日本人の約半数が「本を読まない人」でも希望はある 現役書店員...

日本人の約半数が「本を読まない人」でも希望はある 現役書店員が書いた『本屋のミライとカタチ』を発売

出版業界のキーパーソンが登壇するトークイベントも開催

『本屋のミライとカタチ』
『本屋のミライとカタチ』
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年2月16日に『本屋のミライとカタチ』(北田博充 編著/税込1,870 円)を発売します。日本人の約半数が「1カ月に1冊も本を読まない」という調査結果や、この20年間で書店数が半減したという現実を背景に、出版業界は変革に取り組んでいます。現役書店員である北田博充氏が続けているのは、「未来の読者を創る」という活動です。PHP研究所はこの活動に共鳴し、北田氏と13人のキーパーソンの新たな挑戦をまとめた本書を、全読書人にお届けいたします。
グラフ:日本における書店数の推移
グラフ:日本における書店数の推移

本の魅力を伝える人すべてが「本屋」

編著者の北田博充さんは、「梅田 蔦屋書店」の店長をしながら、ひとり出版社の運営やイベント、著作の発刊などを通じて、本や書店の魅力を発信しています。「本の魅力を伝える人」すべてを広い意味での「本屋」ととらえている北田さんが求めているのは、新たな読者を創るために仲間をふやすことです。出版業界内はもちろん、業界外で本に深く関わる人とも交流しています。本書はその交流を通じて同志となった、小説紹介クリエイターのけんごさんや、読書教育をサポートする田口幹人さん(未来読書研究所 代表)といった、13名のキーパーソンの活動や提案を紹介するものです。

明るい未来を発信する書店イベント開催

『本屋のミライとカタチ』の発売を記念して、全国6ヶ所の書店でイベントが開催されます。トークショーやイラスト展、冊子配布などを通じて、作家から名物書店員まで、本に関わるプロたちが描く、本と本屋の明るい未来を発信するものです。
《トークイベント》
【1】 日時:2月17日(土)15:00~17:00 会場:奈良 蔦屋書店(奈良)
テーマ:本屋を始めたいあなたへ!
登壇者:北田博充(梅田 蔦屋書店 店長)、瀬迫貴士(本の販売も行なう薬局店「ページ薬局」を開店)、吉田正隆(最低1冊からでも本を卸売りする「ホワイエ」を、楽天ブックスネットワークで事業化)
参加費:1,500円(税込) 定員:20名
申込・問合わせ:奈良 蔦屋書店
https://store.tsite.jp/nara/event/shop/38005-1747371227.html

【2】 日時:2月21日(水)18:00~20:00 会場:代官山 蔦屋書店(東京)
テーマ:新たな読者を創るために(第一部)/本を読まない人に、本の面白さを伝えてきた3人の話(第二部)/質疑応答
登壇者:北田博充(梅田 蔦屋書店 店長)、岡田基生(代官山 蔦田書店 人文コンシェルジュ&人文・ビジネス リーダー)、けんご(小説紹介クリエイター)、花田菜々子(蟹ブックス 店主)、粕川ゆき(いか文庫 店主)
参加費:2,000円(税込) 定員:60名
申込・問合わせ:代官山 蔦屋書店
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/37863-1746021219.html

【3】 日時:2月22日(木)18:00~20:00 会場:六本木 蔦屋書店(東京)
テーマ: 未顧客を顧客化していくために(第一部)/「これからの本屋」を面白くするために(第二部)
登壇者:北田博充(梅田 蔦屋書店 店長)、芹澤連(コレクシア マーケティングサイエンティスト)、有地和毅(YOURS BOOK STORE ブックディレクター)、内沼晋太郎(NUMABOOKS ブックディレクター)、田口幹人(未来読書研究所 代表)
参加費:①書籍『本屋のミライとカタチ』の購入+参加費を含む3,000円(税込)/②参加費のみ2,000円(税込) 定員:50名
申込・問合わせ:六本木 蔦屋書店
https://store.tsite.jp/roppongi/event/shop/38040-1935171229.html

【4】 日時:2月23日(金)19:00~20:30 会場:TOUTEN BOOKSTORE(名古屋)
テーマ:フリートーク
登壇者:北田博充(梅田 蔦屋書店 店長)、山下優(青山ブックセンター 店長)、古賀詩穂子(TOUTEN BOOKSTORE 店主)
参加費:2,000円(税込) 定員:20名
申込・問合わせ:TOUTEN BOOKSTORE
https://www.touten-bookstore.net/s/stories/24223-24225

【5】 日時:2月24日(土)16:00~18:30 会場:梅田 蔦屋書店(大阪)
テーマ:「本屋のミライとカタチ」を考える(第一部・第二部)/質疑応答
登壇者:北田博充(梅田 蔦屋書店 店長)、長谷川紀雄(紀伊國屋書店 梅田本店 店長)、堀内理(ジュンク堂 三宮店 店長)、大垣守可(大垣書店 コンテンツ事業部 事業部長)、山下優(青山ブックセンター本店 店長)、兼田将成(PHP研究所)
参加費:2,000円(税込) 定員:60名
申込・問合わせ:梅田 蔦屋書店
https://store.tsite.jp/umeda/event/business/37693-1824231210.html

《北田博充『本屋のミライとカタチ』(PHP研究所)刊行記念展》
開催期間:2月23日(金)~3月5日(火) 会場:SUNNY BOY BOOKS(東京)
イベント内容:イラスト、インスタレーション、漫画など、アートの世界で活躍する9名の作家による「本屋のミライ」を描き下ろした絵の展示や、同テーマのエッセイを収録した特典冊子を配布するほか、『本屋のミライとカタチ』の限定カバーVerを発売。
参加作家:魚座、奥誠之、山口洋佑、きたしまたくや、土屋未久、うえのよう、カナイフユキ、エヒラナナエ、黒木雅己
問合わせ:SUNNY BOY BOOKS
https://sunnyboybooks.net/news/659e23a85015b200340174d1

編著者プロフィール

北田博充(きただ ひろみつ)
1984年神戸生まれ。大学卒業後、出版取次会社に入社し、2013年に本・雑貨・カフェの複合店「マルノウチリーディングスタイル」を立ち上げ、その後リーディングスタイル各店で店長を務める。2016年にひとり出版社「書肆汽水域」を立ち上げ、長く読み継がれるべき文学作品を刊行している。2016年、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)入社。現在、梅田 蔦屋書店で店長を務める傍ら、出版社としての活動を続けている。2020年には、本・音楽・食が一体となった本屋フェス「二子玉川 本屋博」を企画・開催し、2日間で、33,000人が来場。著書に『これからの本屋』(書肆汽水域)、共編著書に『本屋の仕事を創る』(世界思想社)がある。

書誌情報

タイトル:本屋のミライとカタチ
発売日:2024年2月16日
ページ数:264ページ
定価:1,870円(税込)
ISBN:978-4-569- 85635-3
判型・製本:四六判並製
発行:株式会社PHP研究所
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