所での滞在を通して、「凪いだ心を取り戻す」ことを願って施設整備を進めました。



    ●門前町の玄関口

    「凪」が立地するのは、門前町の玄関口。明治10年創業の老舗菓子店アオイ堂の南側、街道に面して立っています。

    玄関先には町屋の風情ある出格子がお出迎え。軒をくぐると凛とした丁場を備えた通り土間。外から部屋を通って中庭へと抜ける、気持ちの良い風が流れていきます。


    門前町の入口に位置

    門前町の入口に位置


    ●月に出会う「Aji Glass」

    静謐で落ち着いた明るさの通り土間を進むと新月に出会い、鏡の中には満ちる途中のハーフムーンがあらわれます。

    月の作品は、香川県在住のガラス作家・杉山 利恵さんが生み出すガラス作品「Aji Glass」です。「Aji Glass」は香川で産出されている花崗岩「庵治石」の粉をガラスに溶かし込んで制作されています。

    ※新月タイプは今後設置予定。



    ●旅を醸造する讃岐の木桶風呂

    旅の疲れを癒すのは、「木桶づくりのひのき浴槽」が置かれた貸切風呂。こちらは、木桶と木桶職人を増やすとともに、世界における木桶仕込みの商品の価値や需要を高めることを目指して活動している「木桶職人復活プロジェクト」のチームが木桶づくりの技術を活かして組み上げました。


    木桶風呂づくりの様子。左が相原氏。

    木桶風呂づくりの様子。左が相原氏。


    ●旅人がつどい朝ごはんを頂く、中庭に面した奥の間

    宿泊者は床の間、書院を備え東側に中庭を望む最も格式の高い「奥の間」に集います。

    朝の食事どきには、東向きの庭から差し込む朝日の美しさに気づき、自然を愛でながら食事を愉しみます。

    庭の再生は、高松市を拠点とし、地域が生み出した美しい自然をベースに新たな植栽文化を創造する「HIFUMI」が手掛けました。

    既存の中庭に敬意を払いながら、部屋からの目線や庭全体のバランスを考慮して、灯籠や飛び石の配置と高さ調整、竹垣の修復、樹木の手入れを施し、低木下草を植栽。池も修復し、水を落として落ち着いた水音の演出も行い庭を再生させています。


    旅人がつどい朝ごはんを頂く中庭に面した奥の間

    旅人がつどい朝ごはんを頂く中庭に面した奥の間


    ●大正期オリジナルを最大限活かした“まちやど”の客室

    2階には大正期建築の町屋建築の細部意匠を活かした、個性の違う3室の客室を備えています。最大3名宿泊可能な和室2室と、ベッド単位での利用が可能なバンクベッドルームがあります。各間仕切りは今後の改修の際にもオリジナルに戻せるような可逆性のある工法を取っており、歴史的建造物の保存に配慮した構造にしています。


    自慢の中庭をみおろすことのできる「和(nodoka)」

    自慢の中庭をみおろすことのできる「和(nodoka)」


    ●歴史的建物でも快適な宿を

    2020年、地域での積極的な活用を後押しする文化財保護法の改正がなされ、今後ますます歴史的建造物の活用が求められています。一方で、「暑い、寒いは仕方がない」とされてきた文化財建造物を活用した宿泊施設ですが、インバウンドの受け入れを背景に「快適な環境」が問われています。

    「凪」の改修においては、文化財建造物をはじめとした歴史的建築物の保存や活用を手掛けてきたしわく堂により、街道に面する歴史的な町屋建築の風情や空間構成をそのままに、建造物の断熱・気密性能、耐震性能を高める工事を実施しており、「古民家の宿の快適な宿泊環境」の実現を試みています。



    ●香川の魅力がつまった至福の朝ごはん

    ・白ごはん

    ごはんは専用の釜で、ひとりひとり、お時間に合わせて炊き上げます。米は地元のものを含む数種類から、各自お選びいただけます。


    ・みそしる

    観音寺市にある【やまくに】のいりこだし、三豊市にある【丸岡味噌麹製造所】の味噌を使った可愛らしいみそ玉に自分が飲みたいタイミングで熱々の白湯をかけ自分好みの濃さに仕上げてお召し上がりください。


    ・ごはんのおともと豆皿

    朝ごはんには、ごはんのおとも(自家製+各地厳選お取り寄せ)が並びます。

    宿主の集めた多種多様な豆皿を選んで、ごはんのおともをもりつけて、自分だけの朝ごはん膳を作ってみてください。


    ・おさかな【瀬戸内讃州干物】

    メインは魚料理職人が種類・個体差を見極め手作りで仕上げた鮮熟干物です。瀬戸内海の海塩と季節の柑橘類(無農薬)で作ったオリジナル漬け汁に漬けこみ、熟成処理した干物とは思えない瑞々しさとぎゅっとつまった旨み、独自の漬け汁の塩気が優しい味わいです。化学調味料、添加物不使用。


    ・選べる木桶醤油のたまごかけごはん

    様々なタイプの木桶醤油が並びます。


    ※上記メニューは、3月7日時点での予定です。仕入れほか、事情により変わることがあります。



    ●夜ごはん企画 ※不定期開催予定

    美味しいお料理とお酒を楽しんだ夜は

    『嗚呼…このまま帰りたくない…』

    何度思ったことでしょう。

    帰りたくなくなるお店

    そんなお店の料理人たちを招いての夜ごはんの会も企画

    ごはんのあとは、そのまま凪でお泊まり。

    帰りたくなくなるお店の

    帰らなくていい夜を。



    ●OUTLINE

    施設名称    :「凪」

    所在地     :香川県高松市仏生山町甲463

    開業      :2025年4月予定

    用途      :簡易宿所

    規模      :木造2階建、延床面積166.38m2

    事業主     :株式会社OIKAZE 代表取締役 相原 しのぶ

    設計監理    :株式会社しわく堂 代表取締役 平宅 正人

    施工      :山口工務店 代表取締役 横田 浩基

    造園      :合同会社HIFUMI 多田 弘、小野 豊

    宿泊人数    :8名

    チェックイン  :15:00~/チェックアウト ~10:00

    宿泊料金    :基本料金13,500円~

    宿泊予約WEB   :3月中にWEB公開予定

    宿泊用駐車場  :周辺あり

    電話番号    :087-802-9817

    予約      :可能

    浴槽制作    :木桶職人復活プロジェクト 職人TEAM

    ロゴ制作    :株式会社sovie 代表取締役 辻 佑馬

    暖簾制作    :染匠 吉野屋 大野 篤彦



    ●株式会社しわく堂(香川県三豊市豊中町比地大1680-4)

    建築設計監理・デザインコンサルティングを主軸に暮らしの中の「あったらいいな」を発見・提供する“暮しづくりカンパニー”とし て不動産活用におけるマーケティング、商品企画・商品開発からCI、VI制作、広告戦略立案などを総合的に手がけています。

    代表例:泊まれる応接間“MITTAN”(松山市)、寝転がれるお座敷ブッフェ“おむすび座”(三豊市)、薪火グリル付きゲストハウス“Ku;bel”(三豊市)、泊まれるショールーム“積凪”(三豊市)、重要文化財を活用して残す“国指定重要文化財 林家住宅 「Awakura」”(岡山県美作市)、地域資産を、住み継ぐ“旧磯乃屋”(山口県光市)ほか

    https://www.shiwakudo.com/



    ●株式会社OIKAZE(香川県丸亀市通町35-2)

    人々の地域に対する想いこそ、『地域の力』であると考え、小売・卸業や商品開発、飲食・イベント企画、観光関連事業や教育関連事業など様々な切り口から地域を想う気持ちを育てるきっかけづくり、地域を後押しする活動を行っている。

    https://oikaze-mg.com/

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