GfK Japan調べ:2013年度企業の情報化投資動向

リーマンショックを底に投資は堅調に推移

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:藤林 義晃)は、国内企業約1,400社のIT関連業務従事者に実施したアンケート調査より、企業における情報化投資動向を発表した。

図1 情報化投資の増減見込み
図1 情報化投資の増減見込み

【概要】
・2013年度の情報化投資見込みは「増加する」が「減少する」を15%ポイント上回る。
・投資予定上位は、「パソコン」「サーバー」などハード分野。
・タブレット型端末に対する投資意欲は上昇傾向。


【情報化投資は回復基調】
 企業の情報化投資見込みは、2008年度~2009年度を底として回復基調にある。2013年度は「増加する」が32%を占め、「減少する」の17%を大きく上回った(図1)。
 増加の理由としては、「導入済みのシステムが古いため」が最多となった。1,000人以上の企業に絞ると「システム規模/機能の拡張」が最多理由となり、景気回復に伴い大企業が積極的にシステム投資する傾向が伺えた。また、減少の理由としては63%の企業が「コスト削減」を挙げたが、この割合は2011年と比較すると6ポイント縮小し、回復傾向が伺えた。
 2012年度の企業の売上高増減(実績)を尋ねたところ42%が「前年度より増加した」と回答した。今後、企業収益の改善が、情報化投資の増加に寄与することが期待される。

図1:情報化投資の増減見込み
http://www.atpress.ne.jp/releases/40563/a_1.png


【XPサポート終了の影響もありパソコンを中心にリプレースが進む】
 2013年度に投資を予定している分野をみると、「パソコン」「サーバー」が高い割合を占めた(図2)。2014年4月のXPのサポート終了直前まで旺盛なリプレース需要が見込まれる。また、前年度から10%以上の投資増を見込む分野では、「タブレット型端末」が「パソコン」、「サーバー」に次いで多く挙げられた。特に1,000人以上の企業ではタブレット型端末を「本格導入する」の割合が増加しており、大企業を中心にタブレット型端末に対する投資意欲が上昇傾向にある事が伺えた。導入理由は「スケジュール管理の効率化」の割合が前回から上昇する一方、「ペーパーレス化によるコスト削減」が低下した。経費削減よりも業務効率化のためのツールとしてタブレット型端末の導入が進んでいる模様だ。

図2:2013年度投資予定分野
http://www.atpress.ne.jp/releases/40563/b_2.png


調査概要:「2013年6月期 情報化投資に関する事業所モニタ調査」より抜粋
調査期間:2013年6月
調査方法:インターネットリサーチ
回答者 :勤務先で情報システム部門に所属、または勤務先でITハードウェア・ソフトウェアの導入に携わっている方 約1,400名


※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。


■ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社
URL: https://www.gfk.com/jp

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