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    高齢者の経済的なゆとりは低下  支出が大きい「海外旅行」への楽しさ・喜びは低下する一方、 健康・老化防止に向けた支出意欲は微増  最新レポート「高齢者“きもち”調査2024年」を発表

    調査・報告
    2025年1月20日 09:45
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    株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原 正昭)は、60~90歳の高齢者を対象として「高齢者の“きもち”」をテーマとした自主企画調査を実施しました。加齢とともに変化する高齢者の「きもち・考え」や「楽しさ・喜び」といった意識を定量的に把握することを目的としました。また1回目の2021年調査との時系列比較も可能です。本調査レポートは有償にて販売していますので、詳細は最下段をご参照ください。

    本リリースでは自主企画調査の結果の一部を抜粋してご案内いたします。


    高齢者“きもち”調査2024年

    高齢者“きもち”調査2024年


    (『高齢者“きもち”調査2024年』 https://www.jmar.biz/report2/6090feelings_2024/)



    ■調査結果のポイント紹介

    ●女性70代の7割半が「年をとっても、老化が進んだなりに人生を楽しめると思う」と考える

    ●3年前と比べて「経済的なゆとり」があると感じる家庭は2割半に減少傾向、物価高の影響か

    ●大きな支出を伴う「海外旅行」への楽しさ・喜びは減少傾向

    ●健康・老化防止に向けた支出意欲は微増傾向

    ●高齢者の8割以上が「高齢になっても自分自身の歯を維持していたい」



    ■調査概要

    調査名 : 高齢者6090レポートシリーズ

          高齢者“きもち”調査 2024年

          ※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている調査結果の

          一部を抜粋してご紹介致します。

    調査期間: 2024年10月18日(金)~2024年11月1日(金)

    調査対象: 日本能率協会総合研究所が保有する「高齢者6090リサーチモニター」

          (全国に居住する60歳から90歳までの男女)

    調査方法: 郵送調査

    回答者数: 2,500名

          性別・年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠して回収

    詳細URL : https://www.jmar.biz/report2/6090feelings_2024/



    【調査結果1】女性70代の7割半が「年をとっても、老化が進んだなりに人生を楽しめると思う」と考える

    「買い物・情報」「住まい・ライフスタイル」「健康・身だしなみ」「食事」「調理行動」のカテゴリーで、合計100を超える“きもち・考え”を確認した。

    60~90歳の2,500名の男女は、「老い」に対してどう考えているのか。「年をとっても、老化が進んだなりに人生を楽しめると思う」という考えに対して、「とてもあてはまる」「あてはまる」「ややあてはまる」のいずれかを選択した「老いに対するポジティブな受容」の考えを持っている人をみると、男性は6割強、女性は7割近くで、男性と比べると女性が高かった。女性70代は7割半が「老い」に対してポジティブな受容の姿勢がみられた。ただし、女性は80代になると顕著に低下する傾向もみられた。一方で男性はいずれの年齢層でも6割台と年齢による傾向差があまりみられなかった。


    Q. 現在のあなたの「気持ち・考え」にあてはまる程度をお答えください。(単一回答)

    図表1

    図表1


    【調査結果2】3年前と比べて「経済的なゆとり」があると感じる家庭は2割半に減少傾向、物価高の影響か

    経済的なゆとりについて「あると思う」~「あると思わない」の5段階で確認したところ、「あると思う」「ややあると思う」を足し合わせた「あると思う 計」の割合は男性27.0%、女性23.7%で、全体では2割半だった。

    3年前の2021年調査と比べると、「あると思う 計」は男女ともに低下傾向。男女とも多くの年齢層で低下しており、一方、「あると思わない 計」は増加しており、特に女性80-84歳は「あると思わない 計」の割合が2021年32.1%→2024年49.5%と15ポイント以上増加していた。


    Q. あなたのご家庭では、経済的なゆとりがあると思いますか。(単一回答)

    図表2

    図表2


    【調査結果3】大きな支出を伴う「海外旅行」への楽しさ・喜びは3年前と比べて減少傾向

    50以上の事柄について、「楽しさ・喜び」を感じる程度を確認したところ、高齢者が「楽しさ・喜び」を感じる割合の高い「旅行」は、3年前と比べて減少傾向がみられた。特に大きな支出を伴う「海外旅行で観光をしているとき」は、「楽しさ・喜び」を「とても感じる」「感じる」のTOP2の割合でみると減少がより顕著だった。特に男性70-74歳のTOP2は58.2%→46.9%、男性80-84歳のTOP2は59.3%→47.1%と10ポイント以上減少した。


    Q. 次の事柄について、あなたはどの程度「楽しさ・喜び」を感じますか。(単一回答)

    図表3

    図表3


    【調査結果4】健康・老化防止に向けた支出意欲は、3年前と比べて微増傾向

    経済的なゆとりの低下や大きな支出に対する慎重な姿勢が見えた一方で、「健康や老化防止に効果があるものには、積極的にお金を使いたい」という支出意欲は、微増傾向がみられた。特に「とてもあてはまる」「あてはまる」「ややあてはまる」を足し合わせた「あてはまる 計」の割合でみるとその傾向は顕著で、3年前と比べて微増している。「あてはまる 計」の割合は、男性が4割で、女性が46.4%で、前回調査と比べると、特に男性80代後半は15ポイント近く、女性70代~80代前半は10ポイント前後増加している。


    Q. 現在のあなたの「気持ち・考え」にあてはまる程度をお答えください。(単一回答)

    図表4

    図表4


    【調査結果5】高齢者の8割以上が「高齢になっても自分自身の歯を維持していたい」

    健康意識において、「高齢になっても自分自身の歯を維持していたい」という考えに対して、60~90歳の男女の8割以上が「とてもあてはまる」「あてはまる」「ややあてはまる」のいずれかを回答した。特に、女性は70代前半まで9割以上があてはまると回答しており、意識の高さがうかがえる。なお、男女ともに高齢になるとやや意識は低下するものの、男女とも80代後半でも7割以上は自分自身の歯を維持していたいという考えだった。


    Q. 現在のあなたの「気持ち・考え」にあてはまる程度をお答えください。(単一回答)

    図表5

    図表5


    ― 本レポートについて ―

    今回のリリースでご紹介した「高齢者6090レポートシリーズ高齢者“きもち”調査2024年」は有償にて販売しています。本リリースではご紹介できなかった「きもち・考え」や「楽しさ・喜び」も、有償版では多数掲載しています。詳しくは下記までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

    ※本リリースに関するお問い合わせにつきましても、下記までお願い申し上げます。



    【レポート販売のご案内】

    ■アウトプット

    『高齢者6090レポートシリーズ 高齢者“きもち”調査2024年』

     (1)調査報告書(PDFファイル):2024年12月末発行

     (2)集計データ(Excelファイル):クロス集計表一式

      ◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にて承ります。

      【都度お見積りさせていただきます】

      ◆ローデータ(Excelファイル)は別売りとなります。【一式15万円(税別)】


    ※当社は、本調査をご購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。

    ※本調査の成果物のご利用はご購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。


    ■調査購入のご案内

    ・定価590,000円(税別)・MDBメンバー価格570,000円(税別)

    ※MDBメンバー価格は、当社会員制情報提供サービス「マーケティング・データ・バンク」にご登録いただいている事業所に限らせていただきます。



    【お問い合せ先】

    株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部

    〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22

    担当 : 山口、荒木

    TEL : 03-3578-7607

    FAX : 03-3432-0109

    Email: info_mlmc@jmar.co.jp


    本件引用の際は、お手数ですが、上記あて掲載紙をご送付ください。

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