株式会社ワイズスタッフ

    奈良観光に関するアンケート結果を公開~観光客のニーズは『3K』~

    サービス
    2006年1月25日 12:00

    報道関係各位                        2006年1月25日
    プレスリリース                  株式会社ワイズスタッフ

            奈良観光に関するアンケート調査結果を公開
       ~観光客のニーズは、『3K』。クーポン、クチコミ、交通案内~

    株式会社ワイズスタッフ(本社:奈良県生駒市、代表取締役:田澤 由利、
    URL:http://www.ysstaff.co.jp/ )と、第一コンサルタント株式会社(本社:
    岐阜県大垣市、代表取締役:米田 順一、URL: http://www.dai1con.co.jp/ )は
    経済産業省・中小企業庁による「平成17年度新連携対策補助金」の採択を受け、
    連携体構築支援事業の一環として、観光客向けクーポンサイト
    ≪旅クー in 奈良・トライアル版≫(URL: http://nara.tabiq.jp/ )を期間・
    エリア限定にて公開し、また期間中に奈良観光に関するアンケート調査を行い
    ました。その結果をここに発表します。

    【調査概要】
    調査方法:
    「スピードクッキング」(URL: http://www.speedcooking.jp/ )会員を対象
    としたインターネット調査

    「スピードクッキング」会員構成:
     [会員数]約85,000人
     [年 代]20代~40代の有職者が中心
     [男女比]女性:80% 男性:20%
     [特 徴]会員の居住地分布は、国内人口の分布とほぼ一致。
         旅行やインターネットに興味のある会員が多い。

    調査期間:2005年11月16日~20日

    有効回答数:1,030
    (10代2.2%、20代15.9%、30代31.5%、40代12.3%、50台4.0%、60代以上1.8%、
    不明32.2%)

    【調査結果概要】
    ■以下のURLにて図解による詳細報告書をご覧いただけます。
     http://www.5012.jp/ys/disp.asp?kno=2&cno=1&dno=146

    ■調査全体について
    今回の調査では、まず地域を限定せずに「国内旅行」について質問し、その中
    での「奈良」の位置づけを明確にした上で「奈良観光」についての調査を実施
    した。また、さらに「旅クー」という、携帯電話と地図を用いた新しいサー
    ビスへの意見を求めた。

    結果、旅行先の地域を問わず、観光客が求める観光サービスとしてニーズが
    高いのは、「クーポンをはじめとした割引情報」「クチコミ・ランキング情報」
    「交通案内・ナビゲーション」の3点であることが判明した。特に奈良県は、
    2010年に平城遷都1300年記念事業を控えていることもあり、観光客のニーズに
    応えるサービスの提供が期待される。

    ■国内旅行について
    今回調査に参加したサンプルの年間国内旅行回数(1泊2日以上・出張も含む)は、
    「年2~3回」が最も多く450名(43.7%)。年1回以上国内旅行にでかけるサンプル
    が940人と全体の91.3%を占めた。

    旅行形態として、個人旅行757人(73.5%)を中心に一人旅83人(8.1%)・個人型
    ツアー72人(7.0%)などの個人型が好まれる傾向もあって、旅行手配にインター
    ネット・電話を活用するサンプルが多く、旅行前の情報収集で最も活用されて
    いるのはインターネット(パソコン)753人(73.1%)、旅行ガイドブック349人
    (33.9%)、旅行雑誌239人(23.3%)など。一方、旅行中の情報収集では旅行ガイド
    ブック387人(37.8%)のほか、現地の観光施設313人(30.4%)や地元の人に聞く
    182人(17.7%)など、現地でも機動的に情報収集する観光客が多いことがうかが
    える。

    今後1年間に旅行に行ってみたい場所としてあがったのは、北海道312人
    (30.3%)沖縄295人(28.6%)の2強に次いで、関西エリア154人(15.0%)が多い。
    関西エリアの中でも特に人気なのは京都で、その後 大阪、神戸、奈良と続く。

    ■奈良観光について
    奈良に行ったことがあるサンプルは853人(82.8%)だが、修学旅行での来訪が
    479人(56.2%)と多く、家族や友人との旅行をあげたのはそれぞれ2割強。
    奈良に再訪したいと考えているのは奈良来訪者の74.8%だが、奈良への旅行
    経験のないサンプルではその65.5%にとどまる。

    旅行前の情報収集で活用されているのは旅行ガイドブックが436人(51.1%)と多
    く、次いで友人・知人からのクチコミ情報が200人(23.4%)。国内旅行全体では
    最も活用率が高かったインターネット(パソコン)は170人(19.9%)にとどまった。
    この傾向は年代別に見てもさほど変わらず、理由としては、奈良来訪が修学旅行
    など過去(インターネット普及前)の経験であることと、他の有名観光地と比較
    しインターネットでの情報提供が立ち遅れていることの両面が疑われる。

    奈良来訪時の思い出としては、風景や歴史建造物、街並みなどが多くあがり
    371人(43.5%)、次いで鹿・奈良公園関連が272人(31.9%)をあげるサンプルが
    多い。ただ、奈良に対し特によい印象を抱いていると感じられるサンプルから
    は、「ゆったり・素朴・落ち着きある風情」「桜・紅葉」「京都とは違う風情」
    などをたたえるコメントが多いように見受けられた。

    また、旅行前の情報源として「友人・知人からのクチコミ情報」を参考にする
    サンプルが多いことや、奈良来訪者に再訪希望者が多いことを考え合わせると、
    奈良は「実際に行ってみて初めてわかる魅力」に溢れると同時に、「観光地と
    しての魅力がわかりにくい」エリアであるということもいえる。今後は、クチ
    コミ情報などを活用し、これらの効果的なアピールが必要と考えられる。

    一方、奈良来訪時に困った経験では、鹿に追いかけられたなどの鹿関連が最も
    多く1割強だが、そのほか「交通の便が悪い」「道がわかりにくい」「駐車場が
    少ない」「見所が分散している」など観光のしにくさに関する指摘が多いほか、
    「飲食店の数・情報量が少ない」「店・寺院等の閉館が早い」ことなどがあげ
    られた。

    これら奈良観光のデメリットとしてあげられた内容は一朝一夕に解決しがたい
    ものではあるが、上記をふまえた観光情報提供やモデルコース提案により観光
    客の負担感を軽減することは可能であり、今後の対応強化が求められる。

    奈良で行ってみたいスポット・エリアの上位は、東大寺、吉野山、斑鳩(法隆
    寺)、奈良公園周辺で、それぞれ5~4割。その後も、西の京(唐招提寺、薬師寺)、
    明日香村など、歴史的建造物や景観を味わうスポットが続き、奈良町をあげた
    サンプルは146人(奈良に行きたくないサンプルを除いた15.0%)。
    「ならまち」という名称を知っている人も122人と奈良来訪者の14.3%にとど
    まり、奈良の新しい観光エリアの知名度は高くないことがわかる。

    ■観光客向けクーポンサイト「旅クー in 奈良」について
    「旅クー」は、地元に住む人が自信をもって、観光客の方におすすめできる店
    やサービスのみを掲載し、「地域からのおもてなし」として全店からクーポン
    を提供いただくことで、従来の都市中心型・広告型クーポン事業では実現でき
    ない、地域ならではの満足度の高い観光客サービスを実現するサイト。

    2005年11月3日~30日まで、期間・エリア限定で公開された「旅クー in 奈良」
    トライアル版では、バス停などに掲載されたQRコードを携帯電話で読み込み、
    現在位置の地図表示や、「ここから近くて、今、営業中のお店は?」といった
    時間も含めた店舗検索が可能な、第一コンサルタント株式会社の「ケータイ
    ブックマーク hoop」と連動、満足度の高い観光情報サービス「ココから
    マップ」機能を提供した。

    これら「地元の人が選んだ店・サービスのみを掲載」というサイトコンセプト
    に対しては、サンプルの671人(65.1%)が肯定。「(地元で選んだ店が)観光客の
    喜ぶ店とは限らない」「本当に地元の人が選んでいるのかわからない」といった
    やや懐疑的な見方は全体の1/3程度だった。

    また、その掲載情報量について、「選んだお店だけなので(掲載店数が)少なくて
    もいい」というサンプルは418人(40.6%)を占め、従来の観光情報サイトへの傾向
    である「少しでも多くの店を紹介して欲しい」という回答者469人(45.5%)と
    わずか5%しか差が無かった。良質な情報であれば、必ずしも量を問わないという
    傾向が現れている。

    また「ココからマップ機能」については、「ぜひ使ってみたい」が458人(44.5%)
    と多い一方、「あまり使わないと思う」259人(25.1%)、「使ってみないとわか
    らない」312人(30.3%)に評価がわかれ、年代別にみてもさほど大きな差が
    なかった。肯定派の理由は、「便利そう」「時間を効率活用できる」「ガイド
    ブック不要・携帯しやすい」「定休日・営業時間がわかるとよい」など。
    非肯定派の理由は、「そもそも携帯電話を持っていない・QRコードが使えない」
    「携帯のネット使用(情報収集)が苦手・面倒」など、機能以外に関する理由が
    多い。

    とはいえ、他の観光地にも同様のサイトが欲しいと考えるサンプルは895人
    (86.9%)にのぼり、その希望エリアも京都、北海道、沖縄などの人気観光地は
    もちろん、全国の有名観光地毎に欲しいと言う声も多い。

    今後求められる観光サービスとしてニーズが高いのは、「クーポンをはじめと
    した割引情報」「おすすめ・クチコミ・ランキング情報など、本当に役立つ信
    頼できる情報」「交通案内・ナビゲーション」の3点。そのほか、「ニーズ別
    (対象別)観光ルート提案・スポット紹介」「携帯電話での情報提供」「子連れ・
    車椅子利用者など弱者向けサービス・情報」など、よりきめ細やかな対応を
    望む声も多い。


    ■奈良観光に対するアンケート調査結果
     http://www.5012.jp/ys/disp.asp?kno=2&cno=1&dno=146

    ■旅クー 事務局ブログ
     http://tabiq.livedoor.biz/

    ※≪旅クー≫は、株式会社ワイズスタッフの登録商標です。
    ※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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     このリリースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
     〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘2番1号
     株式会社ワイズスタッフ内・旅クー事務局 担当:仙田
     TEL  : 0743-74-2012
     FAX  : 0743-74-2013
     E-Mail: info@nara.tabiq.jp
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