今回のテーマは、「愛」×「官能」×「読みきり」  紙は存在しません!文藝春秋 電子小説誌『つんどく!vol.2』発売!

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    2013年11月21日 13:00

     株式会社文藝春秋(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:平尾隆弘)は、11月22日、文藝春秋初の電子小説誌『つんどく!』第二弾、『つんどく!vol.2』を発売します(編集担当・「別冊文藝春秋」編集部)。

    電子オリジナル小説誌です!

     文藝春秋ではこれまで、紙版の雑誌を電子化して配信するケースはありましたが、電子書籍版「のみ」の雑誌を発行するのは、ジャンルを問わず初めてです。
     誌名「つんどく!」の由来は、買った本を読まずに積んでおく、いわゆる「積ん読」ではありません。タブレットやスマートフォン、電子書籍端末を指で「つんつん」して読んでください、という含意です。誌面には「つんつん」というイメージキャラクターも登場します。
     従来の小説読者のみならず、広くスマートフォン・タブレット端末ユーザーに向けて、「ちょっとした空き時間に、小説を“つんどく”して楽しむ」という新しいライフスタイルを提案していきたいと考えています。

     『つんどく!vol.2』は「愛」がテーマ。恋人たちのベッドの中、セックスレスの夫婦、レズビアンカップルの性愛推理、ボーイズラブetc.
     さまざまなジャンルの書き手が「愛」という名の下に結集。全て書き下ろしの短篇作品です。めくるめく愛と官能の世界を、一本十五分程度の時間で楽しめることができます。「あの作家がこんな小説を!?」という驚きを味わうこともできます。


    ●宮木あや子さんコメント(『つんどくvol.2』に「ヴィオレッタの尖骨」を寄稿)
    単行本は持ち運びに不便だから文庫になるまで待つ、という読者は結構います。ファッション雑誌も最近、ミニサイズの持ち運びが楽な版が登場しています。レストランやネイルサロンのメニューは既にタブレット。紙媒体の小型化、軽量化の最たるものが電子化です。現代人の読書離れとスマホ(タブレット)依存が深刻ならば、スマホ(タブレット)で読書をさせようという方向は正しいですよね。あとは私たち供給側が、彼らにワクワクしてもらえる物語をどれだけたくさん紡げるか、および文藝春秋がこの状況下で「つんどく!」をどれだけ上手に売り出せるかが問題です。私はこの媒体に売れてほしいので、かつてないほど一生懸命書きました。文藝春秋は「電子書籍の文芸誌」という新ジャンルの今後を背負い、軌道に乗せてほしいと思います。

    宮木あや子(みやぎあやこ)/1976年、神奈川県生れ。2006年『花宵道中』で「女による女のためのR-18文学賞」大賞と読者賞を同時受賞しデビュー。趣味は着道楽と海外旅行。他の著書に『春狂い』『泥(ルビ:こひ)ぞつもりて』『学園大奥』『官能と少女』『あまいゆびさき』『ガラシャ』などがある。


    ●『つんどく!』編集長 吉田尚子コメント
    『つんどく!』創刊に際して、様々な反響をいただきました。「紙と電子はどう違うのか?」「小説誌は変わってしまうのか?」「定期刊行していくのか?」。しかし、私たち編集としての仕事は何も変わりません。紙が電子になったとしても「すばらしい作品を世に出したい」という思いは同じだからです。小説と読者の出会いの場が少しでも増えていけば、こんな嬉しいことはありません。

    『つんどく!vol.2』目次 愛と官能の総力特集 まるごと、愛!?
    小説
    歌野晶午「まどろみ」/宮木あや子「ヴィオレッタの尖骨」
    西澤保彦「覆水」/千早茜「まなうらの色」/乾ルカ「友達だから」
    石持浅海「男の子みたいに」/加藤千恵「アンバランス」
    芦辺拓「うぬぼれた物真似鳥」/青柳碧人「グンカンドリの気が早い犯罪」
    円居挽「踊る人魚」/大山誠一郎「復讐日記」/小田雅久仁「ひとりの時間」
    松井雪子「肉と衣のあいだに神は宿る」/水生大海「囚われのひと」
    榎本まう「ボウリング・ラストナイト」/上山和音「宇奈月温泉殺人事件」
    沢木まひろ「僕のいない僕の人生」

    読み物
    人気コミックエッセイ/久世番子「よちよち愛の文藝部」
    面白くてためになる豪華対談/万城目学×門井慶喜「近代建築への愛を叫ぶ」


    書誌情報
    ■誌名   別冊文藝春秋電子増刊『つんどく!vol.2』
    ■販売価格 850円
    ■発売日  2013年11月22日
    ■販売先  Kindleストア、iBooks、楽天kobo、Reader Store、
          紀伊國屋書店、BookLive!、honto、GALAPAGOS STORE他
          電子書籍を販売している主要書店
    ※なお、『つんどく!』は、現在は不定期刊行ですが、来年度には4冊の刊行を予定しています。


    プロモーション情報
    ■作家・歌野晶午さん生出演!「つんどく!」を語る
    電子書籍情報番組「eBook TV」(第17回)
    2013年11月22日(金) 21:00~(注目の1冊)
    ニコニコ生放送、Ustream同時配信。
    【eBook TV】 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/subtop/features/ebooktv/

    ■BookLive!にて、「つんどく!」のメインキャラ、“つんつん”をフューチャーした、「つんつん絵本」を無料配信。詳細はストアでご確認下さい。
    http://booklive.jp

    ■11月22日より紀伊國屋書店新宿本店2F電子書籍コーナーにて「つんどく!」デモ開催
    専任スタッフ常駐で「つんどく!」無料体験ができます。

    ■期間限定で、前作『つんどく!』創刊号を、約70%プライスダウンの、販売価格200円で発売します!

    ■ウェブCM『「つんどく!」ガールがおくる 大人の「つんつん」朗読』もご覧下さい。 http://youtu.be/UWjSOmaqHPQ

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